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健康管理特論
山崎 章恵・馬場 理
大学名 清泉女学院大学大学院
学部・学科 看護学研究科
開講キャンバス 東口 授業形態 講義
履修区分 必修 単位数 2単位
配当年次 1年 開講期
授業の概要

健康づくり対策や健康問題への取り組みなどの考察を通して、看護実践に影響を及ぼし決定を下す際の重要な概念である健康についての知識を深める。また、総合病院への外来理由の約4割は感染症であると言われており、健康管理には大きな影響を及ぼす。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行も記憶に新しく、新興・再興感染症は私達の健康を脅かす存在でありつづけると考えられるため、病原体の基礎を復習すると共に、感染看護学を併せて学ぶものとする。

学習到着目標

1.健康に関する研究動向と課題について説明できる。2.理論や看護実践モデルを活用し、成人期にある対象の特徴を説明できる。

3.国内外の文献を活用し、看護実践モデルの問題と研究課題についてクリティークできる。4.講義による学習や討議を通して自己の研究課題を探求し、深化できる。

成績評価方法

研究論文クリティークの発表(60%)・デスカッションの発言状況と参加姿勢・状況(40%)により評価する。

課題に対する
フィードバック方法

研究論文クリティークなどの課題に対しては、その準備段階から助言や指導を行う。課題発表と討論に参加し、幅広い視点でアドバイスを行い、学生の学習を支援する。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) ■ディスカッション・ディベート □グループワーク □プレゼンテーション(発表) □実習・実技・実験 □フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

1.科目ガイダンス(科目のねらいや授業の流れを理解する。)

2.看護学のメタパラダイムである「健康」の概念について理解する。

予復習

事前学習:配布資料を読んでおく。

復習:健康の概念について整理する。

担当

山崎 章恵

2 内容

我が国における健康をめぐる施策の変遷と健康日本21等の現下の政策について理解する。

予復習

事前学習:配布資料を読んでおく。

復習:健康関連の施策について整理する。

担当

山崎 章恵

3 内容

生活の変化が健康に及ぼす影響を統計的な情報から理解する。日本におけるライスコースと人々の健康について概観する。

予復習

事前学習:配布資料を読んでおく。

復習:統計的な情報から日本人の健康問題を整理する。

担当

山崎 章恵

4 内容

健康に関連する概念、理論について理解する。

予復習

事前学習:配布資料を読んでおく。

復習:学習した概念、理論について整理する。

担当

山崎 章恵

5 内容

健康生成力SOCとSOCの形成要因について理解し、討議する。

予復習

事前学習:配布資料を読んでおく。

復習:授業内容を復習する

担当

山崎 章恵

6 内容

日本人のヘルスリテラシーの特徴と意志決定について理解し、どのような支援が効果的かを討議する。

予復習

事前学習:配布資料を読んでおく。

復習:討議した内容についてさらに学習する。

担当

山崎 章恵

7 内容

健康状態や健康観、QOL尺度など健康に関連する測定尺度にどのようなものがあるのか、その特徴について理解する。

予復習

事事前学習:測定尺度について調べる

復習:それぞれの測定尺度の特徴について復習する。

担当

山崎 章恵

8 内容

健康関連の研究論文についてクリティークし、発表する。

予復習

事前学習:発表する研究論文を準備する。

復習:討議した研究論文について復習する。

担当

山崎 章恵

9 内容

主要な病原体と感染症の動向

予復習

事前学習・復習:配布資料を読んでおく。

担当

馬場 理

10 内容

人類が直面する新たな課題…新興感染症と薬剤耐性

予復習

事前学習・復習:配布資料を読んでおく。

担当

馬場 理

11 内容

感染症と法制度

予復習

事前学習・復習:配布資料を読んでおく。

担当

馬場 理

12 内容

感染予防策の実施における考え方および多職種連携

予復習

事前学習・復習:配布資料を読んでおく。

担当

馬場 理

13 内容

さまざまな状況における感染看護の実際 1 一般病棟・外来・救急・集中治療・周産期など

予復習

事前学習・復習:配布資料を読んでおく。

担当

馬場 理

14 内容

さまざまな状況における感染看護の実際2 手術室・人工透析室・小児科病棟・在宅看護など

予復習

事前学習・復習:配布資料を読んでおく。

担当

馬場 理

15 内容

感染看護・感染管理に関する研究論文についてクリティークし、発表する。

予復習

事前学習:発表する研究論文を準備する。

復習:討議した研究論文について復習する。

担当

馬場 理

16 内容
予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義・演習は4時間(実技・実習は2時間)程度の予習・復習を奨励します。

教科書

授業内で適宜資料等を配布する。

参考書・文献

授業内で適宜紹介する。後半については南江堂『感染看護学』を使用するが、購入は任意とする。

履修条件

特に無し

ICT活用 ■自主学習支援【GoogleClassroomによる課題の提出やリアクションペーパーの提出】
実務経験
備考