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発達・ヘルス支援看護学演習
石川 りみ子・宮林 郁子・山崎 章恵・北村 千章・大日向 陽子
大学名 清泉女学院大学大学院
学部・学科 看護学研究科
開講キャンバス 東口 授業形態 演習
履修区分 選択必修 単位数 4単位
配当年次 1年 開講期
授業の概要

俯瞰的な視点からの分析や考察及び主体的な問題発見から問題解決に必要な情報を収集・分析し、問題解決にむけた方法の検討と選択することができる能力を身に付けることを目的とする。具体的には、発達・ヘルス支援看護学領域における重要な特定の主題や直面する諸課題に関するテーマを取り上げて考察することにより、問題の発見方法や対策の設定方法の理解を深め、情報や知識を複眼的かつ論理的に分析し表現するための能力を高める。

学習到着目標

1.学生自身の問題意識に基づき、国内外の文献検索ができる。2.和文および英文の研究論文をクリティークすることができる。

3.自身の問題意識に基づき、フィールドワークを行い、そこで修得した成果を発表できる。4.研究計画立案に向けての基礎的な能力を修得する。

成績評価方法

研究論文クリティークの発表・フィールドワークの成果発表(40%)・研究計画の発表についての内容評価(30%)、発表の仕方・発表時のデスカッションの発言状況と参加姿勢・状況など(30%)により評価する。

課題に対する
フィードバック方法

研究論文クリティーク・フィールドワーク・研究計画の立案については、教員が適宜指導を行う。また、各課題発表に対しては、その準備段階から助言や指導を行う。各課題発表と討論に参加し、発表と討論に対する評価を加えながら、学生に教育的フィードバックを行う。教員は、学生の発表内容に対して、幅広い視点でアドバイスを行い、学生の学習効果を強固なものにすると同時に、研究計画を実行可能で質の高いものに精選していかれるように指導する。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) ■ディスカッション・ディベート □グループワーク □プレゼンテーション(発表) □実習・実技・実験 ■フィールドワーク □リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

1・2回 オリエンテーション

本科目の運営方法とスケジュールについてオリエンテーションを受ける。

学生自身の問題意識について表出することにより、課題を明確にする。

予復習

予習:学生自身の研究したい課題について検討する。

復習:課題を明確にする。

担当
2 内容

3・4回 文献検討

健康増進と生活の質の向上を支援する包括ケア看護実践上の課題について、学生自身の問題意識にもとづき、国内外の文献検討を行う

予復習

予習:文献検討の意義・手法についての知識を学ぶ。

復習:課題を明確にする。

担当
3 内容

5・6回 研究論文クリティーク

学生の問題意識にもとづき文献検索した論文の中から、研究論文を選択しクリティークを行う。

予復習

予習:クリティークについての知識を学ぶ。

復習:クリティークをさらに充実させる。

担当
4 内容

7・8回 研究論文クリティーク・発表の準備

文献検索した論文の中から、研究論文を選択しクリティークを行い、その結果をまとめて資料を作成し、発表の準備をする。

予復習

予習:クリティークについての知識を深める。

復習:クリティークの発表内容を精選する。

担当
5 内容

9・10回 研究論文クリティーク結果の発表と討論 

学生が主体的に発表会を進め、発表した内容をもとに学生がディスカッションし、教員も指導的立場でディスカッションに参加して、学生の学びを深める。

予復習

予習:クリティーク発表の準備をする。

復習:ディスカッションにより得られた助言をもとに考察する。

担当
6 内容

11・12回 フィールドワークの準備

学生自身の問題意識に基づき、文献検討を行い、テーマと関連するフィールドを精選する。

予復習

予習:学生自身の研究に有効なフィールドについて検討するる。

復習:ワークが可能であるかを吟味する。

担当
7 内容

13・14回 フィールドワークの実際

学生自身の問題意識に基づいたテーマと関連するフィールドで、ワークを行い、実際に得られた情報をアセスメントする。

予復習

予習:フィールドについての情報収集をする。

復習:情報をアセスメントした内容を整理をする。

担当
8 内容

15・16回 フィールドワークの実際

フィールドワークを行い、実際に得られた情報のアセスメントにより、新たな知見や問題を明確にする。

予復習

予習:フィールドについての予備情報の収集をする。

復習:情報をアセスメントを整理をする。

担当
9 内容

17・18回 フィールドワークの成果発表の準備

フィールドワークによって得られた新たな知見や明確化された問題など、その内容についての発表準備をする。

予復習

予習:さらに必要な情報について検討する。

復習:新たな知見や明確化された問題など、その内容についてまとめる。

担当
10 内容

19・20回 フィールドワークの成果発表と討論

学生自身が成果発表を行うとともに、ディスカッションを通じて研究疑問を洗練する。

予復習

予習:成果発表の準備をする。

復習:ディスカッションを振り返り、研究疑問を洗練する。

担当
11 内容

21・22回 研究デザイン・研究計画の演習 

研究論文クリティークの発表やフィールドワークの発表での学びを活かし、学生自身の研究疑問に基づき、研究方法について検討する。

予復習

予習:学生自身の研究疑問を明確にし、研究デザインについての知識を学ぶ。

復習:研究方法が適切であるかを吟味する。

担当
12 内容

23・24回 研究デザイン・研究計画の演習 

学生自身の研究疑問を明らかにできる研究方法について検討し、データの収集方法や分析方法について検討する。

予復習

予習:データの収集方法や分析方法についての知識を学んでくる。

復習:データの収集方法や分析方法を吟味する。

担当
13 内容

25・26回 研究デザイン・研究計画の演習 

学生の研究対象に対する倫理的な配慮について検討しながら、研究疑問に適した研究デザインを選定し、研究計画を立案する。

予復習

予習:倫理的な配慮についての知識を学ぶ。

復習:研究計画を吟味する。

担当
14 内容

27・28回 研究計画発表の準備

研究計画を立案し、発表の資料を作成する。

予復習

予習:研究計画書の書き方についての知識を学ぶ。

復習:研究計画書を整える。

担当
15 内容

29・30回 研究計画の発表と討論

学生自身が研究計画の発表を行うとともに、ディスカッションを通じて、研究計画を立案するための基礎的能力を修得する。

予復習

予習:研究計画発表の準備をする。

復習:研究計画の変更箇所を明確にし、修正する。

担当
16 内容
予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義・演習は4時間(実技・実習は2時間)程度の予習・復習を奨励します。

教科書

授業内で適宜資料等を配布する。

参考書・文献

授業内で適宜紹介する。

履修条件

成人期看護学特論 ・小児期看護学特論 ・ウィメンズヘルス看護学特論のいずれかを履修済みであること

ICT活用 ■双方向型授業【院生─教員間、院生間のディスカッション】
■自主学習支援【Google Classroomを活用する】
実務経験
備考