47221
周産期医学(病態・薬理・ハイリスク妊産褥婦)
上原 明子・西村 理恵
大学名 清泉女学院大学
学部・学科 助産学専攻科
開講キャンバス 東口 授業形態 演習
履修区分 必修 単位数 1単位
配当年次 1年 開講期
授業の概要

周産期における異常及びハイリスク状態に関する病態と薬理についての知識を学修し、正常からの逸脱時の助産実践能力と対応、正常からの逸脱を予防するケア、異常時のケア、緊急時の対応を実践できる基礎的能力を養う。

学習到着目標

1.不妊治療、妊産褥婦の病態生理、医学的管理について説明できる。

2.不妊治療、妊産褥婦の病態生理、医学的管理を踏まえた助産ケアを説明できる。

3.周産期の喪失を経験した女性に対する助産師としての関わりを考察できる。

成績評価方法

筆記試験(定期試験):90%

課題レポート:10%

課題に対する
フィードバック方法

質問等については、授業内でフィードバックする。

提出されたレポートに対してコメントを添えて返却する。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) □ディスカッション・ディベート □グループワーク □プレゼンテーション(発表) □実習・実技・実験 □フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

【不妊治療の医学的管理】

不妊治療における医学的管理と合併症

予復習

事前学習:教科書の該当箇所の熟読と疑問点の洗い出し

事後学習:看護基礎教育での学習との関連付け

担当

政井哲兵

2 内容

【合併症妊娠と医学的管理(1)】

糖尿病合併妊娠(GDM含む)、心臓病合併妊娠、腎疾患合併妊娠の病態生理と医学的管理

予復習

事前学習:教科書の該当箇所の熟読と疑問点の洗い出し

事後学習:前回学習との関連付け

担当

堀田大輔

3 内容

【合併症妊娠と医学的管理(2)】

甲状腺合併妊娠、精神疾患合併の病態生理と医学的管理

予復習

事前学習:教科書の該当箇所の熟読と疑問点の洗い出し

事後学習:前回学習との関連付け

担当

堀田大輔

4 内容

【妊娠期の異常と医学的管理(1)】

母子感染、血液型不適合妊娠、前置胎盤、HDP(子癇含む)の病態生理と医学的管理

予復習

事前学習:教科書の該当箇所の熟読と疑問点の洗い出し

事後学習:前回学習との関連付け

担当

西村良平

5 内容

【妊娠期の異常と医学的管理(2)】

FGR、切迫早産、前期破水、多胎妊娠の病態生理と医学的管理

予復習

事前学習:教科書の該当箇所の熟読と疑問点の洗い出し

事後学習:前回学習との関連付け

担当

西村良平

6 内容

【分娩期の異常と医学的管理(1)】

胎児機能不全( CTG判読)と医学的管理

予復習

事前学習:教科書の該当箇所の熟読と疑問点の洗い出し

事後学習:前回学習との関連付け

担当

菊地範彦

7 内容

【分娩期の異常と医学的管理(2)】

過強・微弱陣痛、狭骨盤、胎位異常、回旋・進入の異常の病態生理と医学的管理

予復習

事前学習:教科書の該当箇所の熟読と疑問点の洗い出し

事後学習:前回学習との関連付け

担当

菊地範彦

8 内容

【分娩期の異常と医学的管理(3)】

分娩時大量出血の病態生理と医学的管理

※ 実践助産学演習(シミュレーション)にて分娩時大量出血時の対応シミュレーションを行う。

予復習

事前学習:教科書の該当箇所の熟読と疑問点の洗い出し

事後学習:前回学習との関連付け

担当

菊地範彦

9 内容

【分娩期の異常と医学的管理(4)】

産科手術と産科的処置(会陰縫合技術含む)

予復習

事前学習:教科書の該当箇所の熟読と疑問点の洗い出し

事後学習:前回学習との関連付け

担当

西村良平

10 内容

【産褥期の異常と医学的管理】

子宮復古不全、産褥熱、深部静脈血栓症、妊娠高血圧症候群後遺症

予復習

事前学習:教科書の該当箇所の熟読と疑問点の洗い出し

事後学習:前回学習との関連付け

担当

渡邉智子

11 内容

【産褥期の異常と医学的管理】

産褥精神障害、IUFDの病態整理と医学的管理、特別な育児支援を必要とする母子への支援

予復習

事前学習:教科書の該当箇所の熟読と疑問点の洗い出し

事後学習:前回学習との関連付け

担当

渡邉智子

12 内容

【ハイリスク妊産褥婦への助産ケア(1)】

妊娠期・分娩期・産褥期の異常に対する助産ケア(1)

予復習

事前学習:教科書の該当箇所の熟読と疑問点の洗い出し

事後学習:前回学習との関連付け

担当

西村理恵

13 内容

【ハイリスク妊産褥婦への助産ケア(2)】

妊娠期・分娩期・産褥期の異常に対する助産ケア(2)

予復習

事前学習:教科書の該当箇所の熟読と疑問点の洗い出し

事後学習:前回学習との関連付け

担当

西村理恵

14 内容

【ハイリスク妊産褥婦への助産ケア(3)】

不妊治療を受ける・受けた女性へのケア

予復習

事前学習:教科書の該当箇所の熟読と疑問点の洗い出し

事後学習:前回学習との関連付け

担当

荒井洋子

15 内容

【ハイリスク妊産褥婦への助産ケア(4)】

周産期の喪失体験に対する助産ケア

予復習

事前学習:教科書の該当箇所の熟読と疑問点の洗い出し

事後学習:課題レポートの提出

担当

上原明子

16 内容

定期試験

予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、事前学習・事後学習(4時間程度)を行うこと。

看護基礎教育での学習を基盤として、積極的に自己学習を行うこと。

教科書

「最新産科学異常編改訂22版」文光堂,「産婦人科診療ガイドライン2020」日本産婦人科学会

助産学講座6・7・8 助産診断・技術学Ⅱ 第6版 [1]妊娠期、[2]分娩期・産褥期、 [3]新生児期・乳幼児期、今日の助産

参考書・文献

「産婦人科必修 母体急変時の初期対応第3版」メディカ出版,「図説CTGテキスト−助産実践能力習熟段階(クリニカルラダー)®レベルIII認証CTG必須研修対応テキスト」メジカルビュー,「赤ちゃんを亡くした女性への看護」メディカ出版

履修条件

本科目の単位取得が、助産学実習Ⅰ(継続事例),助産学実習Ⅱ(分娩期),助産学実習Ⅲ(産褥期・新生児期),助産学実習Ⅳ(周産期ハイリスク)の履修条件となる。

ICT活用 ■双方向型授業【Google Classroomを利用してリアクションペーパーおよび課題レポートを課す。】
■自主学習支援【Google Classroomの小テストを活用し、自主学習を積極的に行うこと。】
実務経験 ■実務経験の内容【産婦人科医師として周産期医療に従事している。】
備考