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周産期医学(正常新生児・ハイリスク新生児)
藤井 智惠美・石田 岳史・上原 明子・澁澤 美穂子・林 伸彦
大学名 清泉女学院大学
学部・学科 助産学専攻科
開講キャンバス 東口 授業形態 演習
履修区分 必修 単位数 1単位
配当年次 1年 開講期
授業の概要

本科目では、新生児期の助産過程を展開する上で必要となる基礎的知識を学ぶ。出生直後の子宮外生活への適応から生後1か月までの新生児期における生理的特徴や発達とその評価方法を学ぶ。また、授乳支援やアタッチメント形成を含めた正常新生児に対するケアニーズと具体的ケア方法を学ぶ。さらに、NICUにおけるハイリスク新生児や双胎の医学的管理およびケアについて学ぶ。本科目の学習内容を活用して、科目「実践助産学(講義・助産過程)

」において、新生児期の助産過程を展開する。

学習到着目標

1.出生前診断とを理解し、女性と家族の意思決定を支えるための助産師のあり方について考察できる。2.新生児の正常と正常からの逸脱及び異常な症状・状態・疾患について説明できる。3.新生児・乳幼児の生理的特徴と成長・発達に応じた支援を説明できる。4.正常からの逸脱および異常な症状・病態・疾患のある新生児と家族への支援を説明・考察できる。5.新生児蘇生法の学習を通じて異常発生時の助産師の対応のあり方を考察できる。

成績評価方法

筆記試験:70%

レポート課題:30%

課題に対する
フィードバック方法

質問等については、授業内でフィードバックする。

提出されたレポートに対してコメントを添えて返却する。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) ■ディスカッション・ディベート ■グループワーク □プレゼンテーション(発表) ■実習・実技・実験 □フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

【新生児の正常(1)】

新生児の定義、分類、胎外生活への適応・発育・発達とその評価

予復習

事前学習:教科書の該当箇所の熟読と疑問点の洗い出し

事後学習:前回学習との関連付け

担当

石田岳史

2 内容

【新生児の正常(2)】

体温調節と保温、栄養の基礎、水ー電解質バランス、内分泌バランス

予復習

事前学習:教科書の該当箇所の熟読と疑問点の洗い出し

事後学習:前回学習との関連付け

担当

石田岳史

3 内容

【出生前診断】

出生前診断と胎児治療の目的・倫理、検査方法

予復習

事前学習:指定資料の熟読

事後学習:課題レポートの提出

担当

林伸彦

4 内容

【医療的ケア児に対する支援】

医療的ケア児に対する支援と実際

予復習

事前学習:指定資料の熟読

事後学習:課題レポートの提出

担当

林伸彦

5 内容

【新生児の正常からの逸脱(1):呼吸器疾患】

病態・リスク因子・治療

予復習

事前学習:教科書の該当箇所の熟読と疑問点の洗い出し

事後学習:前回学習との関連付け

担当

石田岳史

6 内容

【新生児の正常からの逸脱(2):循環器疾患】

病態・リスク因子・治療

予復習

事前学習:教科書の該当箇所の熟読と疑問点の洗い出し

事後学習:前回学習との関連付け

担当

石田岳史

7 内容

【新生児の正常からの逸脱(3):免疫系・消化器疾患・黄疸】

病態・リスク因子・治療

予復習

事前学習:教科書の該当箇所の熟読と疑問点の洗い出し

事後学習:前回学習との関連付け

担当

藤井智恵美

8 内容

【正常新生児への支援(1)】

新生児の生理的特徴・発達に応じたアセスメントと支援

予復習

事前学習:教科書の該当箇所の熟読と疑問点の洗い出し

事後学習:前回学習との関連付け

担当

藤井智恵美

9 内容

【正常新生児への支援(2)】

新生児の生理的特徴・発達に応じたアセスメントと支援

予復習

事前学習:教科書の該当箇所の熟読と疑問点の洗い出し

事後学習:前回学習との関連付け

担当

藤井智恵美

10 内容

【正常新生児への支援(3)】

生後1年未満までの成長・発達とそのアセスメントと支援

予復習

事前学習:教科書の該当箇所の熟読と疑問点の洗い出し

事後学習:前回学習との関連付け

担当

藤井智恵美

11 内容

【NICUにおける支援(1)】

NICUにおけるアセスメントと支援

予復習

事前学習:教科書の該当箇所の熟読と疑問点の洗い出し

事後学習:前回学習との関連付け

担当

澁澤美穂子

12 内容

【NICUにおける支援(2)】

NICUにおけるアセスメントと支援

予復習

事前学習:教科書の該当箇所の熟読と疑問点の洗い出し

事後学習:前回学習との関連付け

担当

澁澤美穂子

13 内容

【新生児蘇生法(1)】

周産期・新生児医学会公認

NCPR2020に基づく新生児蘇生法講習会「専門」コース(Aコース)

予復習

事前学習:指定教科書の熟読

事後学習:自己練習・課題レポートの提出

担当

上原明子

14 内容

【新生児蘇生法(2)】

周産期・新生児医学会公認

NCPR2020に基づく新生児蘇生法講習会「専門」コース(Aコース)

予復習

事前学習:指定教科書の熟読

事後学習:自己練習・課題レポートの提出

担当

上原明子

15 内容

【新生児蘇生法(3)】

周産期・新生児医学会公認

NCPR2020に基づく新生児蘇生法講習会「専門」コース(Aコース)

予復習

事前学習:指定教科書の熟読

事後学習:自己練習・課題レポートの提出

担当

上原明子

16 内容
予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、事前学習・事後学習(4時間程度)を行うこと。

看護基礎教育での学習を基盤として、積極的に自己学習を行うこと。

教科書

・仁志田博著:新生児学入門第5版、・助産学講座[8] 新生児期・乳幼児期

・日本周産期・新生児医学会編:日本版救急蘇生ガイドライン2020に基づく新生児蘇生法テキスト

参考書・文献
履修条件

本科目の単位取得が、助産学実習Ⅰ(継続事例),助産学実習Ⅱ(分娩期),助産学実習Ⅲ(産褥期・新生児期),助産学実習Ⅳ(周産期ハイリスク)の履修条件となる。

ICT活用 ■双方向型授業【Google Classroomを利用してリアクションペーパーおよび課題レポートを課す。】
■自主学習支援【Google Classroomの小テストを活用し、自主学習を積極的に行うこと。】
実務経験 ■実務経験の内容【新生児科医師、産婦人科医師として周産期医療に従事している。】
■所持している業務関連資格【日本周産期・新生児医学会公認新生児蘇生法「専門」コースインストラクター】
備考