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心の科学
寺門 正顕
大学名 清泉女学院短期大学
学部・学科 共通教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 講義
履修区分 選択 単位数 2単位
配当年次 1・2年 開講期
授業の概要

心理学は人間の行動や心の働きを探ろうとする学問であり、私達の日常生活に深く関連している。本講義では、私達の身近な事柄について心理学の観点から考えることにより、心理学の基本的理論や人間理解の方法について学ぶ。

この科目は、心理学の幅広い領域について取り上げ、日常の中で見られる事柄を心理学的見地から検討し理解を深めることを目的とする。到達目標は以下の通りである。①心理学ではどのような問題が扱われるのか説明できる。②日常生活のさまざまな出来事や問題を、心理学の観点から考えて説明できる。③人間を理解するための科学的な姿勢を身に付ける。

学習到着目標

この科目は、共通教育の学習成果『知識・教養』と『視野の広さ』の習得を目標とする。具体的には、それぞれ心の働きを知る事による日常の生活で役立つ『知識・教養』、自分と他者を理解する上で心理学的知識を応用することができる『視野の広さ』の習得を目標とする。

成績評価方法

定期試験(70%)、授業最後に行う毎回の確認テスト(リアクションペーパーを含む)(30%)

課題に対する
フィードバック方法

毎回の確認テストは、正答を配布し、自分で理解度を確認できるようにする。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) □ディスカッション・ディベート □グループワーク □プレゼンテーション(発表) □実習・実技・実験 □フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

ガイダンス:心の働きを知る

見ること、感じることについて考える

予復習

第1回(知覚の心理学)の振り返り

担当
2 内容

性格の心理学

自分の性格とは、個人差とは

予復習

性格検査(5因子性格検査、エゴグラム)による自己分析と振り返り

担当
3 内容

記憶の心理学

覚えるとはどういうことか、うまく記憶するやめの工夫

予復習

第3回(記憶の心理学)の振り返り

担当
4 内容

学習の心理学

褒めること、叱ること

予復習

第4回(学習の心理学)の振り返り

担当
5 内容

動機づけの心理学

やる気を出すにはどうすればよいか

予復習

心理テスト(統制の所在尺度)による自己分析と振り返り

担当
6 内容

発達の心理学

生まれか育ちか、子育てにおいて重要なこと

予復習

第6回(発達の心理学)の振り返り

担当
7 内容

思い込みの心理学

私たちは論理的に考えているのだろうか、思い込みにとらわれていないか

予復習

心理学的課題(正方形問題や水がめ問題等)による自己分析と振り返り

担当
8 内容

対人認知の心理学

第一印象の重要性、人の魅力の要因、考え方や好みの変容

予復習

第8回(対人認知の心理学)の振り返り

担当
9 内容

集団の心理学

多くの人の中で、私たちはどう影響を受けているか

予復習

第9回(集団の心理学)の振り返り

担当
10 内容

産業・経営の心理学

ビジネスの背後にある心の働きを知る

予復習

第10回(産業・経営の心理学)の振り返り

担当
11 内容

睡眠の心理学

よく眠るためにはどうすればよいか

予復習

心理テスト(OSA睡眠感調査票、アテネ不眠尺度)による自己分析と振り返り

担当
12 内容

薬物の心理学

依存の心理とは、くすりが与える心への影響

予復習

心理テスト(ネット依存性尺度)による自己分析と振り返り

担当
13 内容

ストレスの心理学

ストレスにどう対処すればよいのか

予復習

心理テスト(タイプA測定尺度、ストレス対処法略尺度)による自己分析と振り返り

担当
14 内容

コミュニケーションの心理学

人とのコミュニケーションを円滑にする技法、カウンセリングの原理

予復習

心理学的課題(ワークや客観的理解に関する問題)による自己分析と振り返り

担当
15 内容

心の問題の心理学

さまざまな心の問題について

予復習

第15回(心の問題の心理学)の振り返り

担当
16 内容

期末試験

予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義は4時間程度の予習・復習を奨励します。

教科書

特定の教科書は使用せず、講義中に適宜、資料を配布する。

参考書・文献

『新 こころへの挑戦 心理学ゼミナール』 藤田主一(編) 福村出版

履修条件

心理学や心の働きに興味のある学生。履修人数は100名までとする。

ICT活用
実務経験
備考