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日本語表現Ⅰ(不開講)
担当者なし(未定)
大学名 清泉女学院短期大学
学部・学科 共通教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 講義
履修区分 選択 単位数 2単位
配当年次 1・2年 開講期
授業の概要

地域・社会に生き、貢献するには、豊かな感性とコミュニケーション能力が不可欠です。この二つを創る大元は言語力です。話したり、文章を書いてやりとりをしたり、文章を読むことで他者と社会、更には世界と繋がってゆくのです。この講座では自分の考えや想い・伝えたいことを整理し、明確で判りやすい文章を書く力をつけることを成果とします。文章は自己表現・自己PRです。自分を出せる文章の書き方を学びましょう。そのために、新聞やTV・スマホ等で、社会問題に敏感になる。気になった文章や記事はメモや切抜きをしておく。漢字力・語彙力は、本を読み、漢字を調べ日々勉強し、使える言葉を増やす。等々これらを身につけるには自己努力も要ります。文章力を高めるため以下の授業を行う。1.種々の課題文を書く。(参考のために、他者の書いた文章を読み、写す)(15分)、2.見方・考え方を多様にする材料提示する(20分~30分)、3.30分で400字・40分で600字・60分で800字以上の文章を時間内に書く。4.推敲・訂正提出(5分)、5.創造刺激のコラム読書(5分)、6.提出された文章を、講座担当者が添削し次時に返却。自分の文章を見返して次の向上につなげる。

学習到着目標

この科目は、共通教育の学習成果『1知識・教養』と『4コミュニケーション能力』の習得を目標とする。具体的には、それぞれ『書く材料への知的アプローチと広範囲な教養に支えられた素材』を使って自分の文章表現をする。『他者に分かりやすく整理された文章制作能力』を身に着けるを目標とする。

成績評価方法

演習課題提出:50% 授業態度・授業参加:20% 事前調べ・文書素材の豊富さ・素材の展開方法:30%

課題に対する
フィードバック方法

毎講義内で書いて提出された課題文章は 添削の上、翌週返却する。そこに書かれた注意やアドヴァイスを次の文章表現に生かす努力をしてゆくこと。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) □ディスカッション・ディベート □グループワーク □プレゼンテーション(発表) ■実習・実技・実験 □フィールドワーク □リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

授業の進め方 ・小論文的文章と随想的文章   課題「選択」「極める」

予復習

文章を書けるように筆記具は確実に用意する。

次の時間は時事問題。新聞・ニュースなどから関心のある題材をじぶんなりに拾って情報集めをしておく。

担当
2 内容

新聞を扱った時事問題・新聞の読み方・社説・コラムの要約・材料を拾う 文章とは何か

予復習

自身がどう時事と付き合っているか。何故時事問題を扱うかを学ぶ。

担当
3 内容

自分を書く 段落を考える   課題「別れ」「家族」

予復習

課題を「 」の形で上げておくが 教科書の編集によって題が変化するので そのつど次週の課題を伝える。一週掛けて材料やアプローチを考えること。

担当
4 内容

書く前に考える・新たな気付き   課題 「中山晋平・松井須磨子」地元を知る①

予復習

地元の偉人について調べを進めておく。

社会への影響等も。人物だけでなく・その業績・歴史的影響・自分はどう生き方に影響されたか。

担当
5 内容

文章作成の基本 わかりやすい文章   課題「道」「祭り」

予復習

課題を「 」の形で上げておくが 教科書の編集によって題が変化するので そのつど次週の課題を伝える。一週掛けて材料やアプローチを考えること。

担当
6 内容

修辞法・文体の統一   課題 「善光寺」地元を知る②

予復習

信州の名刹善光寺について歴史的なこと・信仰・社会的な存在意義・風俗・風習・伝説など広く調べておくこと。

担当
7 内容

読みやすい文章   課題「主張」「故郷」

予復習

課題を「 」の形で上げておくが 教科書の編集によって題が変化するので そのつど次週の課題を伝える。一週掛けて材料やアプローチを考えること。

担当
8 内容

段落意識・三段法・起承転結   課題「初恋」

予復習

一般的な「初恋」ではない「初恋」を書いてみよう。

初恋経験が無くても大丈夫!

担当
9 内容

多様なテーマ 課題への対応   課題「ムスリムと私」「認知症」

予復習

社会の中に存在しているが、あまり取り上げないでいる課題に目を向けたい。知見を拡げておいてほしい。

担当
10 内容

就職試験の文章   課題「しあわせ」

予復習

自身の幸せ観を書くので、体験も含めて素材集めをしておく。

担当
11 内容

時事問題に関しての文章を書くパートⅡ(600字)

予復習

この時間は時事問題を扱う。新聞・ニュースなどから関心のある題材を自分なり情報集めをしておく。前より社会・世界への関心が広がっている?

担当
12 内容

短歌・俳句の文学史的概略を講義したあと、実際に短歌・俳句を創る

短歌・俳句と自分の出会い・創作してみての感想・想いを文章化する(600)

予復習

短歌・俳句を創作するので作品として、五七五・五七五七七を色々考えておく。或いは創作の種を仕込んで

くること。

担当
13 内容

詩の文学史的な概略を講義。

詩を数編読んでの随筆的文章書き方をトレーニング後

詩・詩人への想いを書いてゆく(600)

予復習

詩の数編に触れ文章を書く。

自身の詩への接し方を振り返っておくこと。

担当
14 内容

映像だけの作品を見てテーマを想像しながら読み解き、書く(600)

予復習

言葉のない作品を観て、テーマをあれこれ考えてみる。

その後その考察過程を文章にまとめてみる。

担当
15 内容

本を読んで、感想文の書き方トレーニング  「読書感想文」(600)

予復習

読書感想文をどのように書けばよいか 事前に概説するので、読書感想が苦手な人も書ける。

担当
16 内容

総合課題として、一文を成す 800字から1200字 (800ー最大1200字)

予復習

自身の文章力の全てが出せるようにしておくこと。15時間の集大成である。

担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義は4時間程度の予習・復習を奨励します。

日常生活の中で 自分の頭で考える。社会的問題を自身のものとして捉える事を意識して下さい。添削に書かれたことをやり直すことが復習。

教科書

『わかる!!わかる!!わかる!!小論文&作文』2024年度版 坂本恭一 著 715円(新星出版社) 

適宜コピーにて資料も渡す。

参考書・文献

『原稿用紙10枚を書く力』(齋藤 孝 だいわ文庫) 参考書籍です 書くのが大の苦手な方にはお奨めしておきます 受講者が全員購入する訳ではありません。念のため!

履修条件

書くことが苦手な人!!。書けないので書けるようになりたい人!!。文章が苦手で避けている人!!そんな人たち優先。

春学期は二学年を優先的にしたい(就職等切実なので)講座人数は、できれば30人位まで!で

ICT活用
実務経験
備考

教科書の最新版が手元に来たところで 上記の時間中に書く「課題」が変わる可能性があるので 毎時間の予告をしっかり聞いて下さい