早期における心身の発達は、人間にとって極めて重要である。本講義は主に乳幼児期の発達に焦点を当て、乳幼児期の心や体の発達を学び、保育実践に必要な心理学の知識を修得する。また、乳幼児期に生じる心身の問題についても理解する。保育現場で求められる発達にかかわる基礎的知識や発達援助の方法、保護者支援の方法を個人ワークやグループワーク等の演習形式で学ぶ。

この科目は、学習成果Ⅱc「保育及び支援の対象の理解」を目的とし、具体的な到達目標は次の通りである。①乳幼児の発達支援について理解を深める、②子どもの発達を保育実践に関連づけて説明できる、③保育者としての適切なかかわり方を考察し説明できる。

定期試験（70％）、参加姿勢度（30％）

毎回の授業でリアクションペーパーを課す。授業内容の理解度を把握すると共に質問等を受け付け、次回に回答することで学生間で共有する。

特定の教科書は使用せず、講義中に適宜、資料を配布する。

『子ども家庭支援の心理学』　原信夫・井上美鈴（編）　北樹出版　2100円＋税

保育士資格選択科目である。