72022
子ども家庭支援の心理学
塚原 成幸・渡邉 智之
大学名 清泉女学院短期大学
学部・学科 幼児教育科 専門教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 講義
履修区分 選択 単位数 2単位
配当年次 1年 開講期
授業の概要

子育て家庭の支援について理解するために、「生涯発達に関する心理学の基礎知識」、「家族・家庭の意義・機能および子育て家庭をめぐる社会的状況と課題」、「子どもの精神保健とその課題」を学ぶ。

学習到着目標

この科目は、学習成果Ⅱc「保育及び支援の対象の理解」を目的とし、具体的な到達目標は次の通りである。①初期経験の重要性、発達課題等について理解する、②家族・家庭の意義や機能を理解する、③子育て家庭をめぐる現代の社会的状況と課題について理解し、子どもとその家庭を包括的に捉える視点を習得する、④子どもの精神保健とその課題について理解する、⑤様々な障がいを持つ子ども家庭支援を学ぶ。

成績評価方法

授業参加態度(40%)、小テスト・課題(60%)

課題に対する
フィードバック方法

毎回の授業でリアクションペーパーを課す。授業内容の理解度を把握すると共に質問等を受け付け、次回に回答することで学生間で共有する。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) □ディスカッション・ディベート ■グループワーク ■プレゼンテーション(発表) □実習・実技・実験 □フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

小児精神保健の概要

予復習

授業中に配布した資料を再読し、内容を理解しておく。

担当

塚原

2 内容

乳児期の精神保健(周産期の留意点と乳児の愛着形成を学ぶ)

予復習

確認問題の内容を理解し、次の授業に出席すること。

担当

塚原

3 内容

幼児期の精神保健(幼児期の精神発達と課題を理解する)

予復習

確認問題の内容を理解し、次の授業に出席すること。

担当

塚原

4 内容

児童期以降の精神保健(精神疾患の特徴と課題を理解する)

予復習

筆記試験に向けて確認問題の復習を行う。

担当

塚原

5 内容

精神保健に児童文化財を活用する方法を学ぶ

予復習

精神保健的なアプローチに活かせる絵本を選書する

担当

塚原

6 内容

筆記試験と解説

予復習

精神保健を学んだ感想について、リアクションぺ―パーに記入する。

担当

塚原

7 内容

変わる小児医療(子ども・家族中心の医療)と倫理観

予復習

小児医療と課題について資料を精読し、自らの考えをまとめる

担当

渡邉(亀井智泉)

8 内容

医療的ケア児等の支援と課題

予復習

医療的ケア児の支援について資料を精読し、自らの考えをまとめる

担当

渡邉(亀井智泉)

9 内容

長野県の療育支援の実態について

予復習

療育支援について資料を精読し、自らの考えをまとめる

担当

渡邉(亀井智泉)

10 内容

生涯発達とライフサイクル

予復習

授業で解説した生涯発達の考え方についてまとめる

担当

渡邉

11 内容

乳児期から幼児期にかけての発達

予復習

乳幼児期・幼児期の発達の概要についてまとめる

担当

渡邉

12 内容

学童期の発達

予復習

学童期の発達の概要についてまとめる

担当

渡邉

13 内容

青年期の発達

予復習

青年期の発達の概要についてまとめる

担当

渡邉

14 内容

成人期・老年期の発達

予復習

成人期から老年期にかけての発達の概要についてまとめる

担当

渡邉

15 内容

家族ライフサイクルとは

予復習

第10~15回の内容についてまとめ、レポートとして提出する

担当

渡邉

16 内容
予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義は4時間程度の予習・復習を奨励します。

教科書

教科書は使用せず、講義中に適宜、資料を配布する。

参考書・文献

井上美鈴・原信夫編『子ども家庭支援の心理学』(北樹出版 2019年)、村中 李衣著『絵本の読みあいからみえてくるもの』(ぶどう社 2005年)

履修条件

保育士資格必修科目である。

ICT活用
実務経験 ■実務経験の内容【PSW・MSWとして相談業務経験あり(塚原)/心理職として病院勤務(渡邉)】
■所持している業務関連資格【公認心理師・臨床心理士・臨床発達心理士(渡邉)、社会福祉士、絵本専門士(塚原)】
備考