大学名 |
清泉女学院短期大学 |
学部・学科 |
幼児教育科 専門教育科目 |
開講キャンバス |
上野 |
授業形態 |
演習 |
履修区分 |
選択 |
単位数 |
2単位 |
配当年次 |
2年 |
開講期 |
春 |
授業の概要 |
臨床心理学は心理的問題の解決や援助を実践していく心理学の一分野である。保育現場でも心理的問題を抱えた子どもや保護者への対応が求められ、保育者には臨床心理学的な視点が必要である。現代の子育て環境を見据え、子どもや大人が示す心理的問題にはどのようなものがあるのか、支援のためには心理的問題をどのように捉えるかを学び、保育者に求められる臨床心理学的な知識と支援方法について修得する。
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学習到着目標 |
この科目は、学習成果Ⅱc「保育及び支援の対象の理解」を目的とし、具体的な到達目標は次の通りである。①臨床心理学の基礎を学び、心の問題に関する知識を習得する、②心の問題の捉え方について理解する、③臨床心理学的手法を用いた援助について理解する、④子どもや保護者を支える心理臨床的かかわりについて理解する。
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成績評価方法 |
定期試験(60%)、課題レポート(20%)、参加姿勢度(20%)
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課題に対する フィードバック方法 |
毎回の授業でリアクションペーパーを課す。授業内容の理解度を把握すると共に質問等を受け付け、次回に回答することで学生間で共有する。
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アクティブ ラーニング要素 |
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) ■ディスカッション・ディベート ■グループワーク □プレゼンテーション(発表) □実習・実技・実験 □フィールドワーク ■リアクションペーパー |
授業計画 授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当 |
1 |
内容 |
ガイダンス/臨床心理学とは
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予復習 |
シラバスを熟読して初回の授業に臨むこと
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担当 |
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2 |
内容 |
臨床心理学における心の捉え方
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予復習 |
心の捉え方についてまとめる
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担当 |
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3 |
内容 |
心理アセスメント①(知能検査・質問紙法・作業検査法)
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予復習 |
心理アセスメントについてまとめる
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担当 |
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4 |
内容 |
心理アセスメント②(投影法)
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予復習 |
授業で与えられた課題作成に取り組む
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担当 |
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5 |
内容 |
心理的問題①(統合失調症・気分障害)
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予復習 |
精神疾患についてまとめる
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担当 |
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6 |
内容 |
心理的問題②(いじめ・虐待)
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予復習 |
教育や保育、家庭で生じる問題についてまとめる
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担当 |
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7 |
内容 |
心理的問題③(ひきこもり・自殺)
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予復習 |
青年期に生じる心の問題についてまとめる
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担当 |
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8 |
内容 |
心理療法の諸理論
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予復習 |
心理的援助の概要についてまとめる
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担当 |
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9 |
内容 |
臨床心理学と物語の世界
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予復習 |
絵本で描かれる心の世界についてまとめる
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担当 |
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10 |
内容 |
言語的介入の実際
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予復習 |
グループワークで扱った課題について自分の考えを説明できるようにする
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担当 |
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11 |
内容 |
非言語的介入の実際①(描画療法)
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予復習 |
授業で体験した心理的介入方法についてまとめる
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担当 |
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12 |
内容 |
非言語的介入の実際②(コラージュ療法)
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予復習 |
授業で体験した心理的介入方法についてまとめる
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担当 |
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13 |
内容 |
災害時の子どもの心のケア
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予復習 |
災害時における心理的反応・支援についてまとめる
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担当 |
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14 |
内容 |
保育実践に生かす心理臨床
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予復習 |
保育と臨床心理の関わりについてまとめる
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担当 |
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15 |
内容 |
まとめ
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予復習 |
授業で扱った内容を復習し、重要語句等についてまとめる
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担当 |
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16 |
内容 |
定期試験
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予復習 |
定期試験のための総復習
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担当 |
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準備学修 (予習・復習)時間 |
「各回の準備学修」項目を確認し、演習は4時間程度の予習・復習を奨励します。
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教科書 |
特定の教科書は使用せず、講義中に適宜、資料を配布する。
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参考書・文献 |
滝口俊子・井上宏子・井口眞美『保育と心理臨床をつなぐ-保育者・心理職・保護者の協働をめざして-』ミネルヴァ書房
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履修条件 |
保育士資格選択科目である。
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ICT活用 |
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実務経験 |
■実務経験の内容【心理職として病院勤務】 ■所持している業務関連資格【公認心理師、臨床心理士、臨床発達心理士】 |
備考 |
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