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子どもの食と栄養
西沢 由美
大学名 清泉女学院短期大学
学部・学科 幼児教育科 専門教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 演習
履修区分 選択 単位数 2単位
配当年次 2年 開講期 春・秋
授業の概要

本講義は、保育士資格取得の必須専門科目である。子どもの発育や発達を理解し、小児期の栄養と食について講義やグループワークを通じて学び、保育の現場で実践活動へと発展させていく力を身につける。また、生涯にわたって健康な生活習慣の基本としての「食生活を営む力」の育成に向け、保育の中で進める食育について習得する。

学習到着目標

この科目は、学習成果Ⅱc「保育及び支援の対象の理解」、学習成果Ⅱd「保育内容や保育方法、具体的援助の方法の理解」の習得を目標とする。

特に、子どもの発育や発達を理解し、小児期の栄養と食について学び、実践する力を養い、保育の現場で実践活動へと発展させていくことを具体的な学修到達目標とする。

成績評価方法

評価基準は、課題レポート(30%)期末レポート(70%)とする。なお、レポートの提出の遅れは減点対象とする。

課題に対する
フィードバック方法

課題レポートについては、次回の授業で返却し、必要に応じコメントの記入や参考資料を配布する。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) □ディスカッション・ディベート ■グループワーク □プレゼンテーション(発表) □実習・実技・実験 □フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

子どもの健康と食生活の意義: 子どもはどのように発育発達していくのか知る。

予復習

第1回振り返り

担当
2 内容

子どもの心身の健康と食生活: 子どもの発達に合った食の進め方を理解する。

予復習

課題レポート①第1,2回の整理

担当
3 内容

子どもの食生活の現状と課題: 子どもを取り巻く環境、社会背景から食生活の現状と課題を考える。

予復習

第3回振り返り

担当
4 内容

栄養の基本的概念と栄養素の種類と機能: 生命を維持していくための栄養素の働きを理解する。また体での消化・吸収・代謝・排泄の過程を知る。

予復習

第4回振り返り

担当
5 内容

食事摂取基準と献立作成、調理の基本: 食事摂取基準2020年版で子どもの栄養の特徴を知る。子どもの消化・吸収能力を考えた食品の選択、調理方法を学ぶ

予復習

課題レポート②第4,5回の整理

担当
6 内容

子どもの発育・発達と食生活(乳児・授乳期): 乳児期の発育・発達と乳汁の必要性について学ぶ

予復習

第6回振り返り

担当
7 内容

子どもの発育・発達と食生活(乳児・離乳期): 離乳期の段階を消化・吸収の発達から学び、適切な食品の種類と量を理解する。

 

予復習

第7回振り返り

担当
8 内容

子どもの発育・発達と食生活(卒乳から幼児食): つかまり立ちから一人歩きと発達していく過程に必要な栄養素と食品の種類と量を学ぶ。

予復習

課題レポート③第6回~8回整理

担当
9 内容

幼児期の発育・発達と食生活(2~3歳): 筋肉がついて自由に動けるようになる。この時期の脳の認識と食の自立の過程を学ぶ。

予復習

第9回振り返り

担当
10 内容

幼児期の発育・発達と食生活(3~5歳): 社会性が育ち、集団生活ができる時期、このころでてくる食品の好き嫌いについて理解する。また食のリズムと間食について学ぶ。

予復習

課題レポート④第9,10回整理

担当
11 内容

学童期、思春期の心身の発達と食生活、生涯発達と食生活: 学童期・思春期における食生活について理解する。 成人期及び高齢期の食生活について理解する。

予復習

第11回振り返り

担当
12 内容

食育の基本と内容: 保育所における食事提供のガイドラインについて学ぶ。

予復習

第12回の振り返り

担当
13 内容

食育の内容と計画及び評価: 保育所における子どもの実態(体格・齲歯等)を知り、改善していくための具体的な対策を学ぶ。また解決のための関係機関との連携について学ぶ。

予復習

課題レポート⑤第12,13回の振り返り

担当
14 内容

家庭や児童福祉施設における食事と栄養: 各年齢にあった食品の種類と量を家庭や児童福祉施設でとるたとるために必要な手立てを学ぶ。

予復習

総復習

担当
15 内容

疾病及び体調不良の子ども、食物アレルギーのある子ども、障害のある子どもへの対応: 子どもの疾病や体調不良・食物アレルギーについての食事と栄養について理解する。また食にこだわりのある児について脳の発達を理解し対応していくことを学ぶ。

予復習

期末レポート

担当
16 内容
予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、演習は4時間程度の予習・復習を奨励します。

教科書

子どもノート(保健活動を考える自主的研究会)605円

参考書・文献

「授乳・離乳の支援ガイド」平成31年厚生労働省、「保育保育指針」平成29年厚生労働省「保育所における食事提供のガイドライン」平成24年厚生労働省、「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン2019年改訂版」平成31年厚生労働省

履修条件

特になし

ICT活用
実務経験 ■実務経験の内容【保育園において給食管理及び栄養指導、保健センターにおいて乳幼児健康診査・健康相談、成人健診・栄養指導】
■所持している業務関連資格【栄養士 管理栄養士】
備考