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保育方法の研究Ⅰ
塚原 成幸
大学名 清泉女学院短期大学
学部・学科 幼児教育科 専門教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 演習
履修区分 選択 単位数 2単位
配当年次 2年 開講期
授業の概要

この科目は領域「表現」の指導に関連する、幼児の発達や幼児の感性を刺激する表現活動について実践的に学ぶ。また、幼児期の表現活動を支援するための知識や技術、保育者としての表現力を身に付ける。講義と指導計画、演習課題の柱は、①表現生成過程と表現環境の指導方法、②表現遊び(身体表現や児童文化財の活用)の指導計画と実際、③表現の指導上の留意点と小学校教育との接続などについて具体的な理解を図ることである。

学習到着目標

学習成果「Ⅳ保育実践の表現力・創造力・感性の基礎の修得」に向けて、①領域「表現」のねらいの理解に基づく保育方法の意義の理解、②領域「表現」の保育内容及び内容と取扱いに基づく具体的な保育方法の理解と構想、③幼児期までに育てたい資質・能力を育む保育方法の理解、④領域「表現」の評価と保育方法の改善の理解、⑤小学校の教科活動との接続を図る保育方法の理解指導計画の評価のマネジメントの理解を到達目標とする。

成績評価方法

表現遊び・表現活動についてのレポート提出(20%)と実践の評価(50%)。授業の参加姿勢度を30%とする。

課題に対する
フィードバック方法

授業の中で幼児向けの遊びやパフォーマンスの実演方法について直接アドバイスを行う。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) ■ディスカッション・ディベート ■グループワーク ■プレゼンテーション(発表) ■実習・実技・実験 □フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

第1回:幼児の発達と領域「表現」のねらい及び内容の理解(幼児にとっての表現の意味)

予復習

初回の予習は不要。しかし、初回の説明を理解し、2回目以降の授業に臨むこと。

担当
2 内容

領域「表現」のねらいと保育方法(表現活動を育む姿勢と必要な能力を考える)

予復習

授業中に配布した資料を再読し、出題された質問項目について考える。

担当
3 内容

領域「表現」の内容と保育方法の実際①(身近な素材の特性をいかして表現する)

予復習

授業中に配布した資料を再読し、自分の意見をリアクションペーパーに記入する。

担当
4 内容

領域「表現」の内容と保育方法の実際②(自分の気持ちを表現する、他者の表現を理解する)

予復習

体験した表現(風船を使った遊び)について復習を行う。

担当
5 内容

領域「表現」の内容と保育方法の実際③(生活の中での表現の意味を体感する)

予復習

体験した表現(風船を使った遊び)を保育現場で活かす方法について検討を行う。

担当
6 内容

領域「表現」の内容と保育方法の実際④(生活の中での表現の楽しさや可能性を感じる)

予復習

体験した表現(ボールを使った遊び)について復習を行う。

担当
7 内容

領域「表現」の「内容の取扱い」と保育方法の留意点①(表現遊びの体験と指導方法)

予復習

体験した表現(風船を使った遊び)について復習を行う。

担当
8 内容

領域「表現」の「内容の取扱い」と保育方法の留意点②(表現活動の教材及び指導方法の研究)

予復習

授業で体験したことを振り返る。

担当
9 内容

幼児期の終わりまでに育ってほしい姿「思考力、判断力、表現力等の基礎」を高める

保育方法(感じたことや考えたことを表現するための活動を学ぶ)

予復習

授業内容の振り返りについてリアクションペーパーに記入する。

担当
10 内容

幼児期の終わりまでに育ってほしい姿「豊かな感性と表現」を引き出す保育方法(児童文化財を利用したコミュニケーション活動の実践)

予復習

体験した表現(手品を用いた遊び)について復習を行う。

担当
11 内容

様々な表現遊び・表現活動の発展を研究する

予復習

幼児向けの表現活動を検討し、発展の仕方を考える。

担当
12 内容

「表現遊び」の指導計画と実践

予復習

自分が担当するパートを理解して、必要に応じて練習を行う。

担当
13 内容

「表現活動」の指導計画と評価

予復習

自分が行った表現発表を振り返り、学生同士でディスカッションを行う。

担当
14 内容

幼児理解に基づく領域「表現」の評価方法の工夫、留意点

予復習

保育における表現活動の意義について自分の意見をリアクションペーパーに記入する。

担当
15 内容

領域「表現」と小学校「体育・生活・音楽・図画工作」との接続を図る保育の方法

予復習

今までの振り返り

担当
16 内容
予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、演習は4時間程度の予習・復習を奨励します。

期末発表に向けて事前練習を入念に行う。

教科書

幼稚園教育要領(最新版)、同解説(最新版)

その他、必要に応じてプリントの配布、DVDなどの視聴を行う。

参考書・文献

幼保連携型認定こども園教育・保育要領(最新版)、同解説(最新版)/ユーモア・コミュニケーションDVD1巻~3巻(制作・新宿スタジオ)

履修条件

幼児に向けた表現活動について、一歩踏み込んだ技能を習得したい学生向けカリキュラムである。

ICT活用 ■遠隔授業【状況によりZOOMを活用したオンライン授業を行う。】
実務経験 ■実務経験の内容【道化師及び紙芝居実演家として、舞台上演活動に約30年間従事している】
備考