73063
保育方法の研究Ⅱ
水谷 瑞希
大学名 清泉女学院短期大学
学部・学科 幼児教育科 専門教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 演習
履修区分 選択 単位数 2単位
配当年次 2年 開講期
授業の概要

幼児教育に求められる⾃然体験を有意義なものにするため、指導者には⽣態系や⾃然環境についての基礎的知識と豊かな⾃然観、そして体験を指導に活かす技術が求められる。「保育⽅法の研究Ⅱ」では、講義と志賀高原での⽇帰りの野外実習を通じて、これらの資質・能⼒を醸成することを⽬指す。講義(第1回〜第11回)では、各種トピックに関連する座学とアクティビティ(屋内ワークショップ,キャンパス周辺での野外活動等)を通じて、⾃然環境や⽣態系についての理解を深める(なお授業内容はフィールドの状況により変更する場合がある)。志賀⾼原で開講する野外実習(第12回〜第15回)では、実際に⾃然に触れながら⾃然の仕組みを学び、豊かな⾃然観を養うことを目指す。

学習到着目標

この科目は、学科の学習成果「Ⅱd 保育内容や保育方法、具体的援助の方法の理解」に向けて「身近な自然を題材とした自然体験活動を構想することができる」ことを、また、学習成果「Ⅵa 保育者の体験力の基礎の修得」に向けて「自然環境や生態系についての基礎的知識と豊かな自然観を身につけている」ことを学修到達目標とする。

成績評価方法

講義回(第2回~第11回)ごとの小レポート(50%),講義最終レポート(25%),野外実習レポート(25%)。このほか実習態度等により加点、減点を⾏う場合がある。

課題に対する
フィードバック方法

小レポートの内容に対しては次の講義回の最初にコメントする。また必要に応じて,Google Classroomを通じて個別にコメントする。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) □ディスカッション・ディベート ■グループワーク □プレゼンテーション(発表) ■実習・実技・実験 ■フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

授業ガイダンス(4/5)(授業概要の説明、スケジュール、受講にあたっての留意点)

⼦どもを⾃然につなげよう:幼児教育における⾃然体験の意義と役割について理解する。

予復習

学習内容の振り返り

担当
2 内容

森の自然①(4/12)森林の⽣き物にかかわるトピックから,森林⽣態系についての理解を深める。

予復習

小レポート,学習内容の振り返り

担当
3 内容

森の自然②(4/19)森林の⽣き物にかかわるトピックから,森林⽣態系についての理解を深める。

予復習

小レポート,学習内容の振り返り

担当
4 内容

森の自然③(4/26)森林の⽣き物にかかわるトピックから,森林⽣態系についての理解を深める。

予復習

小レポート,学習内容の振り返り

担当
5 内容

里の自然①(5/10)⾥地の⽣き物にかかわるトピックから,⾥地⽣態系についての理解を深める。

予復習

小レポート,学習内容の振り返り

担当
6 内容

里の自然②(5/17)⾥地の⽣き物にかかわるトピックから,⾥地⽣態系についての理解を深める。

予復習

小レポート,学習内容の振り返り

担当
7 内容

里の自然③(5/24)⾥地の⽣き物にかかわるトピックから,⾥地⽣態系についての理解を深める。

予復習

小レポート,学習内容の振り返り

担当
8 内容

野生動物①(5/31)野⽣動物にかかわるトピックを取り上げ,野⽣動物と⼈間との関わりについて考える。

予復習

小レポート,学習内容の振り返り

担当
9 内容

野生動物②(6/21)野⽣動物にかかわるトピックを取り上げ,野⽣動物と⼈間との関わりについて考える。

予復習

小レポート,学習内容の振り返り

担当
10 内容

野生動物③(6/28)野⽣動物にかかわるトピックを取り上げ,野⽣動物と⼈間との関わりについて考える。

予復習

小レポート,学習内容の振り返り

担当
11 内容

振り返り(7/5)講義で学んだ内容を振り返るとともに,志賀高原での野外実習について説明する。

予復習

小レポート,学習内容の振り返り

講義最終レポート

担当
12 内容

野外観察①(9/16)志賀⾼原での⾃然観察を通して⼈と⾃然の関わりについて考えるとともに、豊かな⾃然観を養う。

予復習

志賀高原の自然について事前に調べておく

野外実習レポートの作成準備1

担当
13 内容

野外観察②(9/16)志賀⾼原での⾃然観察を通して⼈と⾃然の関わりについて考えるとともに、豊かな⾃然観を養う。

予復習

志賀高原の自然について事前に調べておく

野外実習レポートの作成準備2

担当
14 内容

野外観察③(9/16)志賀⾼原での⾃然観察を通して⼈と⾃然の関わりについて考えるとともに、豊かな⾃然観を養う。

予復習

志賀高原の自然について事前に調べておく

野外実習レポートの作成準備3

担当
15 内容

野外観察④(9/16)志賀⾼原での⾃然観察を通して⼈と⾃然の関わりについて考えるとともに、豊かな⾃然観を養う。

予復習

野外実習レポート

担当
16 内容
予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、演習は4時間程度の予習・復習を奨励する。

講義では毎回レポート課題が課される。また常に身近な自然に目を向けるよう意識すること。

教科書

指定しない。

参考書・文献

幼稚園教育要領(最新版)、同解説(最新版)

国立教育政策研究所教育課程研究センター(2014)『環境教育指導資料 幼稚園・小学校編』東洋館出版社

履修条件

志賀⾼原で開講する野外実習に参加できること。

ICT活用 ■双方向型授業【Google Classroomを用いたレポート等の提出・フィードバック】
■自主学習支援【Google Classroomを用いた資料の提示等】
実務経験 ■実務経験の内容【自然環境・農林水産行政,自然体験・教育施設での実務経験】
■所持している業務関連資格【自然観察指導員(NACS-J),プロジェクト・ワイルド シニアファシリテーター】
備考

学外実習(4回分、9⽉16日に志賀⾼原(信州⼤学志賀⾃然園ほか)で実施予定)を集中講義として開講する。

実習の実施規模を考慮し,履修者を25名までに制限する。なお履修希望者が最低人数に達しない場合は開講しない場合がある。