73083
保育方法の研究Ⅳ
山﨑 浩
大学名 清泉女学院短期大学
学部・学科 幼児教育科 専門教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 演習
履修区分 選択 単位数 2単位
配当年次 2年 開講期
授業の概要

授業1~10では「保育方法の研究Ⅳ」では、幼児の表現欲求に応える保育方法について実践的に学ぶ。幼児の表現を引き出す音楽的知識・技術や自身の表現力を身に着け、併せて歌、楽器、身体、さまざまな音楽表現あそびや、教材を用いた保育方法を理解し、具体的な環境構成や指導方法を学ぶ。

全体での講義と指導計画の演習課題を柱として、①表現環境と表現体験の指導方法、②表現あそびの指導計画と実際、③表現の指導上の留意点と小学校教育との接続などについて具体的な理解を図る。授業11~14では「音楽と心の健康」について音楽療法の考え方をベースに幅広く実践的に学ぶ。授業15でまとめレポートを作成する。

学習到着目標

この科目は「学習成果Ⅱd 保育内容や保育方法、具体的援助の方法の理解」「学習成果Ⅳ 保育実践の表現力・創造力・感性の基礎の習得」を目標とする。ここまでの理論的な理解を土台として、様々な音楽表現指導の方法や可能性について学び、保育の立案・プレゼンを経験することで、音楽を通した保育実践力を身に着ける。併せて音楽と心の健康(実践的音楽療法)について理解することを学修到達目標とする。

成績評価方法

毎回のリアクションコメント20% 各種課題・レポート・プレゼンテーション70% 授業参加姿勢度10%

課題に対する
フィードバック方法

毎回のリアクションコメントに対して授業冒頭で解説を行うことで理解を深める。プレゼンテーションなど実践課題に対してコメント・解説を加える。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) □ディスカッション・ディベート □グループワーク ■プレゼンテーション(発表) □実習・実技・実験 □フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

保育における表現あそびの実際 (幼児にとっての表現とは)

予復習

初回の予習は不要。授業内のノートを復習して2回目に臨むこと。

担当
2 内容

領域「表現」のねらいと保育方法(幼児をとりまく音楽環境、幼児の音楽表現を受容し保育に活かす指導方法)

予復習

音楽環境、音楽表現と保育に関する振り返り

担当
3 内容

領域「表現」の内容と保育方法の実際(幼児の歌唱・器楽表現とは)

予復習

音楽表現について、自らの実習等における指導経験を結び付けた振り返り

担当
4 内容

5領域を横断する音楽表現保育実践例と分析①「さつまのおいも」

予復習

保育実践例分析レポートの作成①

担当
5 内容

5領域を横断する音楽表現保育実践例と分析②「かかし丸」

予復習

保育実践例分析レポートの作成②

担当
6 内容

幼児期の終わりまでに育ってほしい姿「豊かな感性と表現する力」を引き出す保育方法(音楽の溢れる環境を通して、幼児の感性を刺激し音楽的表出を促す保育)

予復習

自分の保育場面に置き換えて授業の内容を理解する

担当
7 内容

「うた」を日常の保育に活かす指導計画立案

予復習

教員の助言を受けて保育計画を修正

担当
8 内容

「うた」を日常の保育に活かす指導計画プレゼン準備(情報処理室)

予復習

パワーポイントによるプレゼンの準備

担当
9 内容

音楽表現あそびプレゼンテーション第1回

予復習

学生相互評価を受けて、プレゼンを振り返る

プレゼン内容に即した保護者向け「クラスだより」を作成

担当
10 内容

音楽表現あそびプレゼンテーション第2回

予復習

学生相互評価を受けて、プレゼンを振り返る

プレゼン内容に即した保護者向け「クラスだより」を作成

担当
11 内容

学生相互にクラスだよりをシェアする

幼児理解に基づく領域「表現」の評価方法

領域「表現」と小学校「音楽」との接続を図る保育方法法の工夫、留意点

予復習

クラスだよりの振り返り

領域「表現」の評価と、小学校「音楽」との接続について振り返り

担当
12 内容

音楽と心の健康①

音楽が人間の心に及ぼす力、幼児期から生涯にわたって音楽を愛好する心情とは

予復習

授業で学んだ内容と具体的場面を結び付けた内容をリアクションコメントとしてに投稿

担当
13 内容

音楽と心の健康②

同質の原理を通して音楽を分析し、感情と音楽の結びつきを知る

予復習

授業で学んだ内容と具体的場面を結び付けた内容をリアクションコメントとしてに投稿

担当
14 内容

音楽と心の健康③

ミュージカルを通して考える音楽と心の健康

予復習

ミュージカル映像のポイントをまとめ、最終レポート準備

担当
15 内容

音楽と心の健康④

ミュージカルを通して考える音楽と心の健康

予復習

ミュージカル映像のポイントをまとめ、最終レポート作成

担当
16 内容
予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、演習は4時間程度の予習・復習を奨励します。

教科書

幼稚園教育要領(最新版)、同解説(最新版)

「ピアノといっしょに『ありがとう こころをこめて』」(ケイ・エム・ピー2018)

参考書・文献

授業中に適宜資料を配付する。

幼保連携型認定こども園教育・保育要領(最新版)、同解説(最新版)

履修条件
ICT活用 ■双方向型授業【受講者のリアクションコメントをもとに次の授業においてフィードバックする】
実務経験 ■実務経験の内容【副園長として幼稚園に勤務経験 幼児の歌出版作品多数 音楽療法講師として勤務】
備考