73091
領域 表現
塚原 成幸・山﨑 浩・樽井 美波
大学名 清泉女学院短期大学
学部・学科 幼児教育科 専門教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 演習
履修区分 選択 単位数 2単位
配当年次 1年 開講期
授業の概要

子どもの感性、創造性、生活意欲を育むために表現教育が重要な意味を持つもつことを理解する。様々な表現活動(造形、言語、身体、音楽表現等)が子どもの健全な成長を支えていることを学ぶ。また、要領・指針が示している領域・表現[感じたことや考えたことを自分なりに表現することを通して、豊かな感性や表現する力を養い、創造性を豊かにする。]の内容に準拠し、各種の造形遊び、リズム遊び、表現運動遊び等を身に付ける。

学習到着目標

この科目は、学習成果「Ⅱd保育内容や保育方法、具体的な援助の方法の理解」を目標とする。保育者に求められる身体感覚や芸術感覚を身に付けるために、様々な音楽表現、身体表現、造形表現に接する。また、自らの感性を刺激し、気持ちを躍動させながら遊ぶ感覚を養うことで、幼児に対する具体的な援助の方法を体感することを学修到達目標とする。

成績評価方法

期末に行うプレゼンテーションを含む、この授業への参加姿勢度70%、課題レポート30%。

課題に対する
フィードバック方法

学生が行う発表に関しては、幼児向けのプレゼンテーションとして有効だった点や工夫が必要な点について直接指導を行う。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) □ディスカッション・ディベート ■グループワーク ■プレゼンテーション(発表) ■実習・実技・実験 □フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

身体表現1(身体と向き合う・緊張と解放)

自分の体と向き合い、心を解放させ、他者との関係性を築く。

予復習

初回の予習は必要ない。各自、授業で配布した今後の進め方を読み、内容を理解しておくこと。

担当

塚原成幸

2 内容

身体表現2(リズムを感じる・音を楽しむ)

身体を使った空間認識と音を奏でる方法を身に付ける。

予復習

身体表現の基礎(緊張と解放)について感じたこと、考えたことを振り返りシートに記入する。

担当

塚原(横田ゆうわ)

3 内容

身体表現3(表情を意識する・演劇的な表現を学ぶ)

様々な表情が人間関係の構築に影響していることを理解する。

予復習

表情を意識することについて感じたこと、考えたことを振り返りシートに記入する。

担当

塚原(横田ゆうわ)

4 内容

コミュニケーションワーク1(遊びを創造する)

様々なグループワークを通して、遊ぶことの充実感を味わう。

予復習

グループワークを通して感じたこと、学んだことを振り返りシートの記入する。

担当

塚原成幸

5 内容

コミュニケーションワーク2(他者とつながる遊び)

遊びを通して他者との関係性が深まることを理解する。

予復習

他者との協働について感じたこと、考えたことを振り返りシートに記入する。

担当

塚原成幸

6 内容

造形表現1(デザインを楽しむ)

生活の中で使用するものを自分らしくデザインし、デザインの楽しさ、制作したものを使用する喜びを味わう。

予復習

自分のデザインの工夫、活動を通して気付いたこと・学んだこと等について、振り返りシートに記入する。

担当

樽井美波

7 内容

造形表現2(身体を飾る)

身近にある材料を使い、衣装を制作する。装うことの楽しさ、変身するおもしろさを感じる。

予復習

グループで制作した衣装の工夫、お互いの作品や発表から気付いたこと・学んだこと等について、振り返りシートに記入する。

担当

樽井美波

8 内容

造形表現3(光で表現する)

ライトドローイングを通して、光のもつ色、効果の美しさを感じ取る。

予復習

光を使った表現とその方法について、気付いたこと・学んだこと等を振り返りシートに記入する。

担当

樽井美波

9 内容

造形表現4(身体を使って描く)

フィンガーペイントの感触を味わい、全身を使って描くことを通して、身体感覚を豊かにする。

予復習

グループで制作した作品の工夫、お互いの作品や発表から気付いたこと・学んだこと等について、振り返りシートに記入する。

担当

樽井美波

10 内容

音楽表現1(声を使った表現①)

子どもの発達や生活場面に寄り添う声の表現を知り、表現の仕方、「歌」を使った表現あそびや関わりを実践する。

予復習

声を使った表現、歌を通した表現について授業を振り返り、シートに学び・感想等を記入する。

担当

山﨑 浩

11 内容

音楽表現2(声を使った表現②)

集団によるストーリー性を持った音楽表現あそびを実践する。

予復習

声を使った表現、ストーリー性を持った音楽表現について授業を振り返り、シートに学び・感想等を記入する。

担当

山﨑 浩

12 内容

音楽表現3(楽器を使った表現①)

ブームワッカーなどの実践と通して、分担奏による音楽表現の可能性を理解する。

予復習

分担奏による音楽表現について授業を振り返り、シートに学び・感想等を記入する。

担当

山﨑 浩

13 内容

音楽表現4(楽器を使った表現②)

幼児教育で用いられるいろいろな小楽器を知り、楽器による表現あそびについて理解する。

予復習

楽器を使った音楽表現について授業を振り返り、シートに学び・感想等を記入する。

担当

山﨑 浩

14 内容

学習成果発表会のグループ別準備

身体・造形・音楽の各領域の表現を活用し、幼児向けの発表を行うための練習を行う。

予復習

グループで決めたこと踏まえ、発表に備えて練習を行う。

担当

塚原成幸、樽井美波

山﨑 浩

15 内容

学習成果発表会、授業の振り返り

身体・造形・音楽の各領域の表現を活用して幼児向けの発表をグルーブ別に行う。

予復習

各グループの発表について考察し、レポートとして提出する。

担当

塚原成幸、樽井美波

山﨑 浩

16 内容
予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、演習は4時間程度の予習・復習を奨励します。

期末発表に向けて事前練習を入念に行うこと。また、グループ内で積極的にコミュニケーションを図ること。

教科書

必要に応じて、適宜資料を配布する。

参考書・文献

幼稚園教育要領(最新版)、同解説(最新版)、保育所保育指針(最新版)、同解説(最新版)

幼保連携型認定こども園教育・保育要領(最新版)、同解説(最新版)

履修条件

授業の内容によって使用する教室が変更される場合があるので注意すること。動きやすく、汚れが気にならない服装が好ましい。

ICT活用
実務経験 ■実務経験の内容【各領域の担当者は、声楽家・作曲家・造形作家・道化師など長年アーティストとして活動を行っている。】
備考