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保育教材の理論と実践
碓井 幸子
大学名 清泉女学院短期大学
学部・学科 幼児教育科 専門教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 演習
履修区分 選択 単位数 2単位
配当年次 2年 開講期
授業の概要

保育教材の理論と実践では、講義と演習をおこなう。教育の幼児教育における教材を理解し、幼児期にふさわしい保育の方法及び教育目的に適した教育技術の理論と実践のための教材を考える。そこで、①教育の方法を具現化する教材との関係の理解、②さまざまな保育形態や保育環境を踏まえた教材選定及び教材研究の理解、③幼児理解に基づいた「知識及び技術の基礎」「思考力・判断力・表現力の基礎」「学びに向かう力、人間性」と「主体的・対話的で深い学び」の保育実践の具体的教材の作成、④保育の基礎的技術や情報機器の操作を活用した教材の作成をすることを通して、教材から幼児理解を深め、幼児の体験との関連を考慮した教材を提示するための知識や技術を身に付ける。

学習到着目標

この科目は、学習成果Ⅱd「保育内容や保育方法、具体的援助の方法の理解」とⅡf「a~eに基づく保育の総合的実践力の基礎の獲得」を目指して取り組むものである。これからの社会を担う子どもたちの基礎となる資質・能力を育成するために、保育の方法、および技術、保育教材(情報機器も含む)の選定及び教材研究方法を知り、教材に関する基礎的な知識・技能を身に付けることを学修到達目標とする。

成績評価方法

・課題教材(提出期日も厳守)・・・60% ・リアクションペーパー・・・40%

課題に対する
フィードバック方法

・提出された課題について、プレゼンなどを通し求められた内容であるかフィードバックする。・リアクションペーパーにて授業修得を確認し、適宜コメントを付す。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) □ディスカッション・ディベート ■グループワーク ■プレゼンテーション(発表) □実習・実技・実験 □フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

教育方法の基礎的理論の実践理解と教材研究の必要性の理解

 幼児の「主体性」や「最善の利益」の意味を理解し幼児教育における教材の必要性について理解する

予復習

予習:第1回授業に関する資料や課題を読み準備する

復習:授業後リアクショペーパー提出

担当
2 内容

保育内容及び幼児期にふさわしい指導を踏まえた教材・教具の研究の方法と指導案作成との関係について理解するについて

予復習

予習:第2回授業に関する資料や課題を読み準備する

復習:授業後リアクショペーパー提出

担当
3 内容

幼児教育の目標・内容の具現化するための教材の研究の方法を考える 

 保育内容 5領域(主に健康)と教材について

予復習

予習:第3回授業に関する資料や課題を読み準備する

復習:授業後リアクショペーパー提出

担当
4 内容

幼児教育の目標・内容の具現化するための教材の研究の方法を考える 

 保育内容 5領域(主に人間関係)と教材について

予復習

予習:第4回授業に関する資料や課題を読み準備する

復習:授業後リアクショペーパー提出

担当
5 内容

幼児教育の目標・内容の具現化するための教材の研究の方法を考える 

 保育内容 5領域(主に環境)と教材について

予復習

予習:第5回授業に関する資料や課題を読み準備する

復習:授業後リアクショペーパー提出

担当
6 内容

幼児教育の目標・内容の具現化するための教材の研究の方法を考える 

 保育内容 5領域(主に言葉)と教材について

予復習

予習:第6回授業に関する資料や課題を読み準備する

復習:授業後リアクショペーパー提出

担当
7 内容

幼児教育の目標・内容の具現化するための教材の研究の方法を考える 

 保育内容 5領域(主に表現)と教材について

予復習

予習:第7回授業に関する資料や課題を読み準備する

復習:授業後リアクショペーパー提出

担当
8 内容

幼児教育の目標・内容の具現化するための教材の研究の方法を考える 

 乳児期の保育と教材について 

予復習

予習:第8回授業に関する資料や課題を読み準備する

復習:授業後リアクショペーパー提出

担当
9 内容

幼児教育の目標・内容の具現化するための教材の研究の方法を考える 

 支援が必要な子どもの保育と教材について

予復習

予習:第9回授業に関する資料や課題を読み準備する

復習:授業後リアクショペーパー提出

担当
10 内容

保育内容及び幼児期にふさわしい指導のための教材の研究と幼児理解について考える

予復習

予習:第10回授業に関する資料や課題を読み準備する

復習:授業後リアクショペーパー提出

担当
11 内容

幼児教育における「主体的」「対話的」「深い学び」の幼児の姿の理解と実践の具現化となる教材の基礎的な考え方を理解する

予復習

予習:第11回授業に関する資料や課題を読み準備する

復習:授業後リアクショペーパー提出

担当
12 内容

育みたい資質・能力に基づいた評価の理解と教材の評価方法

 育みたい資質・能力に基づいた保育を具現化したものが教材であることを理解し、幼児教育における評価を理解する

予復習

予習:第12回授業に関する資料や課題を読み準備する

復習:授業後リアクショペーパー提出

担当
13 内容

幼児の体験との関連を考慮した情報活用能力を育む指導法の理解

 幼児期に必要な体験、情報リテラシー、視聴覚教材について考える

予復習

予習:第13回授業に関する資料や課題を読み準備する

復習:授業後リアクショペーパー提出

担当
14 内容

「幼児期の終わりまでに育って欲しい姿」の内容と意味を理解し、幼児期にふさわしい教材とその方法を理解する

予復習

予習:第14回授業に関する資料や課題を読み準備する

復習:授業後リアクショペーパー提出

担当
15 内容

幼児理解に基づいた評価の基礎的考え方の理解と教材の評価の理解

 幼児期の求められる保育を理解し、幼児理解ー実践―評価のサイクルの理解と幼児理解と教材との関係について考える 

予復習

予習:第15回授業に関する資料や課題を読み準備する

復習:授業後リアクショペーパー提出

担当
16 内容
予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、演習は4時間程度の予習・復習を奨励します。

教科書

文部科学省「幼稚園教育要領解説」フレーベル館

厚生労働省「保育所保育指針解説」フレーベル館

参考書・文献

「教材事典-教材研究の理論と実践-」日本教材学会編(2012.9発行)、

幼保連携型認定こども園教育・保育要領、他、適宜プリント配布

履修条件

「幼稚園教諭2種免許状」の選択必修科目

「保育士資格」の選択科目

ICT活用 ■自主学習支援【manabaにて、課題の提示やリアクションペーパーの提出を行う】
実務経験 ■実務経験の内容【幼稚園教諭及び幼稚園園長として幼稚園での実務経験あり】
■所持している業務関連資格【幼稚園教諭専修免許状、保育士資格、小学校教諭1種免許状】
備考