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保育の日本語表現
佐藤 友哉
大学名 清泉女学院短期大学
学部・学科 幼児教育科 専門教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 演習
履修区分 必修 単位数 1単位
配当年次 1年 開講期
授業の概要

わかりやすい文章とはどのようなものかについて、実際に文章を書きながら表現・論理・構成の各側面から学習する。保育現場で必要な、解釈が1つになるように書く技術について重点的に学習する。また、人前でスピーチする経験を積む。話す内容、速度、表情、視線など様々な観点から良いスピーチとはどのようなものかについて学習し、保育現場での活用を図る。

学習到着目標

この授業では、学科の学習成果Ⅱa「保育の基礎的教養(現代的教養・社会的教養・倫理観)の習得」を目標とする。具体的な学修到達目標は次の通りである。①基本的な文章の書き方を理解し、正確にものごとを表現できるようになる。②多くの情報をまとめ、要点を簡潔に表現できるようになる。③相手に聞き取りやすく、要点を明確にして話せるようになる。

成績評価方法

毎回授業終わりに提出するミニレポート10%、課題(説明文、意見文、お礼状)30%、スピーチ発表10%、定期試験50%

課題に対する
フィードバック方法

提出課題に対して授業担当者が添削をし、学生に返却する。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) □ディスカッション・ディベート ■グループワーク ■プレゼンテーション(発表) □実習・実技・実験 □フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

正確に伝える―絵はがきの内容を文章で説明する

予復習

正確に伝えるためのポイントについて復習する。

担当
2 内容

わかりやすい文とは 表現面を考える

予復習

表現面のわかりやすさについて復習する。

担当
3 内容

わかりやすい文とは 論理面 矛盾と飛躍をなくす

予復習

論理面のわかりやすさについて復習する。

担当
4 内容

事実を示す文と主観を含む文を書き分ける

予復習

事実を示す文と主観を含む文の書き分け方について復習する。

担当
5 内容

一段落一内容を意識しながら説明文を書く(テーマ:外国人に箸の使い方を文章で説明する)

予復習

段落分けの基準について復習する。

担当
6 内容

トピックセンテンスを生かして文章を書く

予復習

トピックセンテンスの効果について復習する。

担当
7 内容

接続詞を効果的に使う

予復習

接続詞の働きと要約の方法について復習する。

担当
8 内容

意見文を書く(テーマ:電車内で騒ぐ他人の子どもを大人は注意すべきか等)ブレーンストーミング、下書き

予復習

意見文の構成方法について復習する。

担当
9 内容

1、手紙・お礼状の書き方を学ぶ

2、意見文の自己添削、清書

予復習

意見文の下書きを事前に完成させておく。

担当
10 内容

手紙・お礼状の下書き

予復習

手紙・お礼状の書き方について復習する。

担当
11 内容

1、チェックシートに基づき手紙・お礼状を清書する

2、要約(物事を簡潔に表現する練習をする)

予復習

手紙・お礼状の下書きを事前に完成させておく。

担当
12 内容

スピーチと聞き書き① スピーチのポイント、効果的なメモの取り方、発声練習、原稿作成

予復習

スピーチのポイントについて復習する。

担当
13 内容

スピーチと聞き書き② 人前に立つ練習、聞き書きの練習、スピーチ発表に向けての練習

予復習

発声練習をしておく。

担当
14 内容

スピーチと聞き書き③ 発声練習、二人一組で発表する(前半)

予復習

発表に向けて鏡を見ながら練習しておく。

担当
15 内容

1、スピーチと聞き書き④ 発声練習、二人一組で発表する(後半) 

2、全体のまとめ

予復習

発表に向けて鏡を見ながら練習しておく。総復習

担当
16 内容

定期試験

予復習

定期試験のための総復習

担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、演習は4時間程度の予習・復習を奨励します。

授業のポイントを復習し理解を深め、その理解を普段の文章表現にも生かす意識をもって取り組んでください。

教科書

使用しない。適宜プリントを配布する。

参考書・文献

後藤禎典『上手な文章を書きたい! 社会人のための文章力トレーニング』光文社(825円)

履修条件

学科必修の科目である。

ICT活用
実務経験 ■実務経験の内容【国語科非常勤講師として高等学校での勤務経験あり】
■所持している業務関連資格【中学校・高等学校教諭一種免許状(国語)】
備考