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国語
佐藤 友哉
大学名 清泉女学院短期大学
学部・学科 幼児教育科 専門教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 講義
履修区分 選択 単位数 2単位
配当年次 2年 開講期
授業の概要

・子ども自らが他者との関係や集団の中での育ちの理解と援助や、感性を養うための環境の構成と保育の展開についての理解に必要となる知識及び技術を学ぶ。

・上記を学習するために、小学校低学年の国語において児童に必要となる能力を理解することを通じ、保育において子どもの言語発達をどう促すかを考える。この他に、保育現場で必要となる実践的国語力を、実際に文章を書くことで学習する。

学習到着目標

この授業は、学科の学習成果Ⅱa「保育の基礎的教養(現代的教養・社会的教養・倫理観)の習得」を目標とする。具体的な学修到達目標は以下の通りである。①保育における言語発達と小学校低学年で学習する国語とのつながりを理解する。②この理解を保育に活用する能力を身につける。③職務上必要となる国語力を身につける。

成績評価方法

授業終わりに提出するミニレポート・ワークシート40%、定期試験60%

課題に対する
フィードバック方法

・参考となるミニレポート、ワークシートは授業のはじめに紹介する。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) □ディスカッション・ディベート ■グループワーク □プレゼンテーション(発表) □実習・実技・実験 □フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

概要説明 領域「言葉」ねらいと内容の復習

予復習

幼稚園教育要領領域「言葉」について復習する

担当
2 内容

幼稚園教育要領と小学校学習指導要領との比較

予復習

小学校学習指導要領と幼稚園教育要領との違いについて復習する。

担当
3 内容

小学1年生の国語の授業を体験する 児童に必要な能力は何か

予復習

児童に求められる能力について復習する

担当
4 内容

小学校の授業に必要な集中力・意欲を保育現場でどう養うか

予復習

集中力・意欲の保育現場での養い方について復習する

担当
5 内容

小1国語への接続を見据えた保育指導のあり方(文字指導を中心に)

予復習

文字指導について復習する

担当
6 内容

国語教師大村はまに学ぶ教育論

予復習

内発的動機付けについて復習する

担当
7 内容

1、第1回~第6回までの振り返り

2、次回以降の概要説明、絵はがきの内容を文章で伝える

予復習

文章で正確に内容を伝えるためのポイントについて復習する

担当
8 内容

伝わる文章術① 他者を意識した文章を書く

予復習

他者意識について復習する

担当
9 内容

伝わる文章術② 要約を通じて中心的主張を見極める

予復習

段落の構成方法と要約の方法について復習する

担当
10 内容

伝わる文章術③ 構成力を身につける

予復習

文章の構成について復習する

担当
11 内容

文章の図解と要約

予復習

図解の方法について復習する

担当
12 内容

敬語 尊敬語と謙譲語の区別、様々な場面での使い分け

予復習

敬語について復習する

担当
13 内容

保護者や先輩・上司とのコミュニケーション

予復習

敬語の応用方法について復習する

担当
14 内容

連絡帳の書き方

予復習

連絡帳の書き方について復習する

担当
15 内容

園だよりの書き方

予復習

園だよりの書き方について復習する

担当
16 内容

定期試験

予復習

定期試験のための総復習

担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義は4時間程度の予習・復習を奨励します。

授業のポイントを普段の文章表現に生かす意識を持ってください。

教科書

教科書は使用しない。適宜プリントを配布する。

参考書・文献

田上貞一郎『保育者になるための国語表現』(萌文書林、1,980円)

野矢茂樹『大人のための国語ゼミ』(山川出版社、1,880円 )

履修条件

幼稚園教諭二種免許状取得のための選択必修科目である。

ICT活用
実務経験 ■実務経験の内容【国語科非常勤講師として高等学校での勤務経験あり】
■所持している業務関連資格【中学校・高等学校教諭一種免許状(国語)】
備考