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保育・教職実践演習(幼稚園)
碓井 幸子・長谷川 孝子
大学名 清泉女学院短期大学
学部・学科 幼児教育科 専門教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 演習
履修区分 選択 単位数 2単位
配当年次 2年 開講期
授業の概要

短大2年間の修学を振り返り、保育者としての専門的知識及び技術や総合的な判断力、倫理観等が修得、形成されたかを振り返り把握する。その中で、疑問や修得が不足していることについて、一人一人がテーマをもって、その探求に取り組む。第2回から第9回では、ディスカッションやディベートをおこないながら保育に関する現代的課題やその対応や指導力や幼児の理解力の統合を図り、保育者としての使命感や責任感を持った実践的指導に必要な能力やチームの一員としての在り方などもふくめ、幼児教育を総合的に理解し、多様な視点や価値観をもって考察する力を習得する。第10回から第15回では、各自のテーマに従って文献等から得られた知識や修学の振り返りから得た成果をプレゼンテーションして、確かな知識を構築する。また、本授業の期間内に、2年間の修学を整理するスクラップ帳の制作も行う。

学習到着目標

学習成果「Ⅱf a~eに基づく保育の総合的実践力の基礎の獲得」に向け、保育者としての専門的知識・技術や総合的な判断力、倫理観等の修得と共に、幼児教育を総合的に理解し多様な視点や価値観をもって考察する力を習得することや、指導力や幼児の理解力の統合を図り保育者としての使命感や責任感を持った実践的指導に必要な能力やチームの一員としての在り方や保育者となる目的と目標を明確にすることを学修到達目標とする。

成績評価方法

①2~10回までの授業中に出される課題レポート(スクラップ帳も含む) 50%  

②プレゼンテーション 50% 

課題に対する
フィードバック方法

課題レポート,スクラップ帳の作成、プレゼンテーションに対し、教員から総評とまとめを付す

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) ■ディスカッション・ディベート ■グループワーク ■プレゼンテーション(発表) □実習・実技・実験 □フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

イントロダクション:各自の修学の振り返り、保育者としての資質・能力、保育に関する疑問や課題を持ち、進路に向けた一人一人の「課題研究」設定する

(第2回~10回の授業を通し課題研究を再考・探求していく)

予復習

課題意識を自らもって授業に参加できるように、今までの実習と修学を振り返り、各自の研究・課題を明確にしておく。授業後、課題研究のテーマ(案)を作成

担当

碓井

2 内容

論文検索、確かな情報収集の方法についての知識を習得する

 課題研究計画を立てる

予復習

得られた知見を基に各自の課題研究及び研究計画を作成し、第5回授業時に提出

担当

碓井

3 内容

幼児教育の課題①幼時期の教育の基本と今日の保育

幼稚園・保育所・認定こども園の成り立ち等を理解すると共に様々な保育の方法を知り、幼児期の保育の在り方について考える

予復習

各施設についての役割について調べたうえで授業に臨む

担当

碓井

4 内容

幼児教育の課題②乳児期から幼児期、小学校教育への接続について

接続の工夫や課題を知り、育ちの連続性の中での保育を多面的に考える

予復習

本時の内容を振り返り、接続期の保育の工夫についての事例や課題を調べる

担当

碓井

5 内容

幼児教育の課題③保育者の役割、職務内容、責任、社会性や対人関係能力

専門性をもって保育に従事するために、実際の保育現場での事例を基に保育者の役割、職務内容、責任、社会性や対人関係能力について考える

予復習

本時の内容について振り返り、自己の課題を明らかにする

担当

碓井

6 内容

2年間の学びのふりかえりと理想の保育                      これまでの授業や実習を通して考えてきた自分が目指したい保育者像や理想の保育について考える

予復習

これまでの学びをふりかえり、自分が理想とする保育を考える

担当

長谷川

7 内容

理想の保育についてのグループディスカッション                 各自考えた理想の保育についてもちより、グループごとに理想の園構想を練る

予復習

理想の保育を阻害する課題について調べる

担当

長谷川

8 内容

保育の社会的課題と保育についてのグループディスカッション           理想の保育が阻害される社会的課題をふまえた上でどのような保育を展開すべきか考える

予復習

保育の課題をふまえた上で理想の保育を展開するための環境について考える

担当

長谷川

9 内容

保育の環境についてのグループディスカッション                 自分たちが考えた理想の保育を実現させるための園の環境について考える

予復習

前時までの学習をふりかえり発表の準備をする

担当

長谷川

10 内容

グループ発表                                 前時までのグループワークの内容をまとめ発表する

予復習

友だちの発表も参考にしながら理想の保育を展開するための自分の課題について考える

担当

長谷川

11 内容

プレゼンテーション① 第11回~15回は、1/5人ずつプレゼンテーションをおこなう

課題研究を探求したものをレジュメを作成し、パワーポイント等を篤要しながら、一人一人壇上にてプレゼンテーションを行う

予復習

プレゼンテーションから学んだことを振り返り、知識や技術、判断、価値観、倫理観など確認する

担当

碓井・長谷川

12 内容

プレゼンテーション② 

課題研究を探求したものをレジュメを作成し、パワーポイント等を篤要しながら、一人一人壇上にてプレゼンテーションを行う

予復習

プレゼンテーションから学んだことを振り返り、知識や技術、判断、価値観、倫理観など確認する

担当

碓井・長谷川

13 内容

プレゼンテーション③

課題研究を探求したものをレジュメを作成し、パワーポイント等を篤要しながら、一人一人壇上にてプレゼンテーションを行う

予復習

プレゼンテーションから学んだことを振り返り、知識や技術、判断、価値観、倫理観など確認する

担当

碓井・長谷川

14 内容

プレゼンテーション④

課題研究を探求したものをレジュメを作成し、パワーポイント等を篤要しながら、一人一人壇上にてプレゼンテーションを行う

予復習

プレゼンテーションから学んだことを振り返り、知識や技術、判断、価値観、倫理観など確認する

担当

碓井・長谷川

15 内容

プレゼンテーション⑤

課題研究を探求したものをレジュメを作成し、パワーポイント等を篤要しながら、一人一人壇上にてプレゼンテーションを行う

予復習

プレゼンテーションから学んだことを振り返り、知識や技術、判断、価値観、倫理観など確認する

担当

碓井・長谷川

16 内容
予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、演習は4時間程度の予習・復習を奨励します。

教科書
参考書・文献

「幼稚園教育要領解説」「保育所保育指針解説」「幼保連携型認定こども園教育・保育要領」

他、必要に応じ授業にて、参考書・資料を提示する

履修条件

保育士資格・幼稚園教諭2種免許必修科目

ICT活用
実務経験 ■実務経験の内容【幼稚園教諭(両名)幼稚園園長(碓井)として幼稚園にて実務経験、子育て支援の実務経験(両名)】
■所持している業務関連資格【幼稚園教諭専修免許状および保育士資格(両名)、小学校教諭1種免許状(碓井)】
備考