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教育実習ガイダンス(1年)
碓井 幸子
大学名 清泉女学院短期大学
学部・学科 幼児教育科 専門教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 実技・実習
履修区分 選択 単位数 0単位
配当年次 1年 開講期
授業の概要

この科目は、幼稚園教諭2種免許の必修科目である。

幼稚園での教育の実際を体験し、保育者になるために必要な資質・能力の基礎を確立することが目的である。そのため、幼稚園実習に向け、実習の目的を明らかにし、目標を持って取り組むことができるように事前準備をする。

1年次の実習では、幼稚園教育の理解と役割及び組織、予想される子どもの生活や遊び、子どもとの関わり方や保育者の役割、指導や援助の基本や教材を学ぶ。また、観察の方法や記録の取り方を学ぶ。

幼稚園教諭になるという強い意志を持ち、意欲的に取組む。

学習到着目標

学習成果Ⅱc「保育及び支援の対象者の理解」、Ⅱe「保育に関する基礎的技能の獲得」Ⅲ「保育実践の思考力や課題解決能力、行動力の基礎の獲得」を目指し、具体的には1、幼稚園教育を理解する2、教育実習の目的と目標を理解し心構えを持ち準備を行う3、11月の幼児を想定した指導計画及び教材を準備する4、保育観察の意味を知り、日誌の書き方がわかる5、実習での自己を振り返り自己課題を追求することを学修到達目標とする。

成績評価方法

①実習にかかわる提出書類の期日厳守 ②課題、事前・事後レポート等の提出物 ③実習園での取組み(態度・能力・総合)④保育記録の内容 の4つを総合評価する。※実習ガイダンスについて、本学科が定める評価基準がある(便覧「教育実習および保育実習の取りやめに関する申し合わせ」)。詳しくは、幼稚園実習ガイダンス開始時に伝達する。

課題に対する
フィードバック方法

提出された課題について、内容や提出期日ついて教員がその都度確認し、授業最終日に返却する。

日誌、指導計画等、必要に応じコメントを付す。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) □ディスカッション・ディベート □グループワーク □プレゼンテーション(発表) ■実習・実技・実験 □フィールドワーク □リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

幼稚園教育について、教育基本法・学校教育法によって示されている目的や目標及び幼稚園教育の基本を知り、教育実習の目的と目標と心得(守秘義務遵守)を理解する

予復習

事前に実習ポートフォリオの指定箇所を必ず読み授業に臨むこと。復習は、便覧及び実習ポートフォリオを読み理解を確実にする

担当
2 内容

幼稚園実習園の内容

事前打ち合わせから実習終了まで(御礼含む)の流れと手順や心得を知り、実習内容の学び方や準備する事項について理解する

予復習

事前に実習ポートフォリオの指定箇所を必ず読み授業に臨むこと。復習は、授業にて指示された実習の準備を行う

担当
3 内容

幼稚園(教育実習園)の組織や役割、クラス担任の役割の理解

幼稚園教育に求められている役割を知り、幼稚園の組織や役割、クラス担任の役割や仕事内容について理解する

予復習

事前に指定された資料、テキストを読み授業に臨むこと。復習は、授業にて指示された実習の準備を行う

担当
4 内容

保育観察の意味と観察のポイント

保育観察の方法を知り、保育観察は幼児理解であり、この幼児理解が保育の始まりとなることを理解する。また、保育の流れに沿った観察のポイントを知る

予復習

事前に指示された課題を行い授業に臨むこと。復習は、授業にて指示された実習の準備を行う

担当
5 内容

実習実施月の年齢ごとの幼児の一般的な発達と育ちの姿を知る

保育日誌(記録)の書き方①

記述の方法について知る

予復習

事前に指示された課題を行い授業に臨むこと。復習は、授業にて指示された実習の準備を行う

担当
6 内容

実習日誌(記録)の書きかた②(子どもの姿と保育者のかかわりと考察)

実際の保育の映像を見ながら観察のポイントを知り、幼児の姿、保育者(実習生)の関わりおよび考察の項目に従い記述していく方法を学ぶ

予復習

事前に指示された課題を行い授業に臨むこと。復習は、授業にて指示された実習の準備を行う

担当
7 内容

部分責任実習の指導案の考え方と教材研究

部分責任実習の指導計画を立案のヒントとなるために実際に教材を作り考える

予復習

事前に指示された課題を行い授業に臨むこと。復習は、授業にて指示された実習の準備を行う

担当
8 内容

実習自己評価 ―省察と課題―

事前準備から実習終了後を振り返り、実習の目的の理解や目標の達成について、振り返りシートに従い省察と課題を明らかにし、具体的な行動計画を立てる

予復習

事後ガイダンス後、実習ポートフォリオにて、事前~実習~事後を振り返り、2年次の教育実習への学修計画を立てる

担当
9 内容
予復習
担当
10 内容
予復習
担当
11 内容
予復習
担当
12 内容
予復習
担当
13 内容
予復習
担当
14 内容
予復習
担当
15 内容
予復習
担当
16 内容
予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、実習は2時間程度の予習・復習を奨励します。

教科書

「実習のポートフォリオ」を授業開始時に配布する。

参考書・文献

文部省『幼稚園教育要領解説』フレーベル館

履修条件

「幼稚園教諭2種免許状」必修科目。便覧に履修の条件が掲げられております。各自熟読してください。全時間の出席を原則とします。また、遅刻も欠席扱いとします。正当な理由のない(公欠は除く)欠席・遅刻の場合には、実習の取りやめを検討することもある。

ICT活用
実務経験 ■実務経験の内容【幼稚園教諭及び幼稚園園長として幼稚園に勤務経験あり】
■所持している業務関連資格【幼稚園教諭専修免許、小学校教諭1種免許、保育士資格、学校図書館司書教諭】
備考