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教育実習ガイダンス(2年)
碓井 幸子
大学名 清泉女学院短期大学
学部・学科 幼児教育科 専門教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 実技・実習
履修区分 選択 単位数 0単位
配当年次 2年 開講期
授業の概要

この科目は、幼稚園教諭2種免許の必修科目である。教育実習は、5単位の習得をもって認められる。その内容は、1年次のガイダンス0.5単位と90時間の実習2単位と2年次のガイダンス0.5単位と90時間の実習2単位であるため。1年次のガイダンス及び教育実習を修了した者が受講できる。

1年次の実習を振り返り自己課題を自覚すると共に、2年次の実習の課題を理解し、実習生の立場をとりながらも、真の保育者を目指して、実習に取り組めるよう教育理論を適用し再構成しながら、指導計画などの準備をおこなう。また、実習後、保育者の役割や使命の重大さについても考え、各自の課題をより明確にし、幼稚園教諭になるにあたっての課題克服に向けた具体的行動を明らかにする。

幼稚園教諭になるという強い意志をもって、2年次の実習に臨む。

学習到着目標

この科目は、学習成果Ⅱd「保育内容や保育方法、具体的援助の方法の理解」Ⅱf「a~eに基づく保育の総合的実践力の基礎の獲得」Ⅲ「保育実践の思考力や課題解決能力・行動力の基礎の獲得」を目指し、1、1年次の実習を振り返り、自己課題を明らかにして実習の準備を行う2、2年次教育実習の目標と目的を理解し、目標の達成に向けた準備を行うことを学修到達目標とする。

成績評価方法

①実習にかかわる提出書類の期日厳守 ②課題、事前・事後レポート等の提出物 ③実習園での取組み(態度・能力・総合)④保育記録の内容 の4つを総合評価する。※実習ガイダンスについて、本学科が定める評価基準がある(便覧「教育実習および保育実習の取りやめに関する申し合わせ」)。詳しくは、幼稚園実習ガイダンス開始時に伝達する。

課題に対する
フィードバック方法

課題提出の内容及び提出期日について、教員は随時確認し、授業終了時にまとめて返却する

実習ポートフォリオの記載内容を確認しコメントが必要な際は、その都度付す

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) □ディスカッション・ディベート □グループワーク □プレゼンテーション(発表) ■実習・実技・実験 □フィールドワーク □リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

実習の意義と自己の実習の課題(守秘義務等の確認も行う)

 2年次実習の意義と目的について理解し、1年次実習の振り返りから2年次の実習目的に照らし合わせ自己の目標を明らかにする。

予復習

実習ポートフォリオの1年次教育実習振り返りシートを読み、自己の課題を確認する。復習は、自己の課題を明確にし実習ポートフォリオに記載する

担当
2 内容

幼児理解のための記録と活用について

 1年次教育実習の保育日誌(記録)を読み返し、記録の不足点や幼児理解についての自己の成長を確認する。より良い観察や記述方法について理解する

予復習

事前に1年次教育実習日誌を読み返してから授業に臨むこと。復習は、各自の日誌の改善点を明確にし実習ポートフォリオに記載する

担当
3 内容

実習時の幼児の姿と活動のポイント

 一般的な年間計画・月案・週案から、各年齢の月ごとの子どもの発達と育ちや遊びの姿を読み取り、見通しを持った保育展開の考え方を理解する

予復習

指定された年間計画・月案・週案について目を通したうえで授業に臨むこと。復習は、年齢ごとの該当月(期)の子どもの姿をまとめる

担当
4 内容

教育実習内容①(1日責任実習の保育者の役割や責任について)

 幼稚園の1日の生活の流れを知り、子どもに無理のない生活の展開や、子どもにふさわしい活動の在り方を理解し、保育者の役割や責任についても考える

予復習

指導案に関する指定された資料を必ず読み授業に臨むこと。復習は、主活動の指導案を作成する

担当
5 内容

教育実習内容②(指導案(日案)について)

 指導案(日案)の書き方を知り、6月の子どもにふさわしい指導計画の考え方を理解する

予復習

各自の指導案を必ず作成して授業に臨むこと。復習は、指導案(日案)を作成する

担当
6 内容

6月の幼児の姿と教材研究

 1日の生活の流れの中で必要と思われる教材についての意義を知り、子どもが主体となれるよう保育の方法の工夫や教材について考える

予復習

日案の作成についてわからないことを明確にして授業に参加する。(学生の質問に対して説明がある) 復習は、各自の指導案を再考する

担当
7 内容

幼稚園の役割の理解(預かり保育、子育て支援など含む)

 幼稚園運営に関する事項や教育時間終了後の教育活動について知る。また、特別な配慮を必要と会うる幼児に対しての理解を深める

予復習

幼稚園教育現場での様々な保育活動や支援等について調べて授業に臨むこと。復習は授業で得た知見を整理する

担当
8 内容

実習自己評価―省察と課題―

 事前準備から実習後までを振り返り、2年次教育実習の課題についての習熟を確認し、不足点についての今後の学びの具体的目標と行動計画を立てる

予復習

事前=実習―事後の全てが終了したら実習ポートフォリオにて振り返り卒業までの学習プランを立てる

担当
9 内容
予復習
担当
10 内容
予復習
担当
11 内容
予復習
担当
12 内容
予復習
担当
13 内容
予復習
担当
14 内容
予復習
担当
15 内容
予復習
担当
16 内容
予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、実習は2時間程度の予習・復習を奨励します。

教科書

「幼稚園教育要領解説」文科省 フレーベル館

参考書・文献

『幼稚園教育指導資料第1集「指導計画の作成と保育の展開」平成25年7月改定』文部科学省 フレーベル館

履修条件

「幼稚園教諭2種免許状」必修科目。便覧に履修の条件が掲げられております。各自熟読してください。全時間の出席を原則とします。正当な理由のない(公欠は除く)欠席・遅刻(遅刻も欠席とします)の場合には、実習の見送りを検討することもある。

ICT活用
実務経験 ■実務経験の内容【幼稚園教諭及び幼稚園園長として幼稚園での実務経験あり】
■所持している業務関連資格【幼稚園教諭専修免許、小学校教諭1種免許、保育士資格、学校図書館司書教諭】
備考