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保育特別講座Ⅲ(不開講)
塚原 成幸
大学名 清泉女学院短期大学
学部・学科 幼児教育科 専門教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 実技・実習
履修区分 選択 単位数 1単位
配当年次 2年 開講期 集中
授業の概要

病児保育士や医療保育士に求められる職業倫理、医療知識、医療者との連携などを理解する。また、病児にかかわる際の注意点について学び、実際に小児医療施設(こども病院等)を訪問する。また、医療保育士の業務内容、実情についても体験的に理解する。

学習到着目標

この科目は、Ⅱc保育及び支援の対象の理解に向けて、病児や障がい児の成長をサポートする様々な発達援助職の実践について学ぶ。医療・病児保育の実態を把握すると同時に、病児や家族の精神的な負担や支援の方法についても考え、保育者としてのケアリング意識を向上させることを学修到達目標とする。

成績評価方法

授業への参加姿勢度20%、課題提出で30%。見学実習後の報告書提出で50%とする。

課題に対する
フィードバック方法

リアクションペーパーに記載された意見・質問に対し、授業の中で回答を行い、学生の理解を深めるようにする。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) ■ディスカッション・ディベート □グループワーク □プレゼンテーション(発表) ■実習・実技・実験 □フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

オリエンテーション、医療保育の定義と実践

医療保育や病児保育の特徴を理解する。

予復習

初回の予習は不要。授業中に配布した資料を再読し、

内容を理解しておくこと。

担当

塚原成幸

2 内容

変わる小児医療(子ども・家族中心の医療)

保育者として日々変化する小児医療を理解する。

予復習

日々変化している小児医療について自分の意見をリアクションペーパーに記入する。

担当

亀井智泉

3 内容

長野県の療育支援の実態について

身近に行われている療育支援の実態を理解する。

予復習

長野県で取り組みが進んでいる療育支援について自分の意見をリアクションペーパーに記入する。

担当

亀井智泉

4 内容

病気の子どもと遊び(ディストラクションツールの研究)

療養環境の工夫と発達に応じたかかわり方を身に付ける。

予復習

患児の支援に求められるディストラクションツールについて検討し、自分の意見をリアクションペーパーに記入する。

担当

塚原成幸

5 内容

病児に対するマナーと態度(見学実習の着眼点の整理、衛生管理)

こども病院実習に向けた準備や配慮すべき点を理解する。

予復習

授業中に配布した資料を再読し、内容を理解する。また、衛生的手洗い法を身につける。

担当

塚原成幸

6 内容

見学実習Ⅰ こども病院の概要説明

施設の説明、病院の機能、患児や家族の傾向について理解する。

予復習

こども病院の概要、特徴について見学実習報告書に記入する。

担当

長野県立こども病院スタッフ

7 内容

見学実習Ⅱ 医療保育士、CLSの仕事について

小児医療を支えるスタッフの専門性を理解する。

予復習

様々な発達援助実践から感じたことについて見学実習報告書に記入する。

担当

長野県立こども病院スタッフ

8 内容

見学実習Ⅲ 病児とのかかわり(実習)

病児・障がい児が求めている援助の実態を体験的に理解する。

予復習

保育者として求められる病児支援について自分の考え方を見学実習報告書に記載する。

担当

長野県立こども病院スタッフ

9 内容
予復習
担当
10 内容
予復習
担当
11 内容
予復習
担当
12 内容
予復習
担当
13 内容
予復習
担当
14 内容
予復習
担当
15 内容
予復習
担当
16 内容
予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、実習は2時間程度の予習・復習を奨励します。

教科書

必要に応じて、適宜資料を配布する。

参考書・文献

塚原成幸著 こども時間を届ける臨床道化師(オフィスエム 2010)

日本医療保育学会編 医療保育セミナー(建帛社 2016)

履修条件

小児医療施設の見学実習や視察などを計画している。患児や家族の気持ちを考慮し、相手の心情を考えて行動するマナー(服装、言動、衛生管理)が強く求められる。

ICT活用
実務経験 ■実務経験の内容【PSW、MSWとして障害者支援施設、病院(小児科)で相談業務の経験あり。】
■所持している業務関連資格【社会福祉士】
備考