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社会思想入門
神門 しのぶ
大学名 清泉女学院短期大学
学部・学科 国際コミュニケーション科 専門教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 講義
履修区分 選択 単位数 2単位
配当年次 2年 開講期
授業の概要

人間の社会を成り立たせている制度や構造は、人間の考えというものがなければ存在していないでしょう。そういう意味で社会と思想は不可分の関係にありますが、その関係性は、目で見て即わかる場合は少なく、わざわざ勉強しなければわからない場合がほとんどです。この科目では今日の人間社会に影響を与えてきた古典思想の代表的なものについて学びます。方法は、それらの思想が記された古典作品を実際に読むことです。それで社会と思想の相互作用を実感できれば申し分ないのですが、時に「わかりやすさ」は事の本質をゆがめることにもつながります。だからこの科目にわかりやすさは期待しないでください。たとえ遠回りでも、地道に考える作業に意味を見いだし、身の回りの諸事象の背景や因果関係に関心を持てるようになりましょう。

学習到着目標

学習成果『Ⅱ基礎的知識・学習スキル』の習得を第一の目標とする。具体的には、今日の社会制度や社会構造の土台にある考えを、社会人に必要な基礎的教養として知り、考える作業につなげる習慣を養うこと。また、『Ⅳ①問題を発見する力②考える力・思考力』の習得として、授業で学んだことを応用し、授業で扱われなかった事柄についても自分から考え、問題がどこにあるのかを発見できるようになることも目標とする。

成績評価方法

リアクションペーパー、レポート等の提出物(50%)。授業への参加姿勢度(50%)。

課題に対する
フィードバック方法

リアクションペーパーやレポートに教員のコメントをつけて返却します。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) ■ディスカッション・ディベート □グループワーク ■プレゼンテーション(発表) □実習・実技・実験 □フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

オリエンテーション

第2回以降は予定で、変更可能性あり。履修人数にもよるがどこかの回はディスカッションになる予定。

予復習

初回の予習は不要だが、オリエンテーションの内容をノートに整理しておくこと。

担当
2 内容

古代思想①

「古事記」

予復習

指示された資料を読んでくる。

考えたことをノートに記録する。

クラスでディスカッションしたい事柄を探す。

担当
3 内容

古代思想②

「旧約聖書」

予復習

指示された資料を読んでくる。

考えたことをノートに記録する。

クラスでディスカッションしたい事柄を探す。

担当
4 内容

古代思想③

ギリシア・ローマ神話

予復習

指示された資料を読んでくる。

考えたことをノートに記録する。

クラスでディスカッションしたい事柄を探す。

担当
5 内容

西洋哲学の源流①

ソクラテス

予復習

指示された資料を読んでくる。

考えたことをノートに記録する。

クラスでディスカッションしたい事柄を探す。

担当
6 内容

西洋哲学の源流②

プラトン

予復習

指示された資料を読んでくる。

考えたことをノートに記録する。

クラスでディスカッションしたい事柄を探す。

担当
7 内容

西洋哲学の源流③

アリストテレス

予復習

指示された資料を読んでくる。

考えたことをノートに記録する。

クラスでディスカッションしたい事柄を探す。

担当
8 内容

キリスト教の成立①

イエス・キリスト

予復習

指示された資料を読んでくる。

考えたことをノートに記録する。

クラスでディスカッションしたい事柄を探す。

担当
9 内容

キリスト教の成立②

聖パウロ

予復習

指示された資料を読んでくる。

考えたことをノートに記録する。

クラスでディスカッションしたい事柄を探す。

担当
10 内容

キリスト教の成立③

教父アウグスティヌス

予復習

指示された資料を読んでくる。

考えたことをノートに記録する。

クラスでディスカッションしたい事柄を探す。

担当
11 内容

近代のはじまり

デカルト

予復習

指示された資料を読んでくる。

考えたことをノートに記録する。

クラスでディスカッションしたい事柄を探す。

担当
12 内容

近代の人間形成論①

ルソー

予復習

指示された資料を読んでくる。

考えたことをノートに記録する。

クラスでディスカッションしたい事柄を探す。

担当
13 内容

近代の人間形成論②

ヘーゲル

予復習

指示された資料を読んでくる。

考えたことをノートに記録する。

クラスでディスカッションしたい事柄を探す。

担当
14 内容

現代社会の思想

女性学、環境問題など

予復習

指示された資料を読んでくる。

考えたことをノートに記録する。

クラスでディスカッションしたい事柄を探す。

担当
15 内容

まとめ

思想面において人間が歩んできた歴史について、各自の言葉で語ってみよう

予復習

全15回を通して学んだことや印象に残ったことを整理し、レポート課題に取り組む。

担当
16 内容
予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義・演習は4時間(実技・実習は2時間)程度の予習・復習を奨励します。

レポート提出が必要な場合はそれらに取り組み、常に授業内容の理解を深めるための学習時間が必要となります。

教科書

配布プリント

参考書・文献

池田晶子『考える人 口伝西洋哲学史』中公文庫。阿刀田高『ギリシア神話を知っていますか』新潮文庫。阿刀田高『楽しい古事記』角川文庫。『聖書』。

履修条件
ICT活用
実務経験
備考