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観光学概論
森本 佑子
大学名 清泉女学院短期大学
学部・学科 国際コミュニケーション科 専門教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 講義
履修区分 選択 単位数 2単位
配当年次 1年 開講期
授業の概要

昨今、観光が身近な生活にどのように関係し地域社会にどのように活かしていけるのかを改めて深く考える機会が多くなってきている。「観光とは何か、観光産業とはどのような産業か、観光ビジネスの特性は何か」といった、観光を学ぶ上で修得しておく必要がある基本的な事柄について理解する。⽇常的に起きている事柄に関⼼ を持ち、知らなかった場所やキーワードを調べるなどの姿勢が望ましい。⼈々の観光に対する意識の変化を受けて、観光ビジネスや観光地の現場で実際に起きていることを事例として取り上げながら今後の観光の在り方について考えを深める。

学習到着目標

この科目は、国際コミュニケーション科の学習成果『Ⅱ基礎的知識・学習スキル』の習得、『Ⅳ清泉スピリット(問題を発見する力)』の向上、『Ⅳ清泉スピリット(考える力・思考力)』の向上を目標とする。具体的には、それぞれ『観光産業の基礎的知識をつけること』、『観光産業や地域観光の問題点を認識し、関心のある分野での自分の考えを述べられるようになること』を目標とする。

成績評価方法

テーマ毎の課題・コメントシート70%、期末レポート20%、グループワーク・ディスカッション10%

課題やコメントシート提出には毎回SJCマナバを活⽤する。

課題に対する
フィードバック方法

提出物や課題に対しては次回以降の授業で受講⽣全体へのフィードバックし個別のコメントはSJCマナバを通じて⾏う。課題に取り組むことで新たな視点が生まれるようなレポートの場合はコメントを付すと同時に以降の授業項⽬テーマで関連させて取り上げ、受講⽣が学びを深められるようにする。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) ■ディスカッション・ディベート ■グループワーク □プレゼンテーション(発表) □実習・実技・実験 □フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

オリエンテーション

第1章 観光を学ぶ意義とは ①

予復習

初回はテキスト未入手のため、テキストを用いる予習はありません。「観光とは何か?」について考えをまとめてきてください

担当
2 内容

第1章 観光を学ぶ意義とは ②

第2章 観光の意味、⾔葉 観光に関連する⾔葉について改めて考え、観光そのものにどのような意味が含まれるかを知る

予復習

第2回授業内容の振り返り(用語を理解し説明できる)、

第3回テーマを読み(テキスト)考えをまとめる

担当
3 内容

第3.4章 観光のしくみ、観光資源、観光対象 ① 

観光を構成する各要素や観光事業について学ぶ

予復習

第3回授業内容の振り返り(観光資源を列挙できる)、

第4回で用いる資料を読み考えをまとめる

担当
4 内容

第3.4章 観光のしくみ、観光資源、観光対象 ②

観光を構成する各要素や観光事業について学ぶ

予復習

第4回授業、及びテキスト4章までの用語理解を深め、

第5回テーマを読み(テキスト)考えをまとめる

担当
5 内容

第5章 観光産業の構成と特徴

観光産業・観光ビジネスの特徴を理解する      

予復習

第5回授業内容の振り返り(産業全体の特徴)、

第6回テーマを読み(テキスト)考えをまとめる

担当
6 内容

第6章

様々な観光ビジネス① 旅⾏業

予復習

第6回授業内容の振り返り(旅行産業の特徴理解)、

第7回テーマを読み(テキスト)考えをまとめる

担当
7 内容

第7章

様々な観光ビジネス② 宿泊産業

予復習

第7回授業内容の振り返り(宿泊産業の特徴と課題)、

第8回テーマを読み(テキスト)考えをまとめる

担当
8 内容

第8章

様々な観光ビジネス③ 交通運輸産業

予復習

第8回授業内容の振り返り(交通運輸産業の特徴理解)、

第9回テーマを読み(テキスト)考えをまとめる

担当
9 内容

第9章

様々な観光ビジネス④ テーマパーク、スキー場

予復習

第9回授業内容の振り返り 、及びテキスト5章〜9章の振り返り(各産業の特徴理解)

担当
10 内容

第10章 観光と情報               

観光情報の媒体(ツール)について学ぶ

予復習

第10回授業内容を参考に事例を調査する、

第11回テーマを読み(テキスト)考えをまとめる

担当
11 内容

第11章 観光政策と観光⾏政    

観光政策の基本的内容と観光⾏政の仕組みを理解する   

予復習

第11回授業内容の振り返り(仕組みと用語の理解)、

第12回テーマに関する配布資料を読んでくる

担当
12 内容

第12章 観光のマーケティング 

マーケティングと観光への応⽤について考える    

予復習

第12回授業内容で取り上げた内容を参考に事例を調査する、

第13回テーマを読み(テキスト)考えをまとめる

担当
13 内容

第13章 着地型観光とこれからの旅⾏      

新しい観光、サスティナブル・ツーリズムとは何かを知り、これからの旅⾏の流れを考える

予復習

第13回授業内容で取り上げた内容を参考に事例を調査する、

第14回テーマを読み(テキスト)考えをまとめてくる

担当
14 内容

第14章 観光と国際経済 インバウンドツーリズムと異⽂化理解 

インバウンド観光の略史を学び、今後の観光や国際社会・⽂化の関わりについて考える

予復習

第14回授業内容の振り返り(インバウンド観光の概要理解)、

期末レポート準備(準備学習時間3時間以上)

担当
15 内容

第15章 まとめ

これまで学習してきたことを総復習する

予復習

期末レポート提出(試験期間中の締切⽇までに提出)

担当
16 内容
予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義は4時間程度の予習・復習を奨励します。

各単元の振り返りは自分の意見を明確にしてgoogleクラスルームで提出すること。内容は都度クラス内で共有します。

教科書

『観光学基礎』第8版 JTB総合研究所(2,750円 税込)

*⼀般書籍と異なり事前発注が出来ません。初回オリエンテーション終了時に受講希望を取りまとめて⽣協へ依頼します。

参考書・文献

日本観光振興協会『数字でみる観光2022年度版』 

国土交通省『観光白書 令和4年版』 その他。授業中に適宜資料を配布する

履修条件

授業では課題提出や調査に毎回ICTを活⽤します(Google クラスルーム)。授業開始時間までにスマートフォン上で校内のWiFi設定やGoogleアカウント・パスワードの確認をしスムーズにログインできるようにしておいてください

ICT活用 ■双方向型授業【スマートフォン、Google 活用】
■自主学習支援【Google クラスルーム(課題)】
実務経験 ■実務経験の内容【旅行業実務全般(海外・訪日旅行)】
■所持している業務関連資格【通訳案内士】
備考