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起業研究
中島 琢郎
大学名 清泉女学院短期大学
学部・学科 国際コミュニケーション科 専門教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 演習
履修区分 選択 単位数 2単位
配当年次 2年 開講期
授業の概要

 近年、多様な働き方が推奨され、勤務時間外を利用して、副業を始める人が増えてきました。又、自身の特技や趣味を生かして、若くして会社を興す女性も増えています。大小あれど、このような企業からの「脱雇用」の動きは今後ますます加速していくでしょう。又、利益の追求のみならず、社会課題の解決も同時に目指す、「社会起業家」と呼ばれる人も増えています。

 そこで本講義では、経済的自立/社会貢献を実現するための実利的な手段を学びます。雇用主に依存しない生き方を実践するには、自らが社会へ能動的に働きかける意識が不可欠なため、本講義では起業家との交流や履修生同士のディスカッションを通じて、自身のアントレプレナーシップ(起業家精神)を養っていきます。また、第11~14回の期間は、授業時間外に各自でスモールビジネスに挑戦し、お金を稼ぎます。

 本講義を受講することで、自分らしい生き方を実現するための1つの選択肢として、会社に依存しない働き方の可能性を広げることを目指します。

学習到着目標

この科目は、国際コミュニケーション科の学習成果『Ⅳ 各分野の応用力・専門性』の習得、『Ⅴ-③ 工夫する力』の向上、『Ⅴ-⑤ 行動する力』の向上を目標とします。具体的には、それぞれ『アントレプレナーシップ』の滋養、『事業プランの策定力』の向上、『主体的な情報収集力』の向上を目標とします。

成績評価方法

決算内容(50%)、全体討議への貢献度(50%)

課題に対する
フィードバック方法

授業内で口頭にて解説します。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) ■ディスカッション・ディベート ■グループワーク ■プレゼンテーション(発表) ■実習・実技・実験 ■フィールドワーク □リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

オリエンテーション

予復習

「オリエンテーション」の振り返りを行う。

担当
2 内容

就労形態

「お金を稼ぐ方法」にはどのようなものがあるのか? 近年、話題になっているフリーランスに触れながら、就労形態のあり方を考える。

予復習

「就労形態」の振り返りを行う。

担当
3 内容

レベニューモデル

収益獲得の代表的なパターン(ビジネスモデル)を学ぶ。

予復習

「レベニューモデル」の振り返りを行う。

担当
4 内容

【集中講義Vol.1】

ワークショップに参加し、長野市内で活躍する起業家や起業家を志す方たちと交流する。

予復習

「集中講義Vol.1」の振り返りを行う。

担当
5 内容

【集中講義Vol.1】

ワークショップに参加し、長野市内で活躍する起業家や起業家を志す方たちと交流する。

予復習

「集中講義Vol.1」の振り返りを行う。

担当
6 内容

副業の類型化

世の中の数多ある副業を3つのパターンに類型化し、その構造を概観する。

予復習

「副業の類型化」の振り返りを行う。

担当
7 内容

ポスター制作

グループ単位で興味ある副業を1つ調査し、その分析結果をポスターにまとめる。

予復習

ポスター資料を制作する。

担当
8 内容

ポスターセッション

ポスター発表と聴講(相互評価)を実施する。

予復習

「ポスターセッション」の振り返りを行う。

担当
9 内容

全体討議

ポスターセッションで高評価の副業に焦点を当て、クラス全体でメリット/デメリットを討議する。そして、投票を行う。

予復習

ビジネスプランを立案し、マナバへ提出する。

担当
10 内容

相互評価

ビジネスプランを相互に評価しあい、収益向上のヒントを得る。

予復習

評価結果を踏まえ、ビジネスプランを練り直す。

担当
11 内容

起業家インタビュー

外部講師(女性起業家)を招き、起業に関する生の声を聞く。

予復習

「起業家インタビュー」の振り返りを行う。

担当
12 内容

【集中講義Vol.2】

ビジネスプランコンテストを観覧し、多くの起業家のスピーチを見聞する。

予復習

「集中講義Vol.2」の振り返りを行う。

担当
13 内容

【集中講義Vol.2】

ビジネスプランコンテストを観覧し、多くの起業家のスピーチを見聞する。

予復習

「集中講義Vol.2」の振り返りを行う。

担当
14 内容

【集中講義Vol.2】

ビジネスプランコンテストを観覧し、多くの起業家のスピーチを見聞する。

予復習

「集中講義Vol.2」の振り返りを行う。

担当
15 内容

プレゼンテーション

スモールビジネスの成果(決算内容)を相互に発表しあい、副業や起業に取り組むにあたっての重要な示唆を得る。

予復習

スモールビジネスの成果を決算としてまとめ、マナバへ提出する。

担当
16 内容
予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、演習は4時間程度の予習・復習を奨励します。

スモールビジネスに取り組む期間(1~2か月程度)は、授業時間外に十分な作業時間を要します。

教科書

適宜、資料を配布します。

参考書・文献

アレックス・オスターワルダー他『ビジネスモデル・ジェネレーション』(翔泳社 2012年)2728円

山田 真哉『儲かる副業図鑑:在宅勤務のスキマに始める80のシゴト』(小学館 2020年)1230円

履修条件

履修生の理解度にあわせて、授業計画(難易度)を柔軟に修正します。

第4~5回、第12~14回の授業は集中講義となるため、当初の授業時間以外の時間帯に開講します。

ICT活用 ■双方向型授業【Slackを用いた質疑応答】
■自主学習支援【マナバを通じた課題提出】
■遠隔授業【必要に応じてZoom等を用いた遠隔授業を行う】
実務経験 ■実務経験の内容【投資育成業務(VC)、企業経営】
備考