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イノベーション論
中島 琢郎
大学名 清泉女学院短期大学
学部・学科 国際コミュニケーション科 専門教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 演習
履修区分 選択 単位数 2単位
配当年次 2年 開講期
授業の概要

 近年、ITの急速な発展により業界の境界が溶解し、異業種間競争が激化しています。このような背景下、Amazon.comのような新興企業が既存のビジネスルールを覆し、新たな秩序を形成し始めています。自動車業界のように参入障壁が高い市場ですら、IT企業にシェアを奪われかねません。この動きは、あらゆる産業で今後ますます加速していくことでしょう。

 そこで本講義では、「イノベーション」を切り口に、各種産業の未来を一緒に考えていきます。特に、技術革新が及ぼす影響は極めて大きいため、最新テクノロジーの動向を動画(ニュースやドキュメンタリー)から吸収しながら、授業を進行していきます。ただ漫然と講義内容を暗記/理解するのではなく、変化の著しいビジネスの中でどうすればサバイブしていけるのか、動画制作・ポスター発表・全体討議を通じて考察を深めていきます。

学習到着目標

この科目は、国際コミュニケーション科の学習成果『Ⅲ 各分野の応用力・専門性』の習得、『Ⅳ-② 考える力・思考力』の向上、『Ⅳ-③ 工夫する力』の向上を目標とします。具体的には、それぞれ『テクノロジーに関する見聞』を広める、『テクノロジーを活用した事業構築力』の向上、『新たな視点でビジネスを再定義する力』の向上を目標とします。

成績評価方法

報道番組制作(50%)、全体討議への貢献度(50%)

課題に対する
フィードバック方法

授業内で口頭にて解説します。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) ■ディスカッション・ディベート ■グループワーク ■プレゼンテーション(発表) □実習・実技・実験 ■フィールドワーク □リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

オリエンテーション

本授業の概要(目的、目標、授業計画、受講ルール、など)を理解する。

予復習

「オリエンテーション」の振り返りを行う。

担当
2 内容

最新テクノロジー

動画(最新ニュースやドキュメンタリー)を通じて、テクノロジーが及ぼす影響を理解する。

予復習

最新テクノロジーの動向を情報収集する。

担当
3 内容

5G/IoT①:講義

技術的背景を学ぶと共に、動画(最新ニュースやドキュメンタリー)を通じて具体的な事例に触れる。

予復習

用語や概念を系統立てて理解すると共に、動画制作のための下調べをする。

担当
4 内容

5G/IoT②:報道番組制作

ジグソー法で情報共有を行った後、グループ単位で10分間の報道番組(動画)を制作する。

予復習

報道番組(動画)を制作する。

担当
5 内容

5G/IoT③:報道番組制作

グループ単位で10分間の報道番組(動画)を制作する。

予復習

報道番組(動画)を制作する。

担当
6 内容

5G/IoT④:報道番組鑑賞

第4~5回の授業で制作した報道番組の動画鑑賞(相互評価)を行う。

予復習

動画鑑賞から得た気づきを整理する。

担当
7 内容

AI/ビッグデータ①:講義

講義を通じて、「AI/ビッグデータ」の技術的背景を学ぶ。

予復習

用語や概念を系統立てて理解すると共に、ポスター制作のための下調べをする。

担当
8 内容

AI/ビッグデータ②:ポスター制作

ジグソー法で情報共有を行った後、グループ単位でポスターを制作する。

予復習

ポスター資料を作成する。

担当
9 内容

AI/ビッグデータ③:ポスターセッション

グループ単位でポスター発表と聴講(相互評価)を行う。

予復習

ポスターセッションのフィードバックを振り返る。

担当
10 内容

AI/ビッグデータ④:全体討議

ポスターセッションで高評価の発表を取り上げ、クラス全体でディスカッションを行う。

予復習

ディスカッションから得た気づきを整理する。

担当
11 内容

メタバース①:講義

講義を通じて、「メタバース」の技術的背景を学ぶ。

予復習

用語や概念を系統立てて理解すると共に、ポスター制作のための下調べをする。

担当
12 内容

メタバース②:ポスター制作

ジグソー法で情報共有を行った後、グループ単位でポスターを制作する。

予復習

ポスター資料を作成する。

担当
13 内容

メタバース③:ポスターセッション

グループ単位でポスター発表と聴講(相互評価)を行う。

予復習

ポスターセッションのフィードバックを振り返る。

担当
14 内容

メタバース④:全体討議

ポスターセッションで高評価の発表を取り上げ、クラス全体でディスカッションを行う。

予復習

ディスカッションから得た気づきを整理する。

担当
15 内容

総復習

予復習

第1回~第14回の授業の振り返りを行う。

担当
16 内容
予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義は4時間程度の予習・復習を奨励します。

第10回、第14回の全体討議前には、事前に十分な考察を要します。

教科書

適宜、資料を配布します(教科書は利用しません)。

参考書・文献

日経BP『世界を変える100の技術』(日経BP 2021年)2640円

村上 雅人他『ひと目でわかる テクノロジーのしくみとはたらき図鑑』(創元社 2020年)3080円

履修条件

情報処理端末(スマートフォン、又はタブレット)を教室に持参する必要があります。

履修生の理解度にあわせて、授業計画(難易度)を柔軟に修正します。

ICT活用 ■双方向型授業【Slackを用いた質疑応答】
■自主学習支援【マナバを通じた課題提出】
■遠隔授業【必要に応じてZoom等を用いた遠隔授業を行う】
実務経験 ■実務経験の内容【投資育成業務(VC)、企業経営】
備考