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人間学c(看護1年)
田村 亮子
大学名 清泉女学院大学
学部・学科 看護学科 共通教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 講義
履修区分 必修 単位数 2単位
配当年次 1年 開講期
授業の概要

人間が「人間として」この世界に生きるとはどのようなことか。人間特有の諸問題について、宗教と哲学の観点から、学生自身が抱える日常の問題と関連させて、それらの問題について「自らが考える」というが、世界の中のどのような立ち位置に導くかを考察する。具体的には、人間の知性の仕組みを理解し、その仕組みを使って人間が生み出す社会、文化の成り立ちの基本と、この仕組みが乱用されることによって、社会、歴史、そして、個々の人生にどのような問題が生じるのか、そして、その問題の克服のプロセスを考えていく。これらの考察を通じて、すべての学びの基礎理解を獲得することを目指す。

学習到着目標

毎回、取り扱うテーマ(Topic)に沿って、考え、毎回のTopic Paperに、その考えを表現する訓練をすることで、どのような問題に出会っても自ら解決する思索の基盤を身につけることを目指す。7つの力の内、課題発見力と他者尊重を育む。

成績評価方法

毎回のTopic PaperをGoogle Classroomへ提出(100%) 授業への参加意欲や姿勢・態度を重視する。

課題に対する
フィードバック方法

毎週、提出された Topic Paper に成績を付けて返却する。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) □ディスカッション・ディベート □グループワーク □プレゼンテーション(発表) □実習・実技・実験 □フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

「人間の本来性とは何か:人間が人間として生きる目的」について考える。

予復習

授業で取り扱った内容と、次の授業の予習を兼ねたTopicについて考え、Topic Paper を書いて提出する。人間の生きる目的について考え、Topic Paper 1 提出(想定学習時間:毎回2時間以上)

担当
2 内容

「人間の知性のしくみと特徴:知性の仕組みの経験と理解」について考える。

予復習

「知性の仕組みの経験と理解」について考え、Topic Paper 2 提出

担当
3 内容

「正常と異常の基準:善悪の基準と本来性」について考える。

予復習

「善悪の基準と本来性」について考え、Topic Paper 3 提出

担当
4 内容

「認識行為の成り立ち:知性の働きの全体像」について考える。

予復習

「知性の働きの全体像」について考え、Topic Paper 4 提出

担当
5 内容

「理解と事実判断:事実を正しくとらえるとはどのようなことか」について考える。

予復習

「理解と事実判断」について考え、Topic Paper 5 提出

担当
6 内容

「理解と信用の構造:自前の知識と借りる知識」について考える。

予復習

「信用の構造」について考え、Topic Paper 6 提出

担当
7 内容

「認識者から行為者へ:事実を知れば知るほど、行為をしたくなる」について考える。

予復習

「価値の知識」について考え、Topic Paper 7 提出

担当
8 内容

「価値の認識と価値体系:人間の行為についての理解と選択」について考える。

予復習

「価値体系」について考え、Topic Paper 8 提出

担当
9 内容

「個人洞察逃避:ひらめきからの逃避」について考える。

予復習

「個人洞察逃避」について考え、Topic Paper 9 提出

担当
10 内容

「グループ洞察逃避・一般洞察逃避:社会に広がるひらめき逃避」について考える。

予復習

「グループ・一般洞察逃避」について考え、Topic Paper 10 提出

担当
11 内容

「自然事項と人間事項:人間の理解によって生み出されるものと仕組み」について考える。

予復習

「自然事物と人間事物」の違いについて考え、Topic Paper 11 提出

担当
12 内容

「人間行為の特殊問題:人間の行動に伴う責任」について考える。

予復習

「人間の行為と責任」について考え、Topic Paper 12 提出

担当
13 内容

「世界観の役割:人生設計の青写真」について考える。

予復習

「世界観の役割」について考え、Topic Paper 13 提出

担当
14 内容

「人間として生きるとはどのようなことか:愛と幸せ」について考える。

予復習

「愛と幸せ」の定義について考え、Topic Paper 14 提出

担当
15 内容

まとめ

予復習

Topic Paper 総合 提出(準備学習4時間以上)

担当
16 内容
予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義・演習は4時間(実技・実習は2時間)程度の予習・復習を奨励します。

Topic Paper を作成するために、毎週、2~3時間の学習をすすめる。

教科書

プリント配布

参考書・文献

晴佐久昌英『生きるためのひとこと』女子パウロ会

履修条件

必修科目

ICT活用 ■自主学習支援【「Topic Paper」を Google Classroomに提出する。】
実務経験
備考