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平和と国際協力【平和と国際関係】
室井 美稚子
大学名 清泉女学院大学
学部・学科 人間学部 共通教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 講義
履修区分 選択 単位数 2単位
配当年次 2年 開講期
授業の概要

この科目では、揺れ動く世界にあって、今をどのように捉えて生きればよいかを考える力を共に育む。世界の問題を歴史的、政治的、文化的といった視角から学ぶ学際的科目である。授業は次の4つから構成される、①各テーマ・問題について理解する。②そのテーマについてディスカッションする。③テーマを絞ってグループで探求する。④深掘りしたい問題について発表する。具体的には、テキストを参考に、グループで問題意識を分かち合い、解決への方策を議論したりすることによって、国際問題や国際協力についての知見を深める、行動できるようになることを目指す。大学共通教育の学習成果については、『コミュニケーション力』、『課題発見力』および『他者尊重』の獲得を目標とする。

学習到着目標

この科目の目標は、揺れ動く世界にあって、今をどのように捉えればよいかを考える力を共に育むことにある。国際関係に関心を持ち、どのように協力できるかを、実践を見据えて探求する。7つの力では『コミュニケーション力』、『課題発見力』および『他者尊重』の獲得を目標とする。

成績評価方法

講義においては、①各課題の予習(20%)、②各問題の理解(20%)、③ワークの参加と振り返り(30%)、④グループプレゼンと個人レポート(30%)

課題に対する
フィードバック方法

授業で取り扱う問題を予習すし、テキストのチェックや小テストなどで確認する。振り返りシートにコメントする。プレゼンでは相互評価も行う。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) ■ディスカッション・ディベート ■グループワーク ■プレゼンテーション(発表) □実習・実技・実験 □フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

オリエンテーション:国際協力のイメージと授業の進め方 映像①

国際社会のなかで、くり返し起きる現象とは何か?1:紀元前5世紀のギリシャ世界

平和学について

予復習
担当
2 内容

国際社会のなかで、くり返し起きる現象とは何か?2:国際戦争の始まりとバランス・オブ・パワー 

平和学入門1

予復習

前回のポイントと押さえる

次回の予習(各章に傍線を引く)

担当
3 内容

国際社会のなかで、くり返し起きる現象とは何か?3:フランス革命とナポレオン戦争

平和学入門2

予復習

振り返りシート

前回のポイントと押さえる

次回の予習(各章に傍線を引く)

担当
4 内容

国際社会のなかで、くり返し起きる現象とは何か?4:ドイツ帝国の樹立と第一次世界大戦の勃発

予復習

前回のポイントと押さえる

次回の予習(各章に傍線を引く)

担当
5 内容

国際社会のなかで、くり返し起きる現象とは何か?5:危機の20年と現在の世界

映像②

予復習

前回のポイントと押さえる

次回の予習(各章に傍線を引く)

担当

ゲスト元JICA隊員

6 内容

世界の動きが手に取るようにわかる!5つの理論1: バランス・オブ・パワー理論

キャッチアップ

予復習

振り返りシート

前回のポイントと押さえる

次回の予習(各章に傍線を引く)

担当
7 内容

世界の動きが手に取るようにわかる!5つの理論2:核抑止力の理論

平和学ワークショップ1

予復習

前回のポイントと押さえる

次回の予習(各章に傍線を引く)

担当
8 内容

ODA(政府開発援助)の歴史と現状世界の動きが手に取るようにわかる!5つの理論3:デモクラティック・ピース論

平和学ワークショップ2

予復習

前回のポイントと押さえる

次回の予習(各章に傍線を引く)

担当
9 内容

世界の動きが手に取るようにわかる!5つの理論4:相互依存論

映像③

予復習

振り返りシート

前回のポイントと押さえる

次回の予習(各章に傍線を引く)

担当
10 内容

世界の動きが手に取るようにわかる!5つの理論5:国際レジーム論

キャッチアップ

予復習

前回のポイントと押さえる

次回の予習(各章に傍線を引く)

担当

ゲスト元JICA隊員

11 内容

5つの理論を使って世界の「今」と「未来」を分析する1: 中国のパワー増大 日本、台湾はどうなる?

平和学ワークショップ3

予復習

前回のポイントと押さえる

次回の予習(各章に傍線を引く)

担当
12 内容

5つの理論を使って世界の「今」と「未来」を分析する2: 北朝鮮が核実験やミサイル実験を繰り返す理由

グループプレゼンテーション準備1

予復習

振り返りシート

前回のポイントと押さえる

次回の予習(各章に傍線を引く)

担当
13 内容

5つの理論を使って世界の「今」と「未来」を分析する3:日韓関係悪化の原因を解明する

映像④

予復習

前回のポイントと押さえる

次回の予習(各章に傍線を引く)

担当
14 内容

5つの理論を使って世界の「今」と「未来」を分析する4:アフガニスタンで何が起こったのか

グループプレゼンテーション準備2

予復習

各自プレゼンの準備 

前回のポイントと押さえる

担当
15 内容

5つの理論を使って世界の「今」と「未来」を分析する5:ロシアによるウクライナ侵攻は予測できた 

予復習

パワーポイント提出

担当
16 内容
予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義・演習は4時間(実技・実習は2時間)程度の予習・復習を奨励します。

テキストは事前に読んでくる。

教科書

『シン・国際関係論』イーストプレス 1,500円

参考書・文献

随時配布するプリントや映像資料 『国際関係論」弘文堂 2,000円 『ガルトゥング平和学入門』法律文化社 2967円

履修条件

国際関係や国際協力に関心がある人。グループワークがあるので、コミュニケーション力を高めたいと考えている人。

ICT活用 ■双方向型授業【ディベートやプレゼンテーション】
■自主学習支援【Google Classroomを利用して提出】
■遠隔授業【動画を視聴することも時にはある】
実務経験 ■実務経験の内容【スタディツアーの実施】
■所持している業務関連資格【教員免許 平和学のファシリテーター】
備考