1 |
内容 |
はじめに 日本文学作品に関する基本的調査と新聞・雑誌読解に関する基本的調査をする。漫画やアニメを含めたカルチャーも含めて、どんな文化によって自己形成してきたかを理解する。
|
予復習 |
「夢十夜」を自宅で音読する。気になる作品をピックアップする。
|
担当 |
|
2 |
内容 |
夏目漱石「夢十夜」を読む(交替して音読する)。
夏目漱石「夢十夜」を音読する。音読の仕方についても学ぶ。
|
予復習 |
気に入った作品を音読する。
|
担当 |
|
3 |
内容 |
漱石「夢十夜」の夢と古典文学にみる夢を比較する。日本文学・日本人の「夢」の歴史について、その概要をお話しする。
|
予復習 |
関心を持ったテーマについてまとめる。
|
担当 |
|
4 |
内容 |
漱石の俳句と「夢十夜」に出てきた蕪村の俳句を読んで、各自の思いを五・七・五で作成する。また、グループにわかれて、、女は待つ存在か、待たせる存在か、などのテーマを設定してグループごとに話し合い、発表する。
|
予復習 |
それぞれが作成した俳句とグループごとに作った作品を提出する。
|
担当 |
|
5 |
内容 |
古典作品『宇治拾遺物語』の良秀の話と芥川龍之介の「地獄変」を比較して読み、近代作家が古典から得たもの、捨てたもの、新しく加えたものを考え、人のこころの不思議さと恐ろしさについて考える。
|
予復習 |
グループごとに話し合い、発表する。また各自、話し合った内容を文章にまとめて提出する。
|
担当 |
|
6 |
内容 |
芥川龍之介「藪の中」を読む(交替して音読する)。音読の仕方については、内容と合致するような読み方を自ら創意工夫してもらうが、不十分な場合は優れた音読の仕方を学ぶ。
|
予復習 |
証言の違いを一目できるように表を作成してくる。
|
担当 |
|
7 |
内容 |
「藪の中」の証言を証言者の立場、状況などを押さえながら整理して、証言が食い違うのはなぜか、誰が真実を語っているかを考える。
|
予復習 |
前回の講義内容を自分なりにまとめておく.
|
担当 |
|
8 |
内容 |
「藪の中」の原話とされる「今昔物語集」を読み、何が加えられ、何を捨てたかを考える。近代人芥川の価値観と中世の価値観の違いについて、また事実はひとつでも、それぞれの「真実」が異なるのはなぜか、全体のまとめを兼ねて話し合って発表する。
|
予復習 |
「藪の中」について、話し合った結果と個人の見解をまとめてレポートを書く。「赤い蝋燭と人魚」を音読してくる。
|
担当 |
|
9 |
内容 |
小川未明「赤い蝋燭と人魚」を読む。(交替して音読する)。
|
予復習 |
アンデルセンの「人魚姫」を読んでくる。
|
担当 |
|
10 |
内容 |
日本の人魚伝説とアンデルセンの「人魚姫」と「赤い蝋燭と人魚」を比較する。
|
予復習 |
前回の講義内容を各自まとめておく
|
担当 |
|
11 |
内容 |
「赤い蝋燭と人魚」の悲劇はどこにあるか、子どもを犠牲にすること、富を得ること、伝承の呪力などの問題にしぼって、全体のまとめを兼ねて話し合って発表する。
|
予復習 |
連城三紀彦「恋文」を読んでくる。
|
担当 |
|
12 |
内容 |
連城三紀彦「恋文」を読む(交替して音読する)
|
予復習 |
登場人物の性格について分析する。
|
担当 |
|
13 |
内容 |
「恋文」の家族 男と女、子どもと突然現れた過去の恋人の存在について考える。
|
予復習 |
講義内容と自分の考えの相違を明確にしてくる。
|
担当 |
|
14 |
内容 |
「恋文」の結末について話し合った後、各自の意見をまとめる。
|
予復習 |
グループで話し合う。「恋文」について話し合ったことを踏まえて自分の意見を文章にする(準備学習時間4時間以上)
|
担当 |
|
15 |
内容 |
連城三紀彦「恋文」を読む。近代的な恋愛観について考える。
|
予復習 |
自分の意見と講義担当者、他の受講者の意見の相違をおさえて、人にとって優しさとは何か、家族とは何かをまとめる(準備学習時間4時間以上)
|
担当 |
|
16 |
内容 |
試験。授業でとりあげてきた作品について、自分の意見をまとめて提出する。
|
予復習 |
定期試験のための総復習
|
担当 |
|