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女性と社会
稲葉 景
大学名 清泉女学院大学
学部・学科 人間学部 共通教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 講義
履修区分 選択 単位数 2単位
配当年次 2年 開講期
授業の概要

社会の中で生きている女性について、ジェンダーの視点から考えることを目的とする。ジェンダーとは、文化や社会によって作られた「女性らしさ」「男性らしさ」のことであり、時代とともに変化するものである。講義の中で女性のイメージ、立場、役割、人権について、家庭、学校、職場、地域社会において歴史的に考察し、グループワークにより、現代日本社会に生きる女性たちが直面している問題について考える。

学習到着目標

特に社会における女性の現状を国内外の問題から学ぶことで、女性の置かれた立場や現状を理解する。また、その理解を通して、今後の社会での自分自身の生きかた、ありかたを考え、自分のことばで伝えることができる。7つの力の内、課題発見力と他者尊重を目指す。

成績評価方法

毎回の授業への積極的な参加度・リアクションペーパー45%、レポート55%。

課題に対する
フィードバック方法

毎回のリアクションペーパーに対しての口頭での回答や補足(必要に応じて適宜行う)

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) ■ディスカッション・ディベート ■グループワーク ■プレゼンテーション(発表) □実習・実技・実験 □フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

オリエンテーション―「女性」とは

女性とは何か、男性との違いは何かなど、様ざまなデータを使いながら、女性のイメージについて考える。

予復習

初回のため予習なし

復習:授業内容の復習、リアクションペーパーの提出、提示された参考文献・資料で理解を深めること。

担当
2 内容

ジェンダーとは

ジェンダーの意味を理解し、日本社会における女性について考える。

予復習

予習:課題の資料を読んで、次回に臨むこと。

復習:授業内容の復習、リアクションペーパーの提出、提示された参考文献・資料で理解を深めること。

担当
3 内容

メディアにおけるジェンダー① CMにおけるジェンダー

時代別、業種別に、様ざまなCMを鑑賞し、そこに描かれている女性像に注目しながら、日本で描かれてきた女性像の変遷について理解する。

予復習

予習:課題の資料を読んで、次回に臨むこと。

復習:授業内容の復習、リアクションペーパーの提出、提示された参考文献・資料で理解を深めること。

担当
4 内容

メディアにおけるジェンダー② CMにおけるジェンダー

課題にしたCMについてグループで自分の分析や意見を共有し、そこに描かれている女性像に注目しながら、ジェンダーについて考える。

予復習

予習:課題の資料を読んで、次回に臨むこと。

復習:授業内容の復習、リアクションペーパーの提出、提示された参考文献・資料で理解を深めること。

担当
5 内容

メディアにおけるジェンダー③ 雑誌におけるジェンダー

男女別、年代別に、様ざまな雑誌などを鑑賞し、そこに描かれている女性像に注目しながら、ジェンダーについて考える。

予復習

予習:課題の資料を読んで、次回に臨むこと。

復習:授業内容の復習、リアクションペーパーの提出、提示された参考文献・資料で理解を深めること。

担当
6 内容

メディアにおけるジェンダー④ ドラマにおけるジェンダー

日本のドラマの歴史の中で女性が描かれてきたのかを理解する。またドラマ『りらっくま』を紹介しながら、現代の女性像について考える。

予復習

予習:課題の資料を読んで、次回に臨むこと。

復習:授業内容の復習、リアクションペーパーの提出、提示された参考文献・資料で理解を深めること。

担当
7 内容

世界における女性 女性の現状

世界における女性の現状を様ざまなデータや資料を使いながら理解する。

予復習

予習:課題の資料を読んで、次回に臨むこと。

復習:授業内容の復習、リアクションペーパーの提出、提示された参考文献・資料で理解を深めること。

担当
8 内容

LGBTS①

日本におけるLGBTSの現状と特に性的指向(同性愛等)に対する差別について、様ざまな事例を見ながら、当事者の苦しみと今後の対策について理解する。

予復習

予習:課題の資料を読んで、次回に臨むこと。

復習:授業内容の復習、リアクションペーパーの提出、提示された参考文献・資料で理解を深めること。

担当
9 内容

LGBTS②

日本におけるLGBT、特にトランスジェンダーに対する差別について、様ざまな事例を見ながら、当事者の苦しみと今後の対策について考える。

予復習

予習:課題の資料を読んで、次回に臨むこと。

復習:授業内容の復習、リアクションペーパーの提出、提示された参考文献・資料で理解を深めること。

担当
10 内容

セクシャルハラスメント

セクシャルハラスメントについて学び、社会における女性への偏見や差別について考える。

予復習

予習:課題の資料を読んで、次回に臨むこと。

復習:授業内容の復習、リアクションペーパーの提出、提示された参考文献・資料で理解を深めること。

担当
11 内容

男性学

女性学に対して、新たに生まれた日本版「男性学」から、現代における男性の立ち位置や共生のありかたについて考える。

予復習

予習:課題の資料を読んで、次回に臨むこと。

復習:授業内容の復習、リアクションペーパーの提出、提示された参考文献・資料で理解を深めること。

担当
12 内容

女性と結婚

日本の生涯未婚率・離婚率等のデータを分析しながら現状を理解し、これからの結婚の意味や意義について考える。

予復習

予習:課題の資料を読んで、次回に臨むこと。

復習:授業内容の復習、リアクションペーパーの提出、提示された参考文献・資料で理解を深めること。

担当
13 内容

選択的夫婦別姓

たびたび議論となる夫婦別姓について、今までの議論の流れを概観したのち、グループでそれぞれの意見を共有したり、男性の立場になって考えたりすることで課題を考える。

予復習

予習:課題の資料を読んで、次回に臨むこと。

復習:授業内容の復習、リアクションペーパーの提出、提示された参考文献・資料で理解を深めること。

担当
14 内容

女性と子育て

今まで学んだ日本社会の現状を受けて、今までとこれからの女性の結婚や子育てについて考える。

予復習

予習:課題の資料を読んで、次回に臨むこと。

復習:授業内容の復習、リアクションペーパーの提出、提示された参考文献・資料で理解を深めること。

担当
15 内容

まとめ―今後の女性の生きかたとは

レポートを元にして、グループで話し合いながら、これからの女性のありかたを考える。

予復習

今までの総復習

担当
16 内容
予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義・演習は4時間(実技・実習は2時間)程度の予習・復習を奨励します。

事前の資料の確認・事前課題やレポート、また毎回の授業内容に関して理解を深めるための参考文献・資料での学びの学習時間が必要となります。

教科書

特になし。

参考書・文献

山口慎太郎『「家族の幸せ」の経済学』、佐藤文香『ジェンダーについて大学生が真剣に考えてみた』、瀬地山角『炎上CMでよみとくジェンダー論』等、毎回の授業で適宜紹介し、必要に応じてプリントなどを配布する。

履修条件

特になし。

ICT活用 ■自主学習支援【Googleclassroomでの資料確認・アンケート調査】
実務経験
備考