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経済学入門
川北 泰伸
大学名 清泉女学院大学
学部・学科 看護学科 共通教育科目、人間学部 共通教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 講義
履修区分 選択 単位数 2単位
配当年次 1年 開講期
授業の概要

まずは経済学に興味をもつことが重要と考え、広く浅く、経済学を概観し、次の3点を目指す。第1に、マクロ経済学とミクロ経済学の問題関心と基礎知識を理解する。第2に、経済学の視点で実社会を分析できる。第3に、公務員試験に必要なの基本的な語句を理解する。

※受講者の関心や理解度に応じて適宜計画は修正する。

学習到着目標

課題発見力と論理的思考の獲得が目標である。課題発見力では、経済学のフレームを使って社会を分析できること、論理的思考では、経済学の考え方に基づいた論理展開ができることを目標とする。

成績評価方法

リアクションペーパー20%、課題提出40%(課題図書5冊と必要に応じた課題)、期末試験40%

課題に対する
フィードバック方法

各回の授業で口頭でフィードバックする。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) ■ディスカッション・ディベート ■グループワーク □プレゼンテーション(発表) □実習・実技・実験 □フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

オリエンテーション

経済学の考え方と世の中の考え方の違いを理解する。

予復習

課題図書に取組む計画を立て、不明点のメモを作成する。(1時間)

担当
2 内容

公務員と経済学

公務員の仕事と経済学の関連性を理解する。

予復習

公務員の仕事を調べて1枚にまとめる。(1時間)

担当
3 内容

経済学の役割りと基本的な考え方

経済学にある前提を理解する。

予復習

教科書の「経済学の役割と基本的な考え方」事前に熟読し、不明点のメモを作成する。(1時間)

担当
4 内容

ミクロ経済学の需要と供給

需要と供給を理解する。

予復習

教科書の「ミクロ経済学の需要と供給」を事前に熟読し、不明点のメモを作成する。(1時間)

担当
5 内容

効用を最大化しようとする家計の経済行動

家計の行動を理解する。

予復習

教科書の「効用を最大化しようとする家計の経済行動」を事前に熟読し、不明点のメモを作成する。(1時間)

担当
6 内容

企業が利潤を最大化するための判断基準

企業の行動を理解する。

予復習

教科書の「企業が利潤を最大化するための判断基準」を事前に熟読し、不明点のメモを作成する。(1時間)

担当
7 内容

格差と独占と駆け引きの現実

経済学の長所と短所を理解する。

予復習

教科書の「格差と独占と駆け引きの現実」を事前に熟読し、不明点のメモを作成する。(1時間)

担当
8 内容

市場に任せても現実がうまくいかない

市場の失敗を理解する。

予復習

教科書の「市場に任せても現実がうまくいかない」を事前に熟読し、不明点のメモを作成する。(1時間)

担当
9 内容

中間のまとめ

経済学の前提やミクロ経済学の関心を復習する。

予復習

前半の授業の復習として、教科書のミクロ経済学を通読し、自分のノートにまとめておくこと。(準備学習時間4時間)

担当
10 内容

マクロ経済学とは何を見ているのか

マクロ経済学の特徴を理解する。

予復習

教科書の「マクロ経済学とは何を見ているのか」を事前に熟読し、不明点のメモを作成する。(1時間)

担当
11 内容

ケインズ経済学

ケインズ経済学の基本を理解する。

予復習

教科書の「ケインズ経済学」を事前に熟読し、不明点のメモを作成する。(1時間)

担当
12 内容

政府の財政政策

財政政策を理解する。

予復習

教科書の「政府の財政政策」を事前に熟読し、不明点のメモを作成する。(1時間)

担当
13 内容

政府の金融政策

金融政策を理解する。

予復習

教科書の「政府の金融政策」を事前に熟読し、不明点のメモを作成する。(1時間)

担当
14 内容

インフレと経済と政治

インフレーションを理解する。

予復習

教科書の「インフレと経済と政治」を事前に熟読し、不明点のメモを作成する。(1時間)

担当
15 内容

期末のまとめ

経済を理解することと、経済学を理解することの違いを理解する。7つの力ルーブリックアンケートを行う。

予復習

後半の授業を復習として、教科書のマクロ経済学を通読し、自分のノートにまとめておくこと。(準備学習時間4時間)

担当
16 内容
予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義・演習は4時間(実技・実習は2時間)程度の予習・復習を奨励する。

予習と復習として教科書の該当箇所を熟読し、事前に不明点をメモした上で授業にのぞむこと、事後に授業内容の理解度を確認すること。

教科書

井堀利宏『大学4年間の経済学がマンガで学べる』KADOKAWA、2016年、1320円。伊藤元重『はじめての経済学(上)』日経文庫、2004年、913円。

参考書・文献

茂木喜久雄(2018)『絵でわかるミクロ経済学』講談社、茂木喜久雄(2019)『絵でわかるマクロ経済学』講談社、茂木喜久雄(2021)『新らくらくマクロ経済学入門』講談社、茂木喜久雄(2021)『新らくらくミクロ経済学入門』講談社、

履修条件

・1回目のオリエンテーション参加者のみに受講を認めます。迷っている人は、ご注意ください。・社会の出来事や、企業や政府の行動に興味を持っていることが必要です。・公務員希望者は2年次までに可能な限り受講されることを推奨します。

ICT活用 ■自主学習支援【必要に応じて、グーグルクラスルームで資料の共有を行う】
■遠隔授業【必要に応じて活用する場合がある。】
実務経験 ■実務経験の内容【広告代理店の企画営業職として4年間勤務した。行政の審議会の委員。】
■所持している業務関連資格【日本評価学会認定評価士】
備考