10284
文学とメディア
古橋 昌尚
大学名 清泉女学院大学
学部・学科 看護学科 共通教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 講義
履修区分 選択 単位数 2単位
配当年次 1年 開講期
授業の概要

この科目は共通教育課程の「教養」の選択科目に位置づけられる。授業では文学の読み方、その分析と解釈の仕方を学び、それを映画の解釈に適用する。それによって、創作作品の読み方、メッセージを探る方法を習得する。具体的に文学作品、短編小説を読み、文学のあじわい方、読み方全般について理解する。文学の諸要素、文学類型、文体、シンボリズム、メタファー、キーワード、コントラスト、テーマ、パロディ、風刺、寓意、教訓などを理解したうえで、著者の意図をさぐる方法を学ぶ。こうした文学の解釈の方法を映画の分析と解釈の方法に適用し、映画の読み方を学ぶ。あらかじめテキストを読み予習をしたうえで、授業でも問いを掲げ分析と解釈をめぐって話し合い、文学と映画の作品群を読み解いていく。それを通して物語が照らし出す人間の諸側面を考察する。 

学習到着目標

文学を読み理解する上での創作技法、文体、シンボリズム、テーマの諸要素と、文学を読み解釈するうえでの諸観点を理解し、文学類型、文体、シンボリズム、メタファー、パロディの類型等を理解する。その理解を文学と映画の読み方、分析と解釈に活かすことで、作品批評の方法を習得する。「身につける7つの力」では、①課題発見力と、③他者尊重を養う。  

成績評価方法

授業への積極的参加・リフレクション(20%)、中間レポート(40%)、期末レポート(40%)。 遅刻、欠席は減点の対象とする。

課題に対する
フィードバック方法

毎回、前回の授業でとりあつかった作品について、また授業全般ののリフレクションについてもその内容を考慮して授業でフィードバックする。 

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) ■ディスカッション・ディベート ■グループワーク □プレゼンテーション(発表) □実習・実技・実験 □フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

ガイダンス:

1.授業概要 ①シラバス ②計画表 

2.作品の鑑賞・分析・解釈のエクササイズ(1) 

予復習

予習:履修者各自の物語、文学、歌詞、映画とのつきあいや関心についてふりかえり、授業内容に問題意識をもって授業に臨む。復習:短編小説エクササイズ1のリフレクションを提出する。

担当
2 内容

文学とはなにか:

1.文学の諸要素 文学類型 テーマ 表現様式 特徴 

2.作品の鑑賞・分析・解釈のエクササイズ(2) 

予復習

復習:短編エクササイス2のリフレクションを提出する。

予習:短編(1)テキストを読み、課題を提出する。

担当
3 内容

文学を読む(1):

1.短編を読む ①物語を追う ②登場人物 ③相関関係 ④描写と会話  

2.分析 ①ジャンルと類型 ②文体 ③シンボリズム ④解釈 

予復習

復習:短編(1)のリフレクションを提出する。

予習:指定された課題を提出する。

担当
4 内容

映画を読む(1):

1.鑑賞 ①ストーリーを追う ②登場人物 ③相関関係 ④会話と台詞 

2.分析 ①ジャンル、類型 ②シンボリズム ③会話 ④解釈 

予復習

復習:映画(1)のリフレクションを提出する。

予習:短編(1)、映画(1)をふりかえり課題を準備する。

担当
5 内容

批評(1):

1.文学批評の方法を映画批評に適用する。

2.文学と映画の再解釈と批評を行う。 

予復習

復習:批評(1)のリフレクションを提出する。

予習:短編(2)テキストを読み、課題を提出する。

担当
6 内容

文学を読む(2):

1.短編を読む ①物語を追う ②登場人物 ③相関関係 ④描写と会話  

2.分析 ①ジャンルと類型 ②文体 ③シンボリズム ④解釈  

予復習

復習:短編(2)のリフレクションを提出する。

予習:指定された課題を提出する。

担当
7 内容

映画を読む(2):

1.鑑賞 ①ストーリーを追う ②登場人物 ③相関関係 ④会話と台詞 

2.分析 ①ジャンル、類型 ②シンボリズム ③会話 ④解釈 

予復習

復習:映画(2)のリフレクションを提出する。

予習:短編(2)、映画(2)をふりかえり課題を準備する。

担当
8 内容

批評(2):

1.文学批評の方法を映画批評に適用する。

2.文学と映画の再解釈と批評を行う。 

予復習

復習:批評(2)のリフレクションを提出する。

予習:短編(3)テキストを読み、課題を提出する。

担当
9 内容

文学を読む(3):

1.短編を読む ①物語を追う ②登場人物 ③相関関係 ④描写と会話  

2.分析 ①ジャンルと類型 ②文体 ③シンボリズム ④解釈  

予復習

復習:短編(3)のリフレクションを提出する。

予習:指定された課題を提出する。

担当
10 内容

映画を読む(3):

1.鑑賞 ①ストーリーを追う ②登場人物 ③相関関係 ④会話と台詞 

2.分析 ①ジャンル、類型 ②シンボリズム ③会話 ④解釈 

予復習

復習:映画(3)のリフレクションを提出する。

予習:短編(3)、映画(3)をふりかえり課題を準備する。

担当
11 内容

批評(3):

1.文学批評の方法を映画批評に適用する。

2.文学と映画の再解釈と批評を行う。 

予復習

復習:批評(3)のリフレクションを提出する。

予習:短編(4)テキストを読み課題を提出する。

担当
12 内容

文学を読む(4):

1.短編を読む ①物語を追う ②登場人物 ③相関関係 ④描写と会話  

2.分析 ①ジャンルと類型 ②文体 ③シンボリズム ④解釈  

予復習

復習:短編(4)のリフレクションを提出する。

予習:指定された課題を提出する。

担当
13 内容

映画を読む(4):

1.鑑賞 ①ストーリーを追う ②登場人物 ③相関関係 ④会話と台詞 

2.分析 ①ジャンル、類型 ②シンボリズム ③会話 ④解釈 

予復習

復習:映画(4)のリフレクションを提出する。

予習:短編(4)、映画(4)をふりかえり課題を準備する。 期末レポートの課題を確認する。

担当
14 内容

批評(4):

1.文学批評の方法を映画批評に適用する。

2.文学と映画の再解釈と批評を行う。 

予復習

復習:批評(4)のリフレクションを提出する。

予習:全作品を評価し提出する。 期末レポートのテーマをしぼる。(準備学習時間4時間以上)

担当
15 内容

まとめとふりかえり:

1.授業全体の復習をする。 

2.授業で学んだことを確認して期末レポートに活かす。

予復習

まとめ:授業で学んだことを活かして期末レポートに適用する。期限までに期末レポートを提出する。(準備学習時間4時間以上)

担当
16 内容
予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義・演習は4時間(実技・実習は2時間)程度の予習・復習を奨励します。

教科書

特に使用しない。関連資料は適宜配布する。

参考書・文献

丹治愛・山田広昭『文学批評への招待』(放送大学教育振興会、2018年)。 その他関連文献については授業で紹介する。 

履修条件

特別にありません。 

ICT活用 ■自主学習支援【Google Classroomの諸機能を利用。資料を共有し、Form、Document等で課題に回答する。】
実務経験
備考