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日本語表現
大橋 敦夫
大学名 清泉女学院大学
学部・学科 人間学部 共通教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 演習
履修区分 選択 単位数 2単位
配当年次 1年 開講期
授業の概要

この科目は、日本語をきちんと書くことができる能力を身につける目的で行います。学生生活・日常生活・社会生活において、欠かせない課題となる文章表現を想定して、自分をとりまく文化的環境や問題点を知り、その解決法をさぐり、新しい観点を立てるための文章を書くことを学びます。書くことに慣れることは、今後、生きていく上で大切です。

学習到着目標

課題作文に取り組みながら、自分が考えたことや感じたことを、自分の言葉で表現する技術と実用的な文書作成のスキルを身につけ、日本語による表現能力の養成をはかります。社会人として必要なコミュニケーションの基礎能力を養います。

成績評価方法

期末レポート(30%)、課題作文(50%)、授業後のリアクションペーパー提出(20%)

課題に対する
フィードバック方法

各課題作文に対して、時間をかけて取り組むことが必要です。提出された作文は、コメント・添削を付し、次回の授業で返却・講評します。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) ■ディスカッション・ディベート □グループワーク ■プレゼンテーション(発表) □実習・実技・実験 □フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

言語の4技能:自身の日本語表現力について振り返り、課題を発見します。

原稿用紙の使い方:表記の基本ルールを確認します。

予復習

課題作文1:「私を~した一言」

 書き込む内容を考え、構成を練る。

担当
2 内容

文章を書く手順:文章を書きあげる手順を確認します。

文章評価のポイント:書かれた文章はどのように評価されるのかについて学びます。

予復習

課題作文1を仕上げる。3回目の授業で提出する。

担当
3 内容

自己紹介:対面の場合と文章による場合との違いを知る。

話し言葉と書き言葉:それぞれの特質について学ぶ。

予復習

課題作文2:自己紹介文の作成;定型と変則の2パターン              を構想する。

担当
4 内容

課題作文1「私を~した一言」の講評

評論とは:評論の構成を理解する。

予復習

課題作文1の問題点を検討する。

課題作文2を仕上げる。5回目の授業で提出する。

担当
5 内容

評論とは:評論の書き方について学ぶ。

予復習

課題作文3:評論のテーマを決め、構成について考える。

担当
6 内容

課題作文2「自己紹介文」の講評

随筆とは:随筆の特性を理解する。

予復習

課題作文2の問題点を検討する。

課題作文3を仕上げる。7回目の授業で提出する。

担当
7 内容

随筆とは:随筆の書き方について学ぶ。

予復習

課題作文4:随筆のテーマを決め、構成について考える。

担当
8 内容

課題作文3「評論」の講評

新聞等の評論文について理解する。

予復習

課題作文3の問題点を検討する。

課題作文4を仕上げる。9回目の授業で提出する。

担当
9 内容

わかりやすい説明:どんな法則があるか理解する。

事実と意見の区別:レポートの書き方の基本を学ぶ。

予復習

日常生活で「わかりにくい表現」がないか、探してみる。

担当
10 内容

課題作文4「随筆」の講評

日本文学史における随筆の特質を理解する。

手紙の書き方1:書式について学ぶ。

予復習

課題作文4の問題点を検討する。

課題作文5:礼状の内容を構想する。

担当
11 内容

手紙の書き方2:礼状を書く。

        (実習・インターンシップ等を想定して礼状を書く。)

予復習

国語便覧・国語科教科書等で、手紙の書き課方の基本を確認する。

担当
12 内容

手紙の書き方3:はがきの書き方

        封書との違いを理解する。

予復習

手紙・はがき、また電子メールによるコミュニケーション上の問題点について考える。

担当
13 内容

課題作文5「礼状」の講評

      手紙・はがきの疑問を検討する。

予復習

課題作文5の問題点を検討する。

担当
14 内容

期末レポートの作成方法を学ぶ。

予復習

これまでの学びを振り返り、期末レポートの構想を練る。

担当
15 内容

まとめ:日本語文章表現の特質について理解する。

予復習

期末レポートの提出準備

担当
16 内容
予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

授業内容について、これまでに身に付いていることを確認し、毎回の授業で新たに認識したことが明確になるように準備をすること。

「各回の準備学修」項目を確認し、演習は4時間程度の予習・復習を奨励します。

教科書

特定のテキストは用いないが、講義を中心に適宜プリントを配布する。

参考書・文献

森岡健二監修『新板 文章構成法』(1995年12月 東海大学出版会)他

履修条件

特になし。

ICT活用
実務経験 ■実務経験の内容【大学・短期大学で、非常勤講師および専任教員として「文章構成法」「日本語表現」を担当】
備考