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日本語語彙
玉城 司
大学名 清泉女学院大学
学部・学科 人間学部 共通教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 演習
履修区分 選択 単位数 2単位
配当年次 2年 開講期
授業の概要

この科目は、日本語の語彙数を豊かにして、それを使いこなす能力を身につける目的で行います。主としてことばの誤用、方言、敬語の使い方から口語表現について基本を学び身につけます。また漢字の読み書きや「四字熟語」の基本的能力を養い、「漢字は読むことができるけれど書けない」といった日本語表記の問題を克服します。

学習到着目標

日本語の種類を増やし、日常会話やコミュニケーションに対応できる能力を高め、また読解能力を通じて、日本語、漢字基礎力を養成します。身近なだけに意識しないで使っている方言や流行語、ことばの誤用、敬語の適切な使い方を習得します。

成績評価方法

四字熟語小テス(50%)、日本語に関する作文(20%)、授業参加態度(30%)

課題に対する
フィードバック方法

新聞や雑誌、本を読んで、漢字や故事成語を中心とした語彙数を増やして、日本語を豊かにしてください。提出された作文にはコメントを付して返却します。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) □ディスカッション・ディベート ■グループワーク ■プレゼンテーション(発表) ■実習・実技・実験 □フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

気になる日本語や日本語語彙で学びたいことについて、アンケートをする。日本語の表記の面から日本語の成立について学ぶ。

予復習

新聞・雑誌を読んでくる。最低1時間。

担当
2 内容

日本語の誤用 気づかずに使っている日本語の誤りの例文を示して正す。

予復習

復習1時間程度。

担当
3 内容

日常生活で使う、読めない漢字を学ぶ。

予復習

予習1時間程度。

担当
4 内容

日常生活で使う、書けない漢字を学ぶ。漢字の読み書きについて小テストをして、自分の実力を知る。

予復習

難読漢字、書き誤りやすい漢字百題テストをする。ここまで学んだことの復習(準備学習時間4時間以上)

担当
5 内容

方言と標準語について考え、意識しないで使っている方言を振り返る。

予復習

ここまで学んできたことまとめ(準備学習時間4時間以上)

担当
6 内容

電話の敬語、会社での敬語、冠婚葬祭の敬語について学ぶ。

予復習

家族や友人との会話で敬語を使ってみる。

担当
7 内容

敬語の基本的な事項について理解して、敬語の正しいあり方について学ぶ。

予復習

「ことわざ」をいくつか使って、作文する。

担当
8 内容

「ことわざ」「故事成語」にこめられた故人の智恵を学ぶ。

予復習

「ことわざ」を使って家族や友人との会話してみる。

担当
9 内容

「ことわざ」を取り入れた例文から、実践的なことわざを学ぶ。

予復習

納得行くまで書き直して作文して提出する。

担当
10 内容

身体を使った日本語について考える。

予復習

語彙力がついたかどうか確認する。

担当
11 内容

四字熟語基本「あ」行 意味を調べて用法を考え書けるようにする。

予復習

「あ」行の四字熟語について復習する。

担当
12 内容

四字熟語基本「か」行 意味を調べて用法を考え書けるようにする。

予復習

「か」行の四字熟語について復習する。

小テストを実施する

担当
13 内容

四字熟語基本「さ」行 意味を調べて用法を考え書けるようにする

予復習

「さ」行の四字熟語について復習する。

担当
14 内容

四字熟語基本「た~は」行  意味を調べて用法を考え書けるようにする

予復習

「た~は」行の四字熟語について復習する。

小テストを実施する。

担当
15 内容

四字熟語基本「ま~わ」行 意味を調べて用法を考え書けるようにする

予復習

「ま~わ」行の四字熟語について復習する。総復習(準備学習時間4時間以上)

担当
16 内容

これまで学んだ四字熟語試験

予復習

これまで学んだすべての四字熟語のための総復習

小テストを実施する。

担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義・演習は4時間(実技・実習は2時間)程度の予習・復習を奨励します。

最初の授業のアンケートの結果、四字熟語を習得したいという希望が多い場合は、11~15を優先させて授業をします。

教科書

プリントを授業の度に配布します。

参考書・文献

適宜指定します。

履修条件

方言、挨拶ことば、身ぶり・しぐさなどの「ことば」も適宜とりあげたいと思います。

ICT活用
実務経験
備考