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ウェブデザインⅡ
林 英恵
大学名 清泉女学院大学
学部・学科 人間学部 共通教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 演習
履修区分 選択 単位数 2単位
配当年次 2年 開講期
授業の概要

Webデザインは情報を魅力的に見せるだけではなくユーザーの使いやすさも重視される。授業ではWebデザインの基礎とHTMLとCSSの体系的な知識、PhotoshopやIllustratorを使った素材の作り方を学ぶ。さらにスマートフォンなどマルチデバイスに対応したレスポンシブWebサイト制作を通し、ユーザビリティーとアクセシビリティについての理解を深める。

学習到着目標

Webの構造的な特徴を理解し、コンセプトを伝えるデザインと使いやすいレスポンシブWebサイトの制作方法を習得する。7つの力の内、「企画立案力」「発信力」を主に「論理的思考」を育成します。

成績評価方法

課題1は10%、課題2は20%、課題3は20%、最終課題40%、講評のまとめの提出10%の割合で評価する。

課題に対する
フィードバック方法

授業毎にGoogleクラスルーム上で感想や質問を受け付け、内容に応じて個別対応や授業中に解説する。課題は講評会を行い、クラス全員で作品を通して学び合う。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) ■ディスカッション・ディベート ■グループワーク ■プレゼンテーション(発表) ■実習・実技・実験 □フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

オリエンテーション:授業の概要の説明、Webにおけるユーザビリティーとアクセシビリティについて理解する。HTML 基本の復習:HTMLの記述方法(タグと属性)、HTMLの基本構造に関係するタグ、よく使うタグについて学ぶ。

予復習

初回の予習は不要だが、共有資料で第1回の復習をする。(1時間以上)

担当
2 内容

課題 ①グループワーク:同じ目的をもった実際のWebサイト2つをとりあげ、比較研究しhtmlで発表用の表を作成する

予復習

課題①を次週までにドライブへ提出する。授業で使用したVScodeエディタの使い方、htmlのタグを復習しておく。

担当
3 内容

課題 ①のプレゼンテーション:互いに評価し優れた点を全員で学び合う。

課題 ②ロゴデザイン :Webデザインに必要な素材〈ロゴ・イラスト〉制作

手描きの線を活かしたロゴやイラストの実例を学び、アイデアスケッチを行う。

予復習

課題①のプレゼンテーションの振り返り、まとめを共有フォルダへ提出する。

課題②ロゴのアイデア出し(2時間以上)

担当
4 内容

課題 ②ロゴデザイン :Webデザインに必要な素材〈ロゴ・イラスト〉制作続き

Illustratorやスマホのスキャンアプリを使い手描きの線や活かしたロゴやイラストを制作方法を学ぶ。

予復習

課題②を次週までにドライブへ提出する。Illustratorでの操作方法、ロゴとイラストの作り方を復習する(2時間以上)

担当
5 内容

課題 ② のプレゼンテーション:互いに評価し優れた点を全員で学び合う。

CSS 基本の復習:CSSの記述方法(セレクタ・プロパティ・値)、CSSのルール、色の指定方法、文字や本文の装飾、背景のボックスの装飾方法を学ぶ。

予復習

課題③のプレゼンテーションの振り返り、まとめを共有フォルダへ提出。

CSSの基本知識を復習する(2時間以上)

担当
6 内容

HTML+CSS:Google MapやWebフォントの使用方法を学び、演習でサンプルページ制作。

予復習

演習を次週までにドライブへ提出する。Google MapやWebフォントの使用方法を復習する(2時間以上)

担当
7 内容

CSS レイアウト:flexbox、CSSグリッドを使ったレイアウト、リセットCSSについて学ぶ。

予復習

CSSのレイアウト方法について演習問題で復習する(1時間以上)

担当
8 内容

レスポンシブWEBデザイン:特性、デバイスに応じたデザインの設計、作り方を学ぶ。演習でサンプルページ制作。

予復習

レスポンシブWEBデザインについて復習する(2時間以上)

担当
9 内容

課題 ③ ループするアニメーション:Webデザインに必要な素材〈メインイメージ〉制作

Photoshopを使って動きのあるメインイメージ(アニメーション)の作り方を学ぶ。

予復習

課題③の制作、Photoshopでのアニメーションの作り方を復習(2時間)

担当
10 内容

課題 ③制作の続きとプレゼンテーション:互いに評価し優れた点を全員で学び合う。

予復習

課題③のプレゼンテーションの振り返り、まとめを共有フォルダへ提出

担当
11 内容

[最終課題]場所がテーマのレスポンシブWebサイト制作(1)企画、情報設計

Webサイトの目的、Webサイトに掲載する情報の整理とそれをもとに画面設計(ワイヤーフレーム)を考える。

予復習

最終課題の完成に向けての制作準備(2時間以上)

担当
12 内容

[最終課題]場所がテーマのレスポンシブWebサイト制作(2)文章制作

分かりやすい文章を書くためのガイドラインを理解する。

予復習

文章制作におけるガイドラインの復習、最終課題の完成に向けての制作準備(2時間以上)

担当
13 内容

[最終課題]場所がテーマのレスポンシブWebサイト制作(3)デザイン制作

必要な素材を制作する。配色のポイントと使いやすいデザインについて学ぶ。

予復習

配色や使いやすいデザインについて復習し、最終課題の完成に向けての制作準備(2時間以上)

担当
14 内容

[最終課題]場所がテーマのレスポンシブWebサイト制作(4)コーディング

HTMLとCSSをカスタマイズしながら制作する。

予復習

最終課題の完成に向けての課題制作準備(2時間以上)

担当
15 内容

[最終課題]場所がテーマのレスポンシブWebサイト制作(5)コーディングの調整・検証

表示にミスがないか、操作して使いにくいところはないか検証ツールを利用しペアで客観的に確認し合う。

予復習

最終課題の完成に向けての調整、プレゼンテーションの準備(2時間以上)

担当
16 内容

[最終課題]Webサイトのプレゼンテーション:プレゼンテーションでは互いに評価し優れた点を全員で学び合う。まとめと講評:これまで学習してきたことを総復習する

予復習

最終課題のプレゼンテーションの振り返り、まとめを共有フォルダへ提出(1時間以上)

担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義・演習は4時間(実技・実習は2時間)程度の予習・復習を奨励します。

教科書

教科書は使用しない。適宜プリントを配布、授業資料はクラウドで共有する。

参考書・文献

『インクルーシブHTML +CSS &Java Script』(ヘイドン・ピカリング 著 太田良典、伊東力也 監訳/(株)ボーンデジタル)本体2,800円+税

履修条件

■「ウェブデザインⅠ」を履修していることが望ましい。

PhotoshopやIllustratorでのデザイン制作やグループワークに主体的に参加できること。日頃から疑問をすぐ調べる習慣があることが望ましい。

ICT活用 ■双方向型授業【実技を伴う授業のため、具体的なPCの操作方法について綿密にやり取りをしながら理解を深める】
■自主学習支援【Eメールやクラウドサービスを使用し、資料配布や疑問点についてオンラインでも対応する】
実務経験 ■実務経験の内容【専門学校や大学でデジタルデザインやWebデザインの講師、企業のWeb制作 Webデザインで2019長野ADC賞受賞】
備考