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キャリアマナー
髙沢 貴子
大学名 清泉女学院大学
学部・学科 人間学部 共通教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 演習
履修区分 選択 単位数 2単位
配当年次 2・3年 開講期
授業の概要

この科目は、キャリア形成において重要な「コミュニケーション力」「課題発見力と主体的な対応力」を身に付けることを目的とした授業です。「コミュニケーション力」の分野では、社会人になると必要とされる「敬語」、就職活動の際の一般教養問題対策に役立つ「語彙・言葉・漢字・標記」の知識を、日本語検定中級のテキストを使用し学びます。また、授業内でロールプレイングを行い、学んだ知識を定着させます。「課題発見力・対応力」の分野では、社会から求められる人物像を考え、その像に適合するために取り組むべき自らの課題を見つけ出し、PDCAの手法を用いてセルフプロデュースしていきます。また、アルバイトや普段の生活の中から課題を発見し、主体的に解決しようとする力を身に付けます。企業内で生じる様々な問題についても具体例をあげ、キャリアの諸理論を参考に検討し、それらの問題への対応の仕方を考えます。それにより、社会に出ることに自信を持ち、実際に社会人となった後も活躍できる力を身に付けます。

学習到着目標

コミュニケーション力の知識の向上に向けて、日本語検定3級合格を目指します。PDCAを用いて課題を発見し対応するサイクルの確立を目標とします。7つの力の内、主にコミュニケーション力と課題発見力を育てます。

成績評価方法

期末試験/50% 態度・意欲・PDCAシート/25% 自己成長記録レポート/25% 

課題に対する
フィードバック方法

課題に対しては、次回の授業で解答・解説をします。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) □ディスカッション・ディベート ■グループワーク □プレゼンテーション(発表) ■実習・実技・実験 □フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

キャリアマナーを学ぶ意義 授業の構成(①コミュニケーション分野②課題発見力・対応力分野)を理解する。

予復習

振り返りシートを記入する

担当
2 内容

①<敬語> 敬語の種類を学ぶ。②セルフプロデュースのために目指す人物像を認識する。PDCAの手法を学ぶ。 

予復習

①分野の復習と問題演習

担当
3 内容

①<敬語> 尊敬語の表現形式を学ぶ。②目指す人物像から自己の課題を発見し、目標を設定しPDCAシートを作成する。

予復習

①分野の復習と問題演習 ②PDCAシートを記入する

担当
4 内容

①<敬語> 謙譲語の表現形式を学ぶ。②作成したPDCAシートの効果的な活用方法(D・C・A)を確認する。

予復習

①分野の復習と問題演習 ②PDCAシートを記入する

担当
5 内容

①<敬語> 丁寧語の表現形式・状況に応じた敬語の使い分けを学ぶ。②社会人基礎力(3つの能力12の要素)について理解する。社会人基礎力チェックシートを作成する。

予復習

①分野の復習と問題演習 ②PDCAシートを記入する 社会人基礎力チェックシートについて考察する 

担当
6 内容

①<敬語> 第三者を交えた敬語を学ぶ。②キャリア構成理論を学ぶ。2サイクル目のPDCAシートを作成する。

予復習

①分野の復習と問題演習 ②PDCAシートを記入する

担当
7 内容

①<敬語> 電話や手紙における敬語を学ぶ。②社会人基礎力(チームで働く力)について、企業内の実例から学ぶ。自己尊重と他者尊重 「気配り・心配り」をチェックシートにより身に付ける。

予復習

①分野の復習と問題演習

担当
8 内容

①<語彙> 言葉と言葉の関係を学ぶ。②キャリアストーリーインタビューから自己理解を促進する。

予復習

①分野の復習と問題演習 ②キャリアストーリーインタビューからリアクションペーパーの作成

担当
9 内容

①<語彙> 類義語・対義語を学ぶ。②プロティアンキャリア理論を学び、企業内の実例と共に考える。自分に引き寄せ、アルバイト等の経験の中から自己の課題を発見し次回のPDCAシートの目標に反映させられるようにする。

予復習

①分野の復習と問題演習 ②PDCAシートを記入する

授業の振り返りをし、次回のPDCAシートの目標を考える

担当
10 内容

②セルフプロデュースにおいて、就職活動にも必要とされる印象管理(挨拶、姿勢、表情)を動画撮影し、自分自身で確認する。その後、課題を発見し新たな目標に加える。

予復習

②PDCAシートを記入する 動画からの学びをリアクションペーパーに記入する

担当
11 内容

①<言葉の意味>多義語・言葉の使い方・慣用句を学ぶ。②計画的偶発性理論を学ぶ。PDCAサイクルを用いることにより、発見した課題が的確に分析・改善され、解決に向かい、自己の成長に繋がっているかを確認し、3サイクル目のシーPDCAシートを作成する。

予復習

①分野の復習と問題演習 ②PDCAシートを記入する

担当
12 内容

①<表記> 送り仮名・仮名遣いの誤りを学ぶ。②意思決定理論を学ぶ。

予復習

①分野の復習と問題演習 ②PDCAシートを記入する 

担当
13 内容

①<漢字> 熟語の構成・形の似た漢字を学ぶ。②論理療法・認知行動療法を学び、自己の思考癖に気付き、自己効力感を高めポジティブな自分になる。

予復習

①分野の復習と問題演習 ②自己効力感を高めるための理論を実践し、リアクションペーパーに記入する

担当
14 内容

①<漢字> 同音異義語・同音異字語・同訓異字語を学ぶ。②前回の授業後のリアクションペーパーの内容をふまえてPDCAシートのまとめをする。

予復習

①分野の復習と問題演習

担当
15 内容

①<漢字>四字熟語とその適切な使い方を学ぶ。日本語検定問題を使用し、知識の定着を確認する。②これまでのキャリアの学びを自信に繋げ、ステップアップするための考察を行う。

予復習

①分野の復習と問題演習 次回の期末試験のための総復習

担当
16 内容

期末試験

予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義・演習は4時間(実技・実習は2時間)程度の予習・復習を奨励します。

教科書

『ステップアップ 日本語講座中級』日本語検定委員会編(東京書籍)

参考書・文献

授業中に紹介いたします。

履修条件

「ビジネス実務」を事前に受講しておくことを強く勧めます。ガイダンスは出席してください。

ICT活用
実務経験 ■実務経験の内容【企業研修セミナー講師、官公庁接遇研修講師・人材育成コンサルタント・専門家派遣事業講師】
■所持している業務関連資格【国家資格キャリアコンサルタント・日本マナー・プロトコール協会講師・JHMAホスピタリティコーディネーター】
備考