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生と死の痛みのケアリングコロキウム
北村 千章・藤井 智惠美・石川 智恵・日下 和代・齋藤 正子
大学名 清泉女学院大学
学部・学科 看護学科 専門教育科目
開講キャンバス 東口 授業形態 演習
履修区分 必修 単位数 1単位
配当年次 4年 開講期
授業の概要

最終学年において、これまで修得してきたケアリングに関する知識と技術と態度を、人間の尊厳の理解と全人的ヒューマン・ケアリングの観点から振り返りつつ、実践看護学のまとめとしてテーマ探究をする。生と死の痛みに対するケアリングの多様性に焦点をあて、「生きるとは人とつながること」の時間性・関係性・自律性の理解を基に看護実践への状況的適用を考察する。

コロキウム(Colloquium)とは、対話・インフォーマルな対談を意味する。看護場面でみる様々な現象をとりあげ、適宜に、専門家や当事者の講話をとおして「対話する時間」を共有する。価値観の優劣や在り方を求めず人間理解を深め、各自の看護観および人生観を構築できるようなディープ・アクティブ・ラーニングをめざす。

学習到着目標

1.人間の尊厳と全人的ヒューマンケアリングの理解に基づき、看護実践のめざすものを探究し明確にしていく。

2.生と死の出来事の底に横たわる痛みの理解とケアリングの多様性を学ぶ。

3.看護医療の専門家や患者・当事者との講話・対話をとおして学び、看護実践へ活かせるように状況的適用を考察する。

成績評価方法

レポート40% 課題20% 積極的準備・参加20% 課題図書レポート20%

課題に対する
フィードバック方法

クラスの中で授業内容や課題学習を通して問いかけ、あるいは発問できるように促し、それに対するクラス全体および個人へのコメントを行う。課題の返却時、コメントをつけて学生へフィードバックをおこなう。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) ■ディスカッション・ディベート ■グループワーク ■プレゼンテーション(発表) □実習・実技・実験 □フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

生と死の痛みに対するケアリングの多様性

予復習

予習:生と死について考えてくる

復習:生と死の痛みに対するケアリングを振り返る

(準備時間1時間以上)

担当

日下

2 内容

「生」人とのつながりを理解する

「生命の尊厳」について

予復習

予習:「生」人とのつながりについて情報収集する

復習:「生命の尊厳」について考える

担当

日下

3 内容

「生まれるー喜びと悲しみ」の見守りと支援

予復習

予習:「生まれるー喜びと悲しみ」を考える

復習:見守りと支援をまとめる

担当

藤井・石川智

4 内容

受精から誕生、その支援

予復習

予習:受精から誕生について調べてくる

復習:支援についてまとめる

担当

藤井・石川智

5 内容

障害とともに生きる:子どもとその家族

予復習

予習:子どもの障害について調べてくる

復習:子どもと家族支援についてまとめる

担当

北村

6 内容

障害とともに生きる:家族会継続的支援活動

予復習

予習:家族化について調べてくる

復習:家族会継続的支援活動についてまとめる

担当

北村

7 内容

障害とともに生きる:がん患者と家族

予復習

予習:がん患者の障害について、調べてくる

復習:がん患者と家族支援についてまとめる

担当

日下

8 内容

障害とともに生きる:精神障害者と家族

予復習

予習:精神障害者の支援について調べてくる

復習:精神障害者と家族支援についてまとめる

担当

日下

9 内容

人と環境の相互作用-震災をとおして

予復習

予習:災害時の支援について考えてくる

復習:支援活動について振り返る

担当

齋藤

10 内容

災害による喪失体験や痛みに対する支援

予復習

予習:災害による喪失体験についての情報取集をする

復習:喪失体験や痛みに対する支援についてまとめる

担当

齋藤

11 内容

在宅療養の家族介護者と本人との関わり合い

予復習

予習:在宅療養の家族介護者と本人との関わりを調べる

復習:関わり合いについてまとめる

担当

斎藤

12 内容

尊厳死について考える

予復習

予習:尊厳死について調べてくる

復習:尊厳死について考察する

担当

日下

13 内容

課題図書からのメッセージ(グループワーク)

予復習

予習:課題図書について調べてくる

復習:課題図書についてまとめる

担当

担当者全員

14 内容

課題図書からのメッセージ(グループワーク)

予復習

予習:課題図書について調べてくる

復習:課題図書についてまとめる

担当

担当者全員

15 内容

課題図書からのメッセージ(グループワーク)発表

予復習

予習:課題図書の発表の準備

復習:課題図書の発表で学んだことを振り返る

担当

担当者全員

16 内容
予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義・演習は4時間(実技・実習は2時間)程度の予習・復習を奨励します。

教科書

適宜配付

参考書・文献

適時提示

履修条件

3年次までの科目の履修

ICT活用
実務経験
備考

可能な限り、ゲスト・当事者をお招きしてコロキウム(対話)をめざす。