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心理基礎演習Ⅰ
田仲 由佳
大学名 清泉女学院大学
学部・学科 心理コミュニケーション学科 専門教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 演習
履修区分 選択 単位数 2単位
配当年次 2年 開講期
授業の概要

本講座は心理コースの専門学習の導入科目である。心理学で用いられる研究法の中で、主に観察法と実験法の理論と技法について学ぶ。学んだことをもとに、グループで簡単な調査を企画・実施する。加えて、本学と地域連携協定を結んでいる信濃町における森林セラピー体験実習を通して、心理学の視点が社会の中でどのように活かされているかを考える。

学習到着目標

心理学で用いられる研究法のうち、観察法と実験法の理論と技法の習得を目指す。それらをもとにグループで簡単な調査を企画・実施することが目標である。一連の活動を通して、7つの力(課題発見力、論理的思考、他者尊重、コミュニケーション力、行動力、企画立案力、発信力)を総合的に修得する

成績評価方法

授業中の課題・活動への取り組み(40%)、レポート(60%)※授業参加姿勢を重視します。

課題に対する
フィードバック方法

課題やコメントに対するフィードバックは授業中に行う。

7つの力ルーブリックアンケートを用いて、自分自身の学修目標の到達状況について自己評価を行う。

アクティブ
ラーニング要素
■外部連携の課題解決型学習(協定あり) ■ディスカッション・ディベート ■グループワーク ■プレゼンテーション(発表) ■実習・実技・実験 ■フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

オリエンテーション

授業の流れと方針について確認する。

予復習

予習:シラバスを読んでくること。

復習:授業内容を復習する。

担当

田仲

2 内容

観察法概論①

観察法の種類について理解する。

実践に向けたグループ分けを行い、テーマを話し合う。

予復習

予習:観察法の配布資料を読む。

復習:観察法の種類を覚える。

担当

田仲

3 内容

観察法概論②

観察法の研究計画の立て方と具体的な手順について学ぶ。

グループで調べ学習を行い研究計画を立てる。

予復習

予習:観察法の配布資料を読む。

復習:研究計画の立て方と具体的な手順を復習する。

担当

田仲

4 内容

行動観察の練習・記録のとり方

親子の相互作用の映像を用いて、行動観察の練習を行う。

予復習

予習:配布資料を読む。

復習:観察記録の取り方を復習する。

担当

田仲

5 内容

観察テーマとリサーチクエスチョンの決定・カテゴリ作成

グループで観察テーマとリサーチクエスチョンを決定する。

カテゴリを挙げ、観察記録用紙の案を作成する。

予復習

予習:研究テーマに関する資料収集を行う。

復習:グループでカテゴリ、観察記録用紙を完成させる。

担当

田仲

6 内容

行動観察実習

学内で行動観察実習を実施する。

予復習

予習:行動観察実習の準備を行う。

復習:得られたデータを整理する。

担当

田仲

7 内容

データ分析

結果の分析を行う。

予復習

予習:分析計画を考えてくる。

復習:分析を進める。

担当

田仲

8 内容

データ分析・報告資料の作成

分析結果をもとにグループで報告資料を作成する。

予復習

予習:発表の流れを考えてくる。

復習:グループで発表資料を作成する。

担当

田仲

9 内容

研究成果の報告会

研究成果をグループごとに発表する。発表に対してピアレビューを行う。

予復習

予習:発表準備を行う。

復習:研究成果をまとめる。

担当

田仲

10 内容

実験法1

心理学における実験の考え方を学ぶ。また、因果関係について学び、なぜ実験が必要なのかを理解する。

予復習

予習:配布資料を読む。

復習:実験法の内容を復習する。

担当

外部講師、田仲

11 内容

実験法2

実験における操作(独立変数)と測定(従属変数)の概念について学ぶ。

予復習

予習:配布資料を読む。

復習:実験法の内容を復習する。

担当

外部講師、田仲

12 内容

実験法3

実験における要因配置と交互作用について学ぶ。

予復習

予習:配布資料を読む。

復習:実験法の内容を復習する。

担当

外部講師、田仲

13 内容

信濃町実習の準備学習

森林セラピー体験実習に向けて、グループで事前学習を行い資料にまとめる。

予復習

予習:信濃町や森林セラピーに関する資料を収集して授業に持参する。

復習:グループで事前学習を資料にまとめる。

担当

田仲

14 内容

信濃町実習

本学と地域連携協定を結んでいる信濃町における森林セラピー体験実習に参加する。

予復習

予習:現地での流れを確認する。質問内容を整理しておく。

復習:グループで報告会の準備を行う。

担当

田仲

15 内容

実習の報告会・学習のまとめ

信濃町実習の報告会を行う。

本講座の学び全体を振り返り、7つの力ルーブリックアンケートを行う。

予復習

予習:報告会の準備を行う。

復習:本講座の学び全体を振り返る。

担当

田仲

16 内容
予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

各回の準備学修の内容を中心に予習する。4時間程度の予習・復習を奨励する。

教科書

特になし。資料は授業中もしくはgoogle classroomを通して配布する。

参考書・文献
履修条件

授業時間外に行う課題に取り組めること。グループ活動に参加できること。

ICT活用 ■自主学習支援【Google classroomを用いて資料・課題を配布する。】
実務経験
備考

外部機関への実習等により変則的なスケジュールとなるため、毎回の予定確認をしっかりと行ってください。