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専門演習ⅠC
村松 直子
大学名 清泉女学院大学
学部・学科 心理コミュニケーション学科 専門教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 演習
履修区分 必修 単位数 2単位
配当年次 3年 開講期
授業の概要

文化の多様性・多面性・多層性と自他の文化を理解するために必要な知識、姿勢、手法を身につける。具体的には次の4つのことを行う。

1.英国(United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)の民族、言語、歴史、文化の多様性・多面性・多層性について理解する。

2.日本と英国の見える文化と見えない文化(深層文化)について理解することで、文化的気づき(cultural awareness)を向上させる。

3.文比比較論と異文化コミュニケーション学の知見を深め、研究手法を理解し、文化の多様性・多層性を捉えるまなざしとスキルを身につける。

4.世界あるいは日本の文化について関心のあるテーマで調査(文献、インターネット、質的調査等を活用)と発表を行う。

授業資料として視聴覚教材も用いる。授業トピックに関連した意見交換やディスカッションを適宜行う。

学習到着目標

文化の多様性・多面性・多層性を理解し、自他の文化を理解するための知識、姿勢、手法を身につける。7つの力の内、課題発見力、論理的思考力、他者尊重、コミュニケーション力の向上を目指す

成績評価方法

授業におけるパフォーマンス(40%)プレゼンテーション・リアクションペーパー(30%) レポート(30%)

課題に対する
フィードバック方法

発表に対しては直後にフィードバックを行う。リアクションペーパー、レポートに対しては次回にフィードバックを行う。7つの力ルーブリックアンケートを用いて,自身の学修目標の到達状況について自己評価を行う。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) ■ディスカッション・ディベート ■グループワーク ■プレゼンテーション(発表) □実習・実技・実験 □フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

オリエンテーション

文化の捉え方

予復習

事前に文化の捉え方にはどのようなものがあるか調べてノートに書いておく。また、日常生活のなかで日本の文化だと思う物事を5つノートに書いておく。リアクションペーパーを提出する。

担当
2 内容

英国の歴史

民族と文化の異なる4つの国(England, Wales, Scotland, Northern Ireland)が統合されて成立した英国(United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)の歴史を理解する。

予復習

授業資料を事前に読み、鍵概念や要点をノートに整理しておく。

リアクションペーパーを提出する。

担当
3 内容

英国の民族と文化

民族的ルーツの異なる人々の歴史と文化について理解する。   

予復習

授業資料を事前に読み、鍵概念や要点をノートに整理しておく。

リアクションペーパーをオンラインで提出する。

担当
4 内容

英国の宗教 日本の宗教

英国の諸民族が持つ諸宗教および19世紀以降の仏教やヒンドゥー教の受容について理解する。

日本の日常生活にも現れている日本の宗教と宗教的世界観について理解する。       

予復習

授業資料を事前に読み、鍵概念や要点をノートに整理しておく。

リアクションペーパーを提出する。

担当
5 内容

英国の階級社会

英国の階級社会を構成する諸階級とその暮らしや文化的特徴について理解する。

予復習

授業資料を事前に読み、鍵概念や要点をノートに整理しておく。

リアクションペーパーを提出する。

担当
6 内容

英国の生活 

都会の生活と田舎の生活スタイルと産業革命前後の生活の変化について理解する。 

予復習

授業資料を事前に読み、鍵概念や要点をノートに整理しておく。

リアクションペーパーを提出する。

担当
7 内容

日本と英国の比較文化論1

見える文化(慣習、行動、言語、芸術等)と見えない文化(価値観、世界観、考え方等の深層文化)について理解する。 

予復習

授業資料を事前に読み、鍵概念や要点をノートに整理しておく。自分の問題意識を発表できるようにする。

リアクションペーパーを提出する。

担当
8 内容

日本と英国の比較文化論2

見えない文化(深層文化)に対する気づきを高める。 

自他の深層文化を客観的に見つめ、尊重する姿勢を育む。

予復習

日本あるいは世界の文化について関心のあるテーマで調べ始める。自分の問題意識を発表できるようにする。

リアクションペーパーを提出する。

担当
9 内容

Cross cultural essay 1

外国出身者が日本で経験した体験を綴ったエッセイを読み、日本文化の行動様式の背景にある価値観や対人配慮の在り方について理解する。

予復習

授業資料を事前に読み、鍵概念や要点をノートに整理しておく。自分の問題意識を発表できるようにする。

リアクションペーパーを提出する。

担当
10 内容

Cross cultural essay 2

外国出身者が日本で経験した体験を綴ったエッセイを読み、日本文化の行動様式の背景にある価値観や対人配慮の在り方について理解する。

予復習

2つの文化を生きる作家によって書かれたエッセイを事前に読む。自分の問題意識を発表できるようにする。

リアクションペーパーを提出する。

担当
11 内容

日本の文化1

日常生活のなかで見られる慣習、日常的な所作、礼儀の背景にある価値観や対人配慮の在り方について理解する。

予復習

授業資料を事前に読み、鍵概念や要点をノートに整理しておく。自分の問題意識を発表できるようにする。

リアクションペーパーを提出する。

担当
12 内容

日本の文化2

日常生活のなかで見られる慣習、日常的な所作、礼儀の背景にある価値観や対人配慮の在り方について、経験と観察に基づいて発表する。

予復習

授業資料を事前に読み、鍵概念や要点をノートに整理しておく。自分の問題意識を発表できるようにする。

リアクションペーパーを提出する。

担当
13 内容

プレゼンテーション準備

世界あるいは日本の文化に関して、見えない文化まで踏み込んで考え、プレゼンテーションの準備をする。      

予復習

プレゼンテーションの準備として情報を収集する。資料を完成させる。自分の問題意識を発表できるようにする。

担当
14 内容

プレゼンテーション1 

世界あるいは日本の文化に関するプレゼンテーションを行う。ディスカッションを行う。

予復習

研究発表のための資料を作成し、決められた時間内で充実した発表ができるように予行練習を行う。

他者の発表に対するフィードバックを記入する。

担当
15 内容

プレゼンテーション2 

世界あるいは日本の文化に関するプレゼンテーションを行う。ディスカッションを行う。

7つの力ルーブリックアンケートを行う。 授業の総括をする。

予復習

プレゼンテーションの他者評価をオンラインで提出する。

他者の発表に対するフィードバックを記入する。プレゼンテーションの内容をレポートに纏めて提出する。

担当
16 内容

        

予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義・演習は4時間(実技・実習は2時間)程度の予習・復習を行う。

教科書

授業資料は適宜配布する。

参考書・文献

適宜紹介する。

履修条件

専門演習ⅡCと専門セミナー(村松)を履修予定の場合は、この科目を履修してください。

ICT活用 ■双方向型授業【学生間のディスカッション 】
■自主学習支援【インターネットや文献を活用した情報収集 GoogleClassroomへの課題提】
■遠隔授業【ZOOMによるリアルタイム(コロナの状況によって)】
実務経験 ■所持している業務関連資格【中学校・高等学校教諭専修免許(英語)・小学校英語指導者資格 ・ MA in TESOL】
備考