21215
専門演習ⅠN
山崎 晃史
大学名 清泉女学院大学
学部・学科 心理コミュニケーション学科 専門教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 演習
履修区分 必修 単位数 2単位
配当年次 3年 開講期
授業の概要

本演習では体験的グループ・ワークと文献講読を行う。ワークでは、自分のものの考え方や感情、対人的なパターンに気づく。文献講読では、ものごとを論理的に理解し、思考する力を身につけていく。また、考えをまとめることができるようになり、良い質問ができるようになり、ディスカッションができるようになることを目指す。全体として「臨床」的なものの見方(=場面や状況に即して人に寄り添うセンス)がテーマとなる。これらは、社会での対話場面や対人援助の仕事への有意義な導入となるだろう。

学習到着目標

問題意識を向けるフィールドを見いだし活動するための準備状態が得られる。聞き、質問し、発言し、対話する力が身につく。ディプロマポリシーにおける課題発見力と論理的思考を習得する。

成績評価方法

(1)準備過程を含む授業での発表(60%)、(2)質疑やディスカッションなど授業関与度(40%)の比率で総合的に評価する。

課題に対する
フィードバック方法

ディスカッションの過程で口頭にてフィードバックを行う。発表の仕方についてはその都度相談に応じる。7つの力ルーブリックアンケートによって、各自の学習目標到達状況の自己評価を行う。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) ■ディスカッション・ディベート ■グループワーク ■プレゼンテーション(発表) □実習・実技・実験 □フィールドワーク □リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

オリエンテーション:本演習の進め方を確認する。

予復習

予習:シラバスから期待や疑問をまとめる。

復習:授業内容をふりかえる。

担当
2 内容

文献購読の方法について

文献講読の進め方とコツを説明する。

予復習

予習:前回を受けて自己の関心をまとめる。

復習:授業内容をふりかえる。

担当
3 内容

体験ワーク1:グループワーク

自己覚知につながるワークを行う。

予復習

予習:ウォーミングアップの課題を行い備える。

復習:授業内容をふりかえり気づきをまとめる。

担当
4 内容

体験ワーク2:グループワーク

チームでのコミュニケーションを感じ取るワークを行う。

予復習

予習:ウォーミングアップの課題を行い備える。

復習:授業内容をふりかえり気づきをまとめる。

担当
5 内容

体験ワーク3:グループワーク

対人援助場面を想定したワークを行う。

予復習

予習:ウォーミングアップの課題を行い備える。

復習:授業内容をふりかえり気づきをまとめる。

担当
6 内容

文献購読1:心理支援の社会的条件

文献該当箇所の報告をふまえて質問やディスカッションをする。

予復習

予習:文献の該当箇所を読んで疑問点などをまとめておく。

復習:関連資料を読み、授業内容をふりかえる。

担当
7 内容

文献購読2:人がそばに「居る」ことの意義

文献該当箇所の報告をふまえて質問やディスカッションをする。

予復習

予習:文献の該当箇所を読んで疑問点などをまとめておく。

復習:関連資料を読み、授業内容をふりかえる。

担当
8 内容

文献購読3:こころとからだ

文献該当箇所の報告をふまえて質問やディスカッションをする。

予復習

予習:文献の該当箇所を読んで疑問点などをまとめておく。

復習:関連資料を読み、授業内容をふりかえる。

担当
9 内容

文献購読4:専門家と素人

文献該当箇所の報告をふまえて質問やディスカッションをする。

予復習

予習:文献の該当箇所を読んで疑問点などをまとめておく。

復習:関連資料を読み、授業内容をふりかえる。

担当
10 内容

文献購読5:遊びの意味

文献該当箇所の報告をふまえて質問やディスカッションをする。

予復習

予習:文献の該当箇所を読んで疑問点などをまとめておく。

復習:関連資料を読み、授業内容をふりかえる。

担当
11 内容

文献購読6:危機がもたらす成長可能性

文献該当箇所の報告をふまえて質問やディスカッションをする。

予復習

予習:文献の該当箇所を読んで疑問点などをまとめておく。

復習:関連資料を読み、授業内容をふりかえる。

担当
12 内容

文献購読7:投影について

文献該当箇所の報告をふまえて質問やディスカッションをする。

予復習

予習:文献の該当箇所を読んで疑問点などをまとめておく。

復習:関連資料を読み、授業内容をふりかえる。

担当
13 内容

文献購読8:喪失について

文献該当箇所の報告をふまえて質問やディスカッションをする。

予復習

予習:文献の該当箇所を読んで疑問点などをまとめておく。

復習:関連資料を読み、授業内容をふりかえる。

担当
14 内容

文献購読9:エビデンスと効率重視の弊害

文献該当箇所の報告をふまえて質問やディスカッションをする。

予復習

予習:文献の該当箇所を読んで疑問点などをまとめておく。

復習:関連資料を読み、授業内容をふりかえる。

担当
15 内容

まとめ

予復習

予習:自分なりに学んだことをまとめておく。

復習:7つの力ルーブリックアンケートに回答し学修の振り返りを行う。

担当
16 内容
予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義・演習は4時間(実技・実習は2時間)程度の予習・復習を奨励します。

教科書
参考書・文献

東畑開人(2019)「居るのはつらいよ-ケアとセラピーについての覚書」医学書院

履修条件

臨床心理学の基礎知識を学んでいることが望ましい。

ICT活用 ■双方向型授業【質問応答やディスカッションを大事にします。】
■自主学習支援【Classroomを活用します。】
実務経験 ■実務経験の内容【発達支援、障害福祉領域の心理支援、コミュニティ支援、ケースワークの経験30年】
■所持している業務関連資格【公認心理師・臨床心理士・精神保健福祉士】
備考