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専門演習ⅡC
村松 直子
大学名 清泉女学院大学
学部・学科 心理コミュニケーション学科 専門教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 演習
履修区分 必修 単位数 2単位
配当年次 3年 開講期
授業の概要

文化の多様性・多面性・多層性と自他の文化を理解するために必要な知識、姿勢、手法を身につける。具体的には次の3つのことを行う。

1.英国、アメリカ、日本、韓国のコミュニケーションスタイルと対人配慮(表現)を学ぶことを通して、見えない文化(世界観、価値観等の深層文化)と対人関係とコミュニケーションスタイルの関係性について理解する。

2.文比比較論と異文化コミュニケーション学の知見を深め、研究手法を理解し、文化の多様性・多層性を捉えるまなざしとスキルを身につける。

3.世界あるいは日本の文化について関心のあるテーマで調査(文献、インターネット、アンケート等を活用)と発表を行う。

授業資料として視聴覚教材も用いる。授業トピックに関連した意見交換やディスカッションを適宜行う。

学習到着目標

文化の多様性・多面性・多層性を理解し、自他の文化を理解するための知識、姿勢、手法を身につける。7つの力の内、課題発見力、論理的思考力、他者尊重、コミュニケーション力の向上を目指す。

成績評価方法

授業におけるパフォーマンス(50%)発表・リアクションペーパー(30%)レポート(20%)

課題に対する
フィードバック方法

発表に対しては直後にフィードバックを行う。リアクションペーパー、レポートに対しては次回にフィードバックを行う。7つの力ルーブリックアンケートを用いて,自身の学修目標の到達状況について自己評価を行う。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) ■ディスカッション・ディベート ■グループワーク ■プレゼンテーション(発表) □実習・実技・実験 □フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

オリエンテーション

予復習
担当
2 内容

英国における諸言語と英語変種

英国各地で使用されている諸言語と主に階級・職業・イングランドの地域により異なる英語変種(Perceived English、Esturay English、Cockney等)について理解する。

予復習

授業資料を読み、重要箇所をノートにまとめておく。

授業を踏まえて考えたことをレビューペーパーにまとめる。

担当
3 内容

世界の英語 

様々なWorld Englishesの音声を聞き、話者の母語が英語スピーチの文法や音声にどのような特徴となって現れるか理解する。

予復習

授業資料を読み、重要箇所をノートにまとめておく。

授業を踏まえて考えたことをレビューペーパーにまとめる。

担当
4 内容

異文化トレーニング

韓国文化と日本文化における対人コミュニケーション・スタイルについて学ぶ。

DIE法を実践する。

予復習

授業資料を読み、重要箇所をノートにまとめておく。

授業を踏まえて考えたことをレビューペーパーにまとめる。

担当
5 内容

越境文学を読む1 

2つの文化を生きる作家によって書かれたエッセイを読み、異文化から学べることを理解する。

予復習

授業資料を読み、重要箇所をノートにまとめておく。自分の問題意識を発表できるようにする。

授業を踏まえて考えたことをレビューペーパーにまとめる。

担当
6 内容

越境文学を読む2 

2つの文化を生きる作家によって書かれたエッセイを読み、バイカルチュラルであることからくる葛藤、文化的気づき、面白さ、意義について理解する。

予復習

授業資料を読み、重要箇所をノートにまとめておく。自分の問題意識を発表できるようにする。

授業を踏まえて考えたことをレビューペーパーにまとめる。

担当
7 内容

文化と対人関係

韓国、日本、アメリカにおける人間関係の有り様に関する文化比較研究の調査結果と考察を読み、文化比較研究の知見と研究手法に親しむ。

予復習

授業資料を読み、重要箇所をノートにまとめておく。

授業を踏まえて考えたことをレビューペーパーにまとめる。

担当
8 内容

研究テーマと研究概要の発表

グループディスカッションとブレインストーミングをするなかで、今後の課題を見出し、研究の枠組みと手法を洗練させる。

予復習

研究テーマと研究概要、自分の問題意識を発表できるようにする。

授業を踏まえて考えたことをレビューペーパーにまとめる。

担当
9 内容

日本的対人関係

日本文化論の諸概念(ウチ・ソト・ヨソ、タテ社会、シマ社会、間人主義、甘え)を用いて日本の社会と日本的対人関係について考え、理解する。

予復習

授業資料を読み、重要箇所をノートにまとめておく。

授業を踏まえて考えたことをレビューペーパーにまとめる。

担当
10 内容

日本的対人関係と日本語コミュニケーションスタイル 

日本語の慣用表現や対人コミュニケーションにおいて頻繁に使用される表現を取りあげて、日本的対人関係の在り方が日本語コミュニケーションにどのように表れているか確認する。

予復習

授業資料を読み、重要箇所をノートにまとめておく。

授業を踏まえて考えたことをレビューペーパーにまとめる。

担当
11 内容

研究発表のための中間報告

グループディスカッションとブレインストーミングを通して、研究のテーマ、枠組み、手法を洗練させる。

予復習

研究発表のための中間報告ができるように資料などをまとめる。

授業を踏まえて考えたことをレビューペーパーにまとめる。

担当
12 内容

英語と日本語におけるコミュニケーション1

アメリカ英語と日本語における物事の捉え方、対人配慮、配慮表現を比較分析する。

ドラマでコミュニケーション・スタイルを理解する。

予復習

授業資料を読み、重要箇所をノートにまとめておく。

授業を踏まえて考えたことをレビューペーパーにまとめる。

担当
13 内容

英語と日本語におけるコミュニケーション2

アメリカ英語と日本語における物事の捉え方、対人配慮、配慮表現を比較分析する。

ドラマでコミュニケーション・スタイルを理解する。

予復習

授業資料を読み、重要箇所をノートにまとめておく。

授業を踏まえて考えたことをレビューペーパーにまとめる。

担当
14 内容

プレゼンテーション1 世界あるいは日本の文化に関するプレゼンテーションを行う。ディスカッションをする。今後の課題を整理する。

予復習

資料を作成し、決められた時間内で充実した発表ができるように予行練習を行う。

他者の発表に対するフィードバックを記入する。

担当
15 内容

プレゼンテーション2 世界あるいは日本の文化に関するプレゼンテーションを行う。ディスカッションをする。今後の課題を整理する。

7つの力ルーブリックアンケートを行う。 授業の総括をする。

予復習

資料を作成し、決められた時間内で充実した発表ができるように予行練習を行う。他者の発表に対するフィードバックを記入する。発表内容をレポートにまとめる。

担当
16 内容
予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義・演習は4時間(実技・実習は2時間)程度の予習・復習を奨励する。

教科書

授業資料を適宜配布する。

参考書・文献

適宜紹介する。

履修条件

専門セミナー(村松)を履修予定の場合は、この科目を履修してください。

ICT活用 ■双方向型授業【学生間のディスカッション クラス・ディスカッション パフォーマンスと発表に対するフィードバック】
■自主学習支援【インターネットや文献を活用した情報収集 GoogleClassroomへの課題提出】
■遠隔授業【ZOOMによるリアルタイム(コロナの状況によって)】
実務経験 ■所持している業務関連資格【中学校・高等学校教諭専修免許(英語)・小学校英語指導者資格 ・ MA in TESOL】
備考