21216
専門演習ⅡF
富永 裕子
大学名 清泉女学院大学
学部・学科 心理コミュニケーション学科 専門教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 演習
履修区分 必修 単位数 2単位
配当年次 3年 開講期
授業の概要

第二言語習得研究・社会言語学・外国語教育・言語政策・語用論などに関する最近の論文を扱い、日本の英語教育を考えるうえで必要なテーマを見出し、関連するデータ収集や研究方法の知識を深めていきます。また、論文を読むことで、論文のスタイルに慣れ、自ら論文を作成する準備ができるようになることをねらいとしています。授業では毎回担当者が関連論文についてプレゼンテーションをしディスカッションを行います。

学習到着目標

この授業では、課題発見力・論理的思考力の養成を図るとともに、学校英語教育という視点から、英語指導者になった際、コミュニケーションを重視した授業に効果的な指導方法や教育アプローチは何かを検討・考察し、外国語学習についての知識を深めることが目標です。また論文の基本的書き方を理解し、論文作成の準備ができるようにします。

成績評価方法

授業への積極的参加(20%)、プレゼンテーション(40%) レポート・課題等(40%)

課題に対する
フィードバック方法

プレゼンテーションのためのレジュメを添削し、評価を与える。前時の授業時に回収したリアクションペーパーについて、コメント・フィードバックをあたえ、足場つくりをしながら学習を進める。7つの力ルーブリックアンケートを用いて、自身の学修目標の到達状況について自己評価を行う。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) ■ディスカッション・ディベート ■グループワーク ■プレゼンテーション(発表) □実習・実技・実験 □フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

オリエンテーション

論文の読み方、論文の構成について学ぶ。

予復習

授業内容を踏まえて、与えられたハンドアウトを読み復習する。

担当
2 内容

論文のスタイル

APAスタイル、MLAスタイルの違いについて知る。

予復習

授業内容を踏まえて、与えられたハンドアウトの論文構成について復習する。

担当
3 内容

論文講読①:

Ogawa & Izumi (2015)

分析的・体験的学習と英語力自信度の関係について学ぶ。

予復習

授業前:論文を読み内容を把握して授業に臨む。疑問点は残したままでよい。授業後:リアクションペーパーの作成をする。

担当
4 内容

論文講読②:

Izumi, Miura, & Machida(2016)

教師にとって体験的学習の重要性について学ぶ。

予復習

授業前:論文を読み内容を把握して授業に臨む。疑問点は残したままでよい。授業後:リアクションペーパーの作成をする。

担当
5 内容

論文講読③:

Sato & Lyster (2007)

ネイティブと学習者同士の会話における効果的影響について学ぶ。

予復習

授業前:論文を読み内容を把握して授業に臨む。疑問点は残したままでよい。授業後:リアクションペーパーの作成をする。

担当
6 内容

論文講読④:

Storch(2002)

ペアワークを成功させる要因について学ぶ。

予復習

授業前:論文を読み内容を把握して授業に臨む。疑問点は残したままでよい。授業後:リアクションペーパーの作成をする。

担当
7 内容

論文講読⑤:

Charkove & Halliday (2011)

文法教育の問題点について学ぶ。

予復習

授業前:論文を読み内容を把握して授業に臨む。疑問点は残したままでよい。授業後:リアクションペーパーの作成をする。

担当
8 内容

論文講読⑥:

Lee & Macaro (2013)

母語の効用について学ぶ。

予復習

授業前:論文を読み内容を把握して授業に臨む。疑問点は残したままでよい。授業後:リアクションペーパーの作成をする。

担当
9 内容

論文講読⑦:

Yonezaki & Ito (2012)

効果的な音読の方法について学ぶ。

予復習

授業前:論文を読み内容を把握して授業に臨む。疑問点は残したままでよい。授業後:リアクションペーパーの作成をする。

担当
10 内容

論文講読⑧:

Shin (2012)

「英語は英語で」を阻む要因について学ぶ。

予復習

授業前:論文を読み内容を把握して授業に臨む。疑問点は残したままでよい。授業後:リアクションペーパーの作成をする。

担当
11 内容

研究の進め方①:

テーマ設定を考える。

興味・関心のある文献の検索方法を学ぶ。

予復習

授業前:ハンドアウトを読み内容を把握して授業に臨む。疑問点は残したままでよい。授業後:研究計画書のドラフトを作成する。

担当
12 内容

研究の進め方②:

データ収集・文献収集の方法を学ぶ。

収集したデータや文献をどのように分類し、整理するか学ぶ。

予復習

授業前:ハンドアウトを読み内容を把握して授業に臨む。疑問点は残したままでよい。授業後:研究計画書のドラフトを修正する。

担当
13 内容

研究の進め方③:

データ処理と論文構成について学ぶ。

収集したデータをどのように分析し、結果を導くかを学ぶ。

予復習

授業前:ハンドアウトを読み内容を把握して授業に臨む。疑問点は残したしたままでよい。授業後:研究計画書のドラフトを修正する。

担当
14 内容

自由テーマによるプレゼンテーション

関心のあるテーマについて、リサーチクエスチョンを発表し意見交換する。

予復習

関心のあるトピックについてレジュメを作成し、プレゼンテーションの準備をする。(準備学習4時間以上)

担当
15 内容

まとめ

7つの力ルーブリックアンケートを行う。

予復習
担当
16 内容
予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義・演習は4時間(実技・実習は2時間)程度の予習・復習を奨励します。

教科書

ハンドアウトを配布する。

その他、授業中に指示する。

参考書・文献

必要に応じて紹介します。

履修条件

外国語学習や英語教育に関心があるもの。専門演習IFを履修していることが望ましい。英語教員を目指しているものが望ましい。

ICT活用 ■双方向型授業【タスク(指導案など)達成のためのアクティブ・ラーニングを行う。】
■遠隔授業【インターネット、プレゼンテーションソフトなどを活用する。】
実務経験 ■実務経験の内容【英語科教諭として中学校・高等学校に勤務経験あり。】
■所持している業務関連資格【中学校・高等学校教諭専修免許(英語)・小学校英語指導者(+)資格】
備考