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専門演習ⅡI
寺門 正顕
大学名 清泉女学院大学
学部・学科 心理コミュニケーション学科 専門教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 演習
履修区分 必修 単位数 2単位
配当年次 3年 開講期
授業の概要

本演習では、「生理機能と心理との相関」をテーマとして、テーマに関する専門書や学術論文等の文献調査に基づいて、各分野における最新のトピックスや、測定・調査方法、データ分析方法、問題点等を概観する。受講生は、各自でテーマを設定し、文献調査や関連資料の収集をとおして、いくつかのレポートを作成する(レポートの作成は、本学期中に4回を予定している)。また、各自のレポート内容の口頭報告に基づいて、全体で討論し、当該分野の専門的な知識を深める。この演習では、質疑応答への積極的な参加が必須となる。その中から卒論のテーマとなる手掛りを見つけてほしい。テーマ選択の重要な手掛かりとなる文献選択は課外での必須作業となる。

学習到着目標

専門分野の文献を要約・発表と質疑応答に参加することで、内容を深く理解する。この演習をとおして、研究テーマの設定(課題発見力)、考察と問題点への気付き(論理的思考)、研究計画の立案(企画立案力と行動力)、文献調査や研究計画の発表(発信力)、質疑応答への積極的な参加(コミュニケーション力と他者尊重)の力を身につける。

成績評価方法

課題への取り組み(30%)、発表内容(40%)、質疑応答への参加態度(30%)により総合的に評価する。

課題に対する
フィードバック方法

授業内での発表に対しては、その場でフィードバックを(講評)を行う。提出された課題に対しては、内容確認ののち、返却する。

また、7つの力ルーブリックアンケートを用いて、自身の学修目標の到達状況について自己評価を行う。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) ■ディスカッション・ディベート □グループワーク ■プレゼンテーション(発表) □実習・実技・実験 □フィールドワーク □リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

ガイダンス

心理学研究における文献調査の意義とその調査方法について

予復習

第1回文献調査の方法についての振り返り

担当
2 内容

生理心理学の概観

生理心理学の研究領域を概観し、さまざまな研究テーマを紹介する

予復習

第2回生理心理学領域での研究の振り返り

担当
3 内容

生理心理学分野での研究方法1

特に中枢神経系指標を用いた研究手法について紹介する

予復習

第3回中枢神経系指標を用いた研究についての振り返り

担当
4 内容

生理心理学分野での研究方法2

自律神経系指標を用いた研究手法の紹介

予復習

第4回自律神経系指標を用いた研究についての振り返り

担当
5 内容

各自のテーマと文献の設定1

各自の興味をもとに、研究テーマの方向性を決定し、文献調査にうつる

予復習

各自が興味を持った研究テーマへの予習

担当
6 内容

各自のテーマと文献の設定2

各自で文献調査を行い、発表論文を選択する

予復習

各自が発表する論文の選択作業の継続

担当
7 内容

文献のまとめと発表1

まとめた文献についての発表と質疑 第1回目

予復習

各自が発表する文献の要約と、その質疑のまとめ

担当
8 内容

文献のまとめと発表2

まとめた文献についての発表と質疑 第2回目

予復習

各自が発表する文献の要約と、その質疑のまとめ

担当
9 内容

文献のまとめと発表3

まとめた文献についての発表と質疑 第3回目

予復習

各自が発表する文献の要約と、その質疑のまとめ

担当
10 内容

文献のまとめと発表4

まとめた文献についての発表と質疑 第4回目

予復習

各自が発表する文献の要約と、その質疑のまとめ

担当
11 内容

卒論に向けた実験計画の立案について

次年度の卒論に向け、実験計画の立案に取り組むための注意事項

予復習

卒論へ向けた興味・関心の整理

担当
12 内容

卒論の実験計画の立案

次年度の卒論に向け、文献調査とともに、実験計画の立案に取り組む

予復習

実験計画立案に向けた文献の要約

担当
13 内容

各自の卒論に向けた実験計画の発表・討論1

各自で立案した卒論の実験計画について発表し、討論する(受講者前半グループの発表)

予復習

発表する実験計画の立案とレポート化

担当
14 内容

各自の卒論に向けた実験計画の発表・討論2

各自で立案した卒論の実験計画について発表し、討論する(受講者後半グループの発表)

予復習

発表する実験計画の立案とレポート化

担当
15 内容

まとめ:全体の振り返り

同時に、7つの力ルーブリックアンケートを実施し、自己評価する。

予復習

全体の振り返り

担当
16 内容
予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義・演習は4時間(実技・実習は2時間)程度の予習・復習を奨励します。

教科書

使用しない。

参考書・文献

特になし

履修条件

授業へ積極的に参加し、興味ある研究分野の探求に取り組むこと。また、春学期の「専門演習Ⅰ」を受講していることが望ましい。

ICT活用
実務経験
備考