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専門セミナー(不開講)
生井 裕子
大学名 清泉女学院大学
学部・学科 心理コミュニケーション学科 専門教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 演習
履修区分 必修 単位数 2単位
配当年次 4年 開講期 通年
授業の概要

本セミナーでは、卒業論文執筆に向けて、研究計画の立て方、仮説やリサーチクエスチョンの設定、調査の実施方法と進め方、データ分析と結果のまとめ方等を身につける。卒業論文を執筆し、研究の成果を卒論発表会で発表する。

学習到着目標

自分で研究テーマを設定し、先行研究を概観した上で、適切な研究方法を選択し、調査を実施し、成果をまとめ、最終的に論文執筆および発表を行うことを目的とする(論理的思考力、行動力)。

成績評価方法

卒業論文(60%)、卒業論文発表会での発表(20%)、論文執筆への取り組み姿勢(20%)により評価する。

課題に対する
フィードバック方法

本セミナーは個人指導を中心として進められる。各学期に1人1回以上行われる研究発表の時には講師から講評を行う。7つの力ルーブリックアンケートを用いて,自身の学修目標の到達状況について自己評価を行う。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) ■ディスカッション・ディベート ■グループワーク ■プレゼンテーション(発表) ■実習・実技・実験 ■フィールドワーク □リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

ガイダンス

授業の概要及び、授業の到達目標を理解する

予復習

専門演習ⅡKで提出された研究計画書を添削して返却する。関連のある先行研究を探す

担当

生井裕子

2 内容

先行研究の調査とまとめ方

研究計画書を踏まえ、先行研究のレビューの方法について学ぶ

予復習

先行研究をレビューしてまとめる

担当

生井裕子

3 内容

研究テーマの設定

研究題目を決定し、提出する

予復習

研究題目を考えてくる

担当

生井裕子

4 内容

研究計画の検討(1)

先行研究のレビューに基づき、自分の研究の目的を明確に立てる

予復習

先行研究をレビューする

担当

生井裕子

5 内容

研究計画の検討(2)

研究の目的を踏まえ、仮説またはリサーチクエスチョンを設定する

予復習

研究の目的を文章化する

担当

生井裕子

6 内容

調査の準備(1)

研究法を決定し、質問紙の選定及び作成・シナリオの作成に取りかかる

予復習

質問紙の選定及び作成、シナリオを作成する

担当

生井裕子

7 内容

調査の準備(2)

質問紙・インタビューシナリオを完成させる

予復習

質問紙の選定及び作成、シナリオを作成する

担当

生井裕子

8 内容

調査の準備と実施

質問紙の印刷・インタビュー実施の準備・調査の実施

予復習

道具の準備、実施にかかる諸調整を行う

担当

生井裕子

9 内容

データ分析(1)

量的研究・質的研究のデータ分析方法について学ぶ

予復習

質問紙のデータ入力、インタビューの逐語データ起こしを行う

担当

生井裕子

10 内容

データ分析(2)

量的研究のデータを分析する

予復習

分析結果を表にまとめた上で結果を記述する

担当

生井裕子

11 内容

データ分析(3)

質的研究のデータを分析する

予復習

分析結果を表にまとめた上で結果を記述する

担当

生井裕子

12 内容

結果のまとめ(1)

量的研究の仮説検証を行う

予復習

仮説検証を行った上で考察を記述する

担当

生井裕子

13 内容

結果のまとめ(2)

質的研究のリサーチクエスチョンに対応した分析を行う

予復習

リサーチクエスチョンを踏まえて考察を記述する

担当

生井裕子

14 内容

論文執筆・発表準備

卒業論文の形式を確認して提出する、発表練習を行う

予復習

発表の準備をする(準備学習時間4時間以上)

担当

生井裕子

15 内容

研究成果の発表(卒業論文発表会)

卒論発表会で研究成果を適切にまとめ、発表する

予復習

発表の準備をする(準備学習時間同上)

担当

生井裕子

16 内容
予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義・演習は4時間(実技・実習は2時間)程度の予習・復習を奨励する。

教科書

小塩真司(著)『SPSSとAMOSによる心理・調査データ解析【第3版】』(東京図書、2018年)3,024円

松浦均・西口利文(編)『観察法・調査的面接法の進め方』(ナカニシヤ出版、2008年)2,376円

参考書・文献

小塩真司・卓香菜子(著)『心理学の卒業研究ワークブック 発想から論文完成までの10ステージ』(金子書房、2015年)2,700円

履修条件

臨床心理学を中心とした領域に関心を持ち、卒業論文執筆を希望している学生。

ICT活用
実務経験 ■実務経験の内容【教育領域における心理支援(13年)】
■所持している業務関連資格【公認心理師・臨床心理士】
備考