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専門セミナー
岡本 かおり
大学名 清泉女学院大学
学部・学科 心理コミュニケーション学科 専門教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 演習
履修区分 必修 単位数 2単位
配当年次 4年 開講期 通年
授業の概要

卒業論文の作成に向けて、臨床心理学に関連するテーマから各自の関心に基づいて、研究テーマを決定し、調査方法や分析方法を選定をする。調査研究を行い卒業論文を執筆する。基本的に学生は授業内に進捗状況を報告し、お互いの研究についてディスカッションを重ねることで、論文執筆に必要な論理的思考力や批判的思考力を養う。調査研究の実施、論文執筆期間には必要に応じて個別指導を行う。

学習到着目標

卒業論文作成に向けて、先行研究に沿って問題を理解し、研究テーマを設定する(課題発見力)。研究計画に基づき、調査研究を遂行し(企画立案力・行動力)、適宜、研究の進捗状況や成果の報告ができる(発信力)。年間を通してゼミ内のディスカッションを通してコミュニケーション力や他者尊重の力を養うと同時に批判的思考・論理的思考力を身に付ける。

成績評価方法

研究への取り組み(30%)・研究成果(50%)・発表(20%)により評価する。

課題に対する
フィードバック方法

毎回の授業で進捗状況に応じてフィードバックを行う。論文の執筆が進んだところでは、必要に応じて個別指導を行う。7つの力ルーブリックアンケートを用いて,自身の学修目標の到達状況について自己評価を行う。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) ■ディスカッション・ディベート ■グループワーク ■プレゼンテーション(発表) □実習・実技・実験 ■フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

ガイダンスと年間計画 本授業と卒業論文作成までのスケジュールを理解する。専門演習での取り組みを振り返り、各自の興味関心に沿って研究テーマを検討する。

予復習

参考文献に目を通しておくと、スムースに卒業研究に取り掛かれるでしょう。

担当
2 内容

研究テーマの設定① 研究テーマに沿った先行研究の探し方、文献の読み方等について確認する。

予復習

研究テーマ設定のため、さまざまな先行研究に当たっておくこと。

担当
3 内容

研究テーマの設定② 先行研究を踏まえて、問題と目的、研究の方法を設定する。

予復習

研究テーマに合った先行研究を探して、読み進めておく。

担当
4 内容

先行研究調査① 各自の研究テーマにそった先行研究を要約して紹介し、ディスカッションを行い、研究テーマへの理解を深める。

予復習

先行研究を要約し、疑問点をメモして授業内でディスカッションできるように準備をする。

担当
5 内容

先行研究調査②  各自の研究テーマにそった先行研究を要約して紹介し、ディスカッションを行い、研究計画書の作成を行う。

予復習

先行研究を要約し、批判的に読むことで問題点や課題を見つける。

担当
6 内容

研究計画案 研究計画および論文執筆に向けたスケジュールを作成し発表する。調査研究の対象や方法について検討する。

予復習

研究の方法について参考文献に辺り、研究計画を作成・修正する。

担当
7 内容

調査準備 各自が調査の準備を行う。この時点では、実施にあたって疑問点や問題点を出し合い、修正する。予備調査や調査に必要な実技練習等を行う。

予復習

各自で調査研究の準備作業を行う。

担当
8 内容

調査準備 各自が必要な実技練習やリハーサルを行うなど調査の準備を進める。

予復習

各自で調査研究の準備作業を行う。

担当
9 内容

データの収集 各自で調査研究を行い、データを収集し記述する。

予復習

データの収集と整理、記述を行う。

担当
10 内容

データの分析 結果の記述から、考察を行う。

予復習

データの分析を行い、考察に入る。

担当
11 内容

論文の執筆作業を進める。これまでの途中経過やその過程で生じた疑問点を報告、検討する。

予復習

論文の執筆作業を進める。先行研究の要約を振り返り、考察に役立てる。参考文献を適宜参照すること。

担当
12 内容

論文の執筆作業を進める。考察と課題を報告し、検討・修正する。

予復習

論文の執筆作業を進める。適宜、先行文献を収集して、考察に深みを持たせる。

担当
13 内容

論文執筆の留意点 論文全体を整える。構成を確認し、目次や要約の作成を行う。誤字脱字のチェック、図表の確認を行う。

予復習

論文全体を振り返り、学術論文の体裁を整える。

担当
14 内容

研究成果の発表準備 各自がスライドの作成し、発表原稿を作成し、発表練習を行う。

予復習

プレゼンテーションの準備を行う。参考文献を適宜参照すること。(準備学習4時間以上)

担当
15 内容

研究成果の発表・まとめ ゼミ内で研究成果の発表を行う。質疑応答、意見交換を行い、それぞれの研究成果を批評し、まとめを行う。7つの力ルーブリックアンケートを行う。

予復習

プレゼンテーションの予行練習をして卒論研究発表会に備える。(準備学習4時間以上)

担当
16 内容
予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義・演習は4時間(実技・実習は2時間)程度の予習・復習を奨励します。

教科書

なし

参考書・文献

松井豊(2010) 改訂新版心理学論文の書き方-卒業論文や修士論文を書くために- 河出書房新社

小塩真司・宅香菜子(2015) 心理学の卒業研究ワークブック 金子書房

履修条件

専門演習IJあるいはⅡJを履修していることが望ましい。

ICT活用 ■双方向型授業【授業内のディスカッションを通して、双方向的に学授業深めていく。】
■自主学習支援【卒業研究・論文の執筆状況に合わせて、適宜個人指導の時間を設ける。】
実務経験
備考

卒業論文は、授業以外に時間と労力をかけて打ち込むことで、この世に2つとないあなたらしい論文となります。自発性と積極性を持って取り組んでください。