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専門セミナー
寺門 正顕
大学名 清泉女学院大学
学部・学科 心理コミュニケーション学科 専門教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 演習
履修区分 必修 単位数 2単位
配当年次 4年 開講期 通年
授業の概要

本セミナーでは、「生理機能と心理との相関」を主なテーマとして扱う。脳波や事象関連電位、皮膚電気活動、呼吸、心電図といった様々な生理心理学的指標についての基礎的検討や、その応用場面への妥当性の検討の他に、生理的変化を伴う心理事象(特に情動)を喚起する刺激事態(音楽や香りの呈示、リラクセーション手法の適用等)についての検討も挙げられる。各自でテーマを設定し、実験・調査を行ない、卒業論文作成につなげる。

卒論作成は限られた時間の中で計画立案から調査・実験の実施、分析と論文執筆まで行なう必要があり、課外の作業が重要となる。担当者は良く言えば、自主性を重んじるタイプのため、自発的、積極的な行動を望みます。

学習到着目標

卒論作成につながる資料の収集、実験・調査の実施、データ分析等を学ぶ。このセミナーをとおして、研究テーマの設定(課題発見力)、考察と問題点への気付き(論理的思考)、研究計画の立案(企画立案力)、実験・調査の遂行(行動力)、文献調査や研究計画の発表(発信力)、質疑応答への積極的な参加(コミュニケーション力と他者尊重)の力を身につける。

成績評価方法

各自のテーマに関する発表(50%)と討論への積極的参加状況(50%)により判断する。

課題に対する
フィードバック方法

各回での進捗に対し、その場でフィードバック(講評)を行う。また、7つの力ルーブリックアンケートを用いて、自身の学修目標の到達状況について自己評価を行う。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) ■ディスカッション・ディベート □グループワーク ■プレゼンテーション(発表) ■実習・実技・実験 □フィールドワーク □リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

ガイダンス

全体の研究の流れ・スケジュールに関しての確認

予復習

年間スケジュールの予定立案

担当
2 内容

研究テーマの決定1

興味を持った研究テーマの方向性の確認

予復習

研究テーマ方向性の予習的検討

担当
3 内容

研究テーマの決定2

研究題目の決定と提出

予復習

研究題目を各自で立案してくる

担当
4 内容

先行研究の検討1

独立変数の設定に関連した先行研究の検討

予復習

先行研究の調査

担当
5 内容

先行研究の検討2

従属変数の設定に関連した先行研究の検討

予復習

先行研究の調査

担当
6 内容

先行研究の検討3

実験・調査手続きの計画立案に関連した先行研究の検討

予復習

先行研究の調査

担当
7 内容

実験・調査計画の立案1

実験・調査計画の立案と教示の検討

予復習

実験・調査計画を各自で立案してくる

担当
8 内容

実験・調査計画の立案2

実験機器の準備および調査項目・質問紙の準備

予復習

記録用紙、調査項目、質問紙の事前準備

担当
9 内容

データの収集1

実験データの収集および調査の実施

予復習

時間外での実験実施ならびに調査実施

担当
10 内容

データの収集2

実験データ収集の継続もしくは調査データの分析前作業

予復習

時間外での実験実施ならびに調査データの分析前作業

担当
11 内容

データの分析1

実験データもしくは調査データの基礎的分析

予復習

時間外での分析作業の遂行

担当
12 内容

データの分析2

実験データもしくは調査データの応用的分析

予復習

時間外での分析作業の遂行

担当
13 内容

データの分析3

実験データの個別データ解析もしくは調査データの多変量解析

予復習

時間外での分析作業の遂行

担当
14 内容

分析結果の考察

分析した実験データおよび調査データの総合的な考察

予復習

時間外での考察作業の遂行

担当
15 内容

全体のプレゼンテーション

結果・考察のプレゼンテーションへのまとめと発表

7つの力ルーブリックアンケートを実施し、自己評価する。

予復習

プレゼンテーション資料の作成

担当
16 内容
予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義・演習は4時間(実技・実習は2時間)程度の予習・復習を奨励します。

教科書

テキストは使用しない。

参考書・文献

随時紹介する。

履修条件

研究テーマは、上記の主テーマに関連したものが望ましいが、他テーマも相談に応じる。テーマ選択のためにも、同一担当者の「専門演習Ⅱ」を受講していることが望ましい。また、人数制限(10名程度)を超える希望者がいた場合は、抽選により決定する。

ICT活用
実務経験
備考