21217
専門セミナー
富島 大樹
大学名 清泉女学院大学
学部・学科 心理コミュニケーション学科 専門教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 演習
履修区分 必修 単位数 2単位
配当年次 4年 開講期 通年
授業の概要

この専門セミナーでは、「認知行動カウンセリング」に関わる研究を進めます。メンタルヘルスに関連する認知行動的側面について、実験課題や質問紙を用いた研究を行います。具体的には感情、行動上の問題に、人の「注意」「解釈」「思考」「記憶」「行動」などがどのように関連しているのかを明らかにし、その研究を卒業論文に繋げます。

学習到着目標

認知行動カウンセリングに関するデータの収集方法、実験・調査を実施し、データを分析する方法、分析したデータについて適切に報告、考察できる力を身につけます。

成績評価方法

各自のテーマに関する準備(50%)、発表(25%)とディスカッションへの参加(25%)により評価を行う。

課題に対する
フィードバック方法

課題への取り組み、発表内容に関してピアレビューおよび教員による講評を授業中に行う。7つの力ルーブリックアンケートを用いて、自分自身の学修目標の到達状況について自己評価を行う。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) ■ディスカッション・ディベート □グループワーク ■プレゼンテーション(発表) ■実習・実技・実験 ■フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

ガイダンス、認知行動カウンセリングが扱う研究領域

年間スケジュールの立案

予復習

復習:年間スケジュールの見直し

担当
2 内容

研究テーマの決定Ⅰ

予復習

予習:研究テーマに関わる先行研究を読む。

復習:研究テーマに関わる研究法を調べる。

担当
3 内容

研究テーマの決定Ⅱ

研究題目の決定と提出

予復習

予習:研究テーマに関わる独立変数と従属変数を書き出す。

復習:研究テーマに関わる先行研究をリスト化する。

担当
4 内容

先行研究の調査Ⅰ

予復習

予習:研究テーマに関わる先行研究をリスト化する。

復習:研究テーマに関わる先行研究をリスト化する。

担当
5 内容

先行研究の調査Ⅱ

予復習

予習:研究テーマに関わる先行研究をリスト化する。

復習:文献一覧から先行研究の問題点を抽出する。

担当
6 内容

先行研究のまとめとリサーチクエスチョンの決定

予復習

予習:先行研究の問題点をまとめ、リサーチクエスチョンを書き出す。

復習:先行研究の研究方法をリスト化する。

担当
7 内容

調査票・実験課題の作成Ⅰ

予復習

予習:研究計画(調査・実験計画、調査・実験方法、集計方法)を書き出す。

復習:予備調査・予備実験を実施し、計画を修正する。

担当
8 内容

調査票・実験課題の作成Ⅱ

予復習

予習:調査フォーム、実験参加フォームを作成する。

復習:調査フォーム、実験参加フォームに自分で回答してみて、必要な修正を行う。

担当
9 内容

データ収集Ⅰ

予復習

予習:データ収集の依頼先をまとめる。

復習:集まったデータを仮集計してみる。データ収集を進める。

担当
10 内容

データ収集Ⅱ

予復習

予習:データ収集の依頼先をまとめる。

復習:集まったデータを仮集計してみる。データ収集を進める。

担当
11 内容

データの分析Ⅰ

予復習

予習:集まったデータをグラフ化し、計画している分析が適切か考える。

復習:データの分析方法を調べる。

担当
12 内容

データの分析Ⅱ

予復習

予習:集まったデータを分析する。

復習:データ分析の結果をまとめる。

担当
13 内容

論文作成Ⅰ

予復習

予習:問題、方法、文献一覧を書いてみる。

復習:結果、考察を書き進める。

担当
14 内容

論文作成Ⅱ

予復習

予習:これまで書いた原稿を修正する。

復習:プレゼンテーション資料の作成を行う。

担当
15 内容

全体のプレゼンテーション

予復習

予習:プレゼンテーションの予行演習を行う。

復習:質疑応答を受けて、卒業研究のまとめを行う。

担当
16 内容
予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義・演習は4時間(実技・実習は2時間)程度の予習・復習を奨励します。

教科書

特に指定しない。授業内で資料を配布する。

参考書・文献

豊田秀樹(編著)(2008). データマイニング入門 東京図書 豊田秀樹(編著)(2009). 検定力分析入門 ―Rで学ぶ最新データ解析― 東京図書豊田秀樹(編著) (2014). 共分散構造分析ーR編ー東京図書

履修条件

専門演習ⅠB、ⅡBを履修しておくことが望ましい。

ICT活用 ■自主学習支援【Google classroomを利用して課題を配布する。】
実務経験 ■実務経験の内容【【教育領域における心理的支援・心理教育、医療領域における心理的支援】】
■所持している業務関連資格【【公認心理師・臨床心理士】】
備考