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卒業研究・論文
専任教員
大学名 清泉女学院大学
学部・学科 心理コミュニケーション学科 専門教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 演習
履修区分 必修 単位数 8単位
配当年次 4年 開講期 通年
授業の概要

「卒業研究・論文」は、共通教育と専門教育の学びを積み上げながら最終学年に研究活動を実践する、4年間の学修の総仕上げをする機会として位置づけられています。個別の科目としては、2年次のコース毎の「基礎演習」、3年次の「専門演習」、そして4年次の「専門セミナー」の流れで、担当教員から指導を受け、リサーチの方法を学び、その活動を実践します。学生はそれぞれのテーマに基づいてリサーチし、その内容を論文や制作物にまとめ、卒業論文発表会で口頭発表・ポスター発表の形で4年生、3年生と教員にむけて発信します。

学習到着目標

専門科目で学んだ内容と方法を応用しながら、読む力、考える力を高め、リサーチとそれに基づく考察をまとめ、それをさらに伝える力、書く力を養い、それを発表の形で発信してゆくすべを身につけてゆきます。こうした研究活動の過程で、自ら課題を発見し、研究者のアイデアを尊重し、論理的に考える訓練をし、それを伝達する能力と技術を学び、最後にそれを適切に発信してゆくすべを学びます。

成績評価方法

毎週の課題20%,論文作成60%,最終発表20%。

課題に対する
フィードバック方法

①先行研究の文献リストを提出する際に、記述の方法にコメントしフィードバックする。②論文指導の際に研究の進捗状況を確認しフィードバックする。③発表の準備、リハーサルにおいてフィードバックする。本学の「身につける7つの力」を全般に伸ばす機会とします。「7つの力ルーブリック・アンケート」を用いて、自身の学修目標の到達状況について自己評価をおこなう。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) ■ディスカッション・ディベート ■グループワーク ■プレゼンテーション(発表) □実習・実技・実験 □フィールドワーク □リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

卒業研究・論文の概要 

年間を通しての論文作成の概要と手続きについて学ぶ。

予復習

4年生の新学期の時点で、指導教員と相談のうえで、研究のテーマを決定しておく。

担当
2 内容

論文作成の方法   

論文作成の工程 要素と過程について理解する。

予復習

先行研究をしながら、テーマ、題目を詰める。 

担当
3 内容

研究テーマの選択・設定 

研究の対象、領域・分野、テーマを絞り込み選択する。

予復習

卒論のテーマを決定し、卒論の題目を教務学生課に提出する際に、十分に準備をし書式を整えておく。 

担当
4 内容

リサーチの方法 

インターネット情報検索 図書館・研究室・本屋の利用 

予復習

指導教員の課題に応える。個人で指導を受ける際には進捗状況を書面で報告する。(準備学習時間4時間以上) 

担当
5 内容

論文作成の計画 

全体像 月ごとの計画 概要の作成 キーワード 研究項目

予復習

指導教員の課題に応える。個人で指導を受ける際には進捗状況を書面で報告する。 

担当
6 内容

文献・資料の収集  

資料収集・先行研究 資料整理の方法 ノート・メモ 

予復習

指導教員の課題に応える。個人で指導を受ける際には進捗状況を書面で報告する。 

担当
7 内容

先行研究の方法  

自らの興味・関心をテーマとして集約し、枠組みの収め、形づくる。

予復習

指導教員の課題に応える。個人で指導を受ける際には進捗状況を書面で報告する。 

担当
8 内容

中間発表 

他からのコメントを自らの研究に効果的に活かす。他の研究から学ぶ。

予復習

プレゼンの方法を学び、他の履修者のプレゼンに対してもコメントをし、自らもコメントから改善する。(準備学習時間4時間以上)

担当
9 内容

先行研究の実践  

自らの研究の位置づけ、限界と独自性を見いだす。

予復習

指導教員の課題に応える。個人で指導を受ける際には進捗状況を書面で報告する。 

担当
10 内容

主張の追求 

対話と思索を通して、自らの論理だて・筋道、主張を確認する。

予復習

指導教員の課題に応える。個人で指導を受ける際には進捗状況を書面で報告する。 

担当
11 内容

論文の構成 

章立て 研究の流れと効果的な説得と提示の方法を学ぶ。

予復習

指導教員の課題に応える。個人で指導を受ける際には進捗状況を書面で報告する。 

担当
12 内容

文献リストの作成 

レファレンスの必要性

予復習

指導教員の課題に応える。個人で指導を受ける際には進捗状況を書面で報告する。 

担当
13 内容

註の作り方 

研究と論文作成の決まり事、論拠を固めて検証する。

予復習

プレゼンの方法を学び、その準備をする。(準備学習時間4時間以上)

担当
14 内容

最終の仕上げ 

最終発表 点検項目表を用いて最終点検を実施する。

予復習

論文の点検表に基づいて最終点検を行う。(準備学習時間4時間以上) 

担当
15 内容

プレゼンの方法  「7つの力ルーブリック・アンケート」をおこなう。

資料作りとリハーサルを通して自らの研究を見直す。 

予復習

ゼミ内の発表に十分準備をし、リハーサルをして臨む。(準備学習時間4時間以上) 

担当
16 内容

卒論発表会での発表 

口頭発表・ポスター発表 発表説明を通して理解を深める。

予復習

グループと個人でで発表準備とそのリハーサルを行う。(準備学習時間4時間以上) 

担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義・演習は4時間(実技・実習は2時間)程度の予習・復習を奨励します。

教科書

指導教員がはじめの授業で指示する。

参考書・文献

河野哲也『レポート論文の書き方』第3版 慶応大学出版会 

更に、履修者のテーマに沿って個別に紹介する。

履修条件

専門セミナーの時間以外にも指導の時間が必要となる。自らたてた論文作成計画に従って進める。そして、卒論の提出期日は必ず厳守する。

ICT活用
実務経験
備考