22022
心理学実践ワークショップ
寺門 正顕
大学名 清泉女学院大学
学部・学科 心理コミュニケーション学科 専門教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 演習
履修区分 必修 単位数 2単位
配当年次 1・2年 開講期
授業の概要

心理学には、それを専門職として社会の各方面で直接活用している部分と、ふだん意識しなくても心理学的な素養としてさまざまな職業や社会生活に間接的に応用している部分がある。このような心理学の直接的・間接的な社会的役割や応用事例について、各分野から講師を招き、キャンパス内での能動的な体験をすることと、実例紹介を通して以下のテーマを主体的に理解することを目的としている(テーマ例:ソーシャルスキル・トレーニング(SST)体験、メディアの心理学的効果、テレビCM分析、接客コミュニケーションの原則、顧客への対応、心理学の臨床現場への応用例としてのストレス対処、他)。本演習では、社会の各場面に応用されている心理学を受講者自身が事前に調べ、ワークショップへの能動的な参加の後に社会的役割について各自で振り返る復習から成り立っている。事前学習と復習とそれぞれにリアクションペーパーまたはレポート提出が必要となる。

学習到着目標

ワークショップの体験に基づいて、社会の中で心理学が果たしている役割・課題について発見的に理解し説明できる。また、心理学が社会のどこに応用され、今後の自らの心理学学習における課題に気づく「課題発見力」と、他者とのかかわり方へのヒントや異なる意見を尊重する大切さを学ぶ「他者尊重」の力を身につける。

成績評価方法

振り返りシート(リアクションペーパー)提出状況と内容(50%)、最終レポート(50%)

課題に対する
フィードバック方法

提出された振り返りシートとレポートについては、内容確認ののちに返却する。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) ■ディスカッション・ディベート ■グループワーク □プレゼンテーション(発表) □実習・実技・実験 □フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

ガイダンス:

心理学の直接的・間接的な社会的役割や応用事例について

予復習

第1回(心理学の社会的役割や応用)の振り返り

担当

寺門 正顕

2 内容

コミュニケーション分野(1)カウンセリングの原理

基本原理の概説とワークの実施

予復習

第2回(カウンセリングの基本原理)の振り返り

担当

寺門 正顕

3 内容

コミュニケーション分野(2)ワークショップ1

グループワークによるカウンセリングの体験

予復習

グループワークについて各自で振り返り

担当

寺門 正顕

4 内容

コミュニケーション分野(3)(SSTについて)

SST(ソーシャルスキル・トレーニング)についての概説

予復習

第4回(SST)の振り返り

担当

寺門 正顕

5 内容

コミュニケーション分野(4)ワークショップ2

グループワークによるSSTの体験

予復習

グループワークについて各自で振り返り

担当

寺門 正顕

6 内容

産業・社会(1)販売の心理

販売現場で用いられている様々な心理的技法についての概説

予復習

販売現場で用いられている心理的技法について事前調査を行なってくる

担当

寺門 正顕

7 内容

産業・社会(2)事例報告:販売心理

販売分野に関する外部講師によるレクチャー

予復習

第7回(販売分野に関する外部講師による講義)の振り返り

担当

寺門 正顕

外部講師(販売分野)

8 内容

産業・社会(3)ワークショップ:販売心理

POP制作に関するグループワーク

予復習

グループワークについて各自で振り返り

担当

寺門 正顕

9 内容

メディア(1)映像・メディアの心理

映像・メディアの中で用いられている心理的技法についての概説

予復習

テレビ番組の中で用いられている心理的技法について事前調査を行なってくる

担当

寺門 正顕

10 内容

メディア(2)事例報告:映像・メディア心理

映像制作分野に関する外部講師によるレクチャー

予復習

第10回(映像制作分野における外部講師による講義)の振り返り

担当

寺門 正顕

外部講師(映像制作分野)

11 内容

メディア(2)ワークショップ:映像・メディア心理

テレビCM分析に関するグループワーク

予復習

グループワークについて各自で振り返り

担当

寺門 正顕

12 内容

臨床・福祉(1)ストレス対処の心理学

ストレスのメカニズムとその心理的対処法略についての概説と心理テストによる自己分析

予復習

ストレスに関する自記式チェックリストを元に自己分析し、ストレスへの対処を振り返る

担当

寺門 正顕

13 内容

臨床・福祉(2)睡眠の心理学

睡眠のメカニズムの概説と、各自の睡眠状態に関する自記式テストによる自己分析

予復習

睡眠状態を各自で自己分析し、自己の睡眠の改善に向けて振り返る

担当

寺門 正顕

14 内容

臨床・福祉(3)自己分析の心理学

自己に対する心理分析のグループワーク

予復習

グループワークについて各自で振り返り

担当

寺門 正顕

15 内容

まとめ

予復習

授業全体を通してレポートにまとめ期限までに提出する

担当

寺門 正顕

16 内容
予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義・演習は4時間(実技・実習は2時間)程度の予習・復習を奨励します。

教科書

使用しない

参考書・文献

講義中に随時紹介する。

履修条件

心理コースの必修科目。

ICT活用
実務経験
備考