大学名 |
清泉女学院大学 |
学部・学科 |
心理コミュニケーション学科 専門教育科目 |
開講キャンバス |
上野 |
授業形態 |
講義 |
履修区分 |
選択 |
単位数 |
2単位 |
配当年次 |
1年 |
開講期 |
春 |
授業の概要 |
本講義では、心理学に必要とされる統計法に関して、数値化・数量化・尺度化、データ整理、基本統計量、分布、母集団と標本抽出、相関などの基本的な概念と統計手法を理解するために、日常的な心理現象から例をピックアップし、簡単な問題練習を通して課題解決の方法としてそれらを身につける。最終的には、社会における心理的現象の中から統計的手法によって解明できる課題を発見し、論理的に分析・考察できることを目指す。
|
学習到着目標 |
次のテーマについて回答できることを目指す。①測定値における有効数字 ②測定尺度の性質 ③平均値と分散 ④正規分布 ⑤相関
また、ものごとの違いや関連性について統計的(客観的)な見方ができる「課題発見力」と、ものごとの差異や関連について客観的事実をもとに論理的に考える「論理的思考」を身につける。
|
成績評価方法 |
授業中に出す課題の提出(20%)と中間テストの結果(30%)および、最終筆記試験の結果(50%)による。
|
課題に対する フィードバック方法 |
毎回の授業で復習課題を課し、次回授業の最初に正答をフィードバックし自己採点を行う。
|
アクティブ ラーニング要素 |
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) □ディスカッション・ディベート □グループワーク □プレゼンテーション(発表) ■実習・実技・実験 □フィールドワーク □リアクションペーパー |
授業計画 授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当 |
1 |
内容 |
心理学・社会学と統計(記述と推測)
記述統計と推測統計について
|
予復習 |
第1回(記述統計と推測統計)の振り返り
|
担当 |
|
2 |
内容 |
数値と変量
有効数字と丸め
|
予復習 |
第2回復習課題(有効数字と丸め)の遂行
|
担当 |
|
3 |
内容 |
尺度
名義尺度、順序尺度、間隔尺度、比例尺度
|
予復習 |
第3回復習課題(各尺度の分類)の遂行
|
担当 |
|
4 |
内容 |
数量化と測定
心理学における測定の実際例
|
予復習 |
第4回復習課題(数量化)の遂行
|
担当 |
|
5 |
内容 |
データの整理①(集計と度数)
度数分布の作成
|
予復習 |
第5回復習課題(度数分布)の遂行
|
担当 |
|
6 |
内容 |
データの整理②(比率と指数)
比率の算出と指数
|
予復習 |
第6回復習課題(比率と指数)の遂行
|
担当 |
|
7 |
内容 |
基礎統計量①(代表値)
代表値(平均値、中央値、最頻値)の算出
|
予復習 |
第7回復習課題(代表値)の遂行
|
担当 |
|
8 |
内容 |
基礎統計量②(散布度)
散布度(範囲、四分領域、分散、標準偏差)の算出
|
予復習 |
第8回復習課題(散布度)の遂行
|
担当 |
|
9 |
内容 |
正規分布①(概念)
正規分布の特徴について
|
予復習 |
第9回(正規分布について)の振り返り
|
担当 |
|
10 |
内容 |
正規分布②(利用、標準化)
標準化と相対的位置、偏差値への応用
|
予復習 |
第10回復習課題(標準化と相対的位置)の遂行
|
担当 |
|
11 |
内容 |
相関係数①(概念)
相関係数の概念と影響する諸要因について
|
予復習 |
第11回(相関係数について)の振り返り
|
担当 |
|
12 |
内容 |
相関係数②(算出)
相関係数の算出と決定係数
|
予復習 |
第12回復習課題(相関係数の算出)の遂行
|
担当 |
|
13 |
内容 |
回帰分析
回帰直線の算出
|
予復習 |
第13回復習課題(回帰分析)の遂行
|
担当 |
|
14 |
内容 |
検定と推定①:区間推定
標本抽出と平均値の区間推定
|
予復習 |
第14回復習課題(区間推定)の遂行
|
担当 |
|
15 |
内容 |
検定と推定②:t検定
様々なt検定の演習
|
予復習 |
第15回復習課題(t検定)の遂行
|
担当 |
|
16 |
内容 |
期末試験
|
予復習 |
|
担当 |
|
|
準備学修 (予習・復習)時間 |
「各回の準備学修」項目を確認し、講義・演習は4時間(実技・実習は2時間)程度の予習・復習を奨励します。
毎回の授業内容に応じた復習課題を繰り返し練習することで、統計的知識の定着を図る。
|
教科書 |
山内光哉『心理・教育のための統計法<第3版>』(サイエンス社)
|
参考書・文献 |
授業中に紹介する
|
履修条件 |
基礎から学びます。電卓(安価なもので可:ルート計算機能とメモリー計算機能付きのもの)を必ず用意して下さい。
|
ICT活用 |
■自主学習支援【Google Classroomを利用して課題を配布する。】 |
実務経験 |
|
備考 |
|