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心理データ解析Ⅱ
松崎 圭佑
大学名 清泉女学院大学
学部・学科 心理コミュニケーション学科 専門教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 演習
履修区分 選択 単位数 2単位
配当年次 2年 開講期 集中
授業の概要

調査や実験から得られたデータの分析方法について演習形式で授業を行う.重回帰分析や分散分析、因子分析といった多変量解析の方法を学び、模擬データを用いて調査分析の一連の流れも経験する。統計ソフトHADを使ったデータ処理の方法を学ぶ.

なお,レジメは初回までにはGoogle classroomを通してアップしておく.授業は可能な限り分析に時間を取りたいので,各自予習をしたうえで授業に参加してほしい.

学習到着目標

心理学における調査での大規模データの分析で必要となる多変量解析の基礎的考え方とその分析手法の実際を演習形式で学ぶ。

重回帰分析や分散分析、因子分析といった応用的な統計技法を学び、目的に合わせた統計処理ができるようにすることを目的とする.また,統計ソフトHADの使い方をマスターする.学修を通して、課題発見力、論理的思考を身につけることを目標とする.

成績評価方法

まとめ課題(75%×3),平常点(授業や課題への参加意欲と取組姿勢を含む)25%によって評価する.

課題に対する
フィードバック方法

授業内課題はGoogle classroomを通して提示し,次の時間に概況としてコメントを返す.テストについては,後日結果を返却する.

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) □ディスカッション・ディベート □グループワーク □プレゼンテーション(発表) ■実習・実技・実験 □フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

ガイダンス

心理学における調査データの分析と多変量解析について学ぶ

予復習

予習:シラバス内容を熟読しておくこと.

復習:今回の授業内容の復習

担当
2 内容

分散分析(復習)

分散分析の基本的な考え方を復習し、1要因での分散分析を実行する。

予復習

予習:資料あるいはテキストで分散分析について事前に学習してくる.

復習:今回の授業内容の復習課題

担当
3 内容

2要因(参加者内×間)分散分析

混合要因の分散分析について学び、主効果と交互作用効果の違いについて学ぶ。

予復習

予習:資料あるいはテキストで2元配置の分散分析について事前に学習してくる.

復習:今回の授業内容の復習課題

担当
4 内容

2要因参加者内分散分析

2要因参加者内について学び、主効果と交互作用効果の違いについて学ぶ。

予復習

予習:資料あるいはテキストで2元配置の分散分析について事前に学習してくる.

復習:今回の授業内容の復習課題

担当
5 内容

2要因参加者間分散分析

2要因参加者間について学び、主効果と交互作用効果の違いについて学ぶ。

予復習

予習:資料あるいはテキストで2元配置の分散分析について事前に学習してくる.

復習:今回の授業内容の復習課題

担当
6 内容

分散分析まとめ

分散分析についての学修まとめテストを行う

予復習

予習:テストの準備(分散分析).

復習:テストでできなかった内容の復習

担当
7 内容

重回帰分析1

重回帰分析の基本的な考え方を学び、HADを用いた分析方法と結果の読み取りを行う。

予復習

予習:資料あるいはテキストで重回帰分析について事前に学習してくる.

復習:今回の授業内容の復習課題

担当
8 内容

重回帰分析2:モデルの選択

重回帰分析におけるモデルの考え方を学び、モデルの比較と選択を学ぶ。

予復習

予習:資料あるいはテキストで重回帰分析について事前に学習してくる.

復習:今回の授業内容の復習課題

担当
9 内容

重回帰分析3:ダミー変数と階層的投入法

ダミーコードを用いた変数の作成方法と、階層的な投入法について学ぶ。

予復習

予習:資料あるいはテキストで2元配置の分散分析について事前に学習してくる.

復習:今回の授業内容の復習課題

担当
10 内容

重回帰分析まとめ

重回帰分析についての学修まとめテストを行う

予復習

予習:テストの準備(重回帰分析).

復習:テストでできなかった内容の復習

担当
11 内容

因子分析1:因子分析とは

因子分析の基本的な考え方について学び、分析から因子の命名までの流れを体験する。

予復習

予習:資料あるいはテキストで因子分析について事前に学習してくる.

復習:今回の授業内容の復習課題

担当
12 内容

因子分析2:回転(直交回転と斜交回転)

因子の抽出方法や因子の回転について学ぶ。

予復習

予習:資料あるいはテキストで因子分析について事前に学習してくる.

復習:今回の授業内容の復習課題

担当
13 内容

因子分析3:尺度の作成と注意点

因子分析、信頼性分析、尺度の合算といった、尺度の作成方法を学ぶ。

予復習

予習:資料あるいはテキストで尺度作成・信頼性分析について事前に学習してくる.

復習:今回の授業内容の復習課題

担当
14 内容

因子分析4:共分散構造分析

共分散構造分析の考え方と図表の読み方について学ぶ。

予復習

予習:資料あるいはテキストで共分散構造分析について事前に学習してくる.

復習:今回の授業内容の復習課題

担当
15 内容

応用的な分析方法

授業のまとめ(因子分析テスト)を行うとともに,授業で扱えなかった分析方法について紹介する。

予復習

予習:テストの準備(因子分析).

復習:テストでできなかった内容の復習

担当
16 内容
予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義・演習は4時間(実技・実習は2時間)程度の予習・復習を奨励します。

教科書

毎回プリントを配布する

参考書・文献

SPSSとAmosによる心理・調査データ解析[第3版]小塩真司 東京図書

履修条件

t検定,相関分析等の基本的な統計方法,SPSSの基本的な使用方法を理解していることを前提として授業を行う.春学期「心理データ解析Ⅰ」の内容と連続しているため,本科目の受講者は「心理学情報処理Ⅰ」を受講しておいてほしい。

ICT活用 ■自主学習支援【Google classroomを利用して課題を配布する。】
実務経験
備考